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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮は世界の拉致被害者をすぐに返せ!国際セミナー報告2(2014/03/06)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.03.06)

櫻井よしこ

 拉致問題の解決には、どうしても日本国政府の政治力を結集して当たらなけれ
ばならないわけです。その意味で、当初から熱心にこの問題に関わり、支えてく
ださった議連の皆様方、またその会長の平沼様本当にありがとうございました。

 次にご来賓にご挨拶をお願いいたします。本来今日は古屋圭司拉致担当大臣が
いらっしゃる予定だったのですが、国会で質問が出ていて、それに回答しなけれ
ばならないため、どうしても(予算)委員会の席を離れることができないという
ことで、副大臣の西村康稔さんにお越しいただきました。

◆3月下旬に北朝鮮の人権状況に関し人権理事会が決議

西村康稔・拉致問題担当副大臣

 みなさんこんにちは。今日は参議院予算委員会の1日目ということで、全閣僚
が答弁に立つため参加できません。私が変わりましてご挨拶を申し上げます。

 今日は飯塚代表や平沼会長からもお話があり、タイや韓国の方々も来られてい
ます。心を一つにして行動していく大きなステップにこの会がなるようにお願っ
ています。

 ご承知の通り、国連のCOI(調査委員会)の報告書が発表されました。カー
ビー委員長初め3人の委員が来日され、私も古屋大臣と一緒に意見交換をさせて
いただきました。もちろんこれまで北朝鮮がやってきたことについて本当に熱心
に質問がありましたけれど、併せて北朝鮮の今の状況や今後国際社会がどういう
行動を取ればいいのかということまで意見交換しました。

 今後の報告書をしっかりとフォローアップして、そこに書いてあることが実現
できるように政府としても精一杯取り組んでいきたいと思っています。一番最初
の取り組みはこの17日に行われる人権理事会で、そこに飯塚代表にも行ってい
ただきますが、そこで議論がなされ、3月下旬には北朝鮮の人権状況に関する決
議が行われる予定ですので、その中にこの報告書の内容がしっかりオーソライズ
されて盛り込まれるよう政府として全力て取り組みます。

 さらに、拉致された被害者の家族の皆様方は相当年月を経ておられますので一
日も早く解決をしなければならないとの思いで取り組んでいますが、本当に早期
解決に向けて全力を挙げて取り組むことをお誓い申し上げて本日のご挨拶に代え
させていただきます。今日のセミナーが解決に向けた大いなる一歩となるよう期
待したいと思います。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。ありがとうご
ざいます(拍手)。

櫻井よしこ ここから第1部の討論に入りたいと思います。私たちは極めて画期
的な国連調査委員会の報告を受けましたが、これは第1段階に過ぎません。この
調査委員会の報告を現実にどのように活かしていくのか。

 現実化していくためには、ただ単に正義を語るだけでは足りないわけで、北朝
鮮の後ろに控えている中国、これは報告の中でもはっきりと明記されていますが、
このような国々をどのように動かしていくのか、国際世論をどういうふうに作っ
ていくのかということを考えなければならないと思います。

 今私たちが直面している国際社会の潮流は並大抵のものではありません。アメ
リカのオバマ大統領がどちらかというと内向きになっていて、国際社会のもめご
とにはあまり関与したくないとでもいうかのような姿勢を垣間見ることがしばし
ばです。

 そのような中で、人類が作る21世紀の地球社会で、このような人道に対する
犯罪が行われ続けていいはずがありません。しかもその国は私たちのすぐ身近に
ある。私たちは直接国民を拉致されて巻き込まれているわけですから、ここは日
本国民全員が心を決めて、国連の委員会の調査報告書というものを現実政治の中
で、現実世界の中でどうやって活かしていくのかについて、しっかりと議論をし
て、決意を持って実行していかなければならない。

 その観点から、ヒューマン・ライツ・ウォッチの日本代表、土井香苗さんは、
これまで世界の人権問題についてはっきりしたメッセージを発信してこられまし
たし、ヒューマン・ライツ・ウォッチ自身がメッセージを発するとともに取り組
んだ行動力で、世界の人権状況の改善に努めてこられました。

 そのような観点から我々は今何をすべきか、他国にどのような圧力をかけるべ
きか、そういうことを具体的にお話しいただければと思います。宜しくお願いい
たします(拍手)。

第1部 国連調査委員会報告をどう活かすか

◆日本政府が人権理事会に書いているドラフトは非常に弱いらしい

土井香苗 ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表

 今日は貴重な機会をいただきましてありがとうございます。カービー委員長の
報告書は内容は本当にすばらしいものです。100点満点だと思います。しかし
これは第1歩に過ぎず、第5歩、第6歩までいって本当の国際的なプレッシャー
になるものです。

 拉致問題の解決、北朝鮮の人権問題の解決に向けた第1歩に過ぎないが、しか
し重要な第1歩が示されたと感じています。これは日本の、具体的に言えば、安
倍首相の類まれなるリーダーシップがあってこそ実現できたことです。本来なら
ば、カービー委員会はもっと早く組織されるべきであったわけですが、今このタ
イミングになった大きな理由は、安倍政権であったからと思っています。日本の
安倍政権というのはヒーローであったとまず言いたいと思います。

 では我々は第2歩に向けて何をすべきかですが、「安倍政権というのはヒーロー
であった」と過去完了形の状態で、この1、2週間くらい、暗雲がたれこめてい
るという情報に接しました。

 第1歩が完璧なものになったのも皆様のお声があってこそで、被害者の方々が
一致団結して声を上げたからです。その上で安倍首相のリーダーシップがあり、
頑として動かなかった国際社会を動かした面がありますので、もう一度第2歩に
向けて皆様の結束をお願いしたいと思います。私も持てる力をすべて捧げて皆様
をご支援したいと思います。

 では第2歩というのは何なのか、国際社会の最大のプレッシャーとは何なのか
ことをまずお伝えしたいと思います。

 ゴールは何かというと、国連安全保障理事会による経済制裁であり、刑事訴追
を含めた責任追及だと思います。これは実は、カービー委員長が実際に提案して
いることで、報告書の中の94項(a)と(c)にあります。それは経済制裁と
法的責任の追及であると明記してあります。これは非常に大きなプレッシャーで
す。

 人権問題が解決しなければ、拉致被害者や特定失踪者などを返さなければ経済
制裁、すなわちお金がなくなるというものです。また人権侵害をやめなければ国
際裁判にかけられるかもしれない。これが今国際社会が持ち得る最大のカードで
す。そのカードを使いなさいとカービー委員長は言いました。非常にありがたい
勧告だと思います。

 日本は経済制裁をしていますが二国間のものです。これが国連安保理になれば
強烈な制裁になります。

 先ほど西村副大臣が言われましたが、まず3月17日からジュネーブで国連人
権理事会の質疑が行われます。ここでカービー委員長の提案をオーソライズして
盛り込むことが必要です。そうでなければすばらしい勧告だけれども、残念なが
ら棚の上に置いておくだけになりかねないわけです。つまり、国連人権理事会で
決議をすることが非常に重要です。

 この決議案の第1ドラフトを書く国は、実は我が国、日本なんです。しかし、
残念ながら日本政府は今怠惰だと聞いています。また私が聞いている限り、カー
ビー委員長はちゃんとしたものを書いたけれど、日本政府が書いているドラフト
は非常に弱いと聞いています。

 弱いと言っても0点ではありません。まず、国連で人権問題を取り扱っている
事務局のスタッフはこれまでパートタイムの人が一人いただけということです。
この陣容を強化することは大事なことですが、ここに今日お名前を連ねておられ
る先生方が非常にご尽力をしてくださり、これについては日本政府のドラフトに
盛り込まれる方向性だと聞いています。

 しかし、スタッフの増員は技術的なことに止まってしまうわけで、本当に北が
嫌がることはプレッシャーです。これは安保理が行動することで、経済制裁と法
的な制裁です。そのアクションを要求しているという情報は残念ながら今のとこ
ろありません。

 これは一生に一度しかない、二度とこのような報告は出ないわけですから、こ
こでモメンタムを失ってはならないと思います。これから2、3週間が正念場で
す。去年の人権理事会で安倍首相が見せてくださったすばらしいリーダーシップ
をまた是非とも発揮していただきたい。また皆様のご努力をお願いしたいと思い
ます(拍手)。

櫻井よしこ どうもありがとうございました。日本がドラフトを書く立場にあり
ながら、その内容が十分ではないというご指摘は深刻に受け止めなければならな
いと思います。なぜなら安倍政権は、必ず拉致問題を解決すると国民に約束をし
ているわけですから。また平沼先生初め、拉致議連の先生方はずっとこの問題に
熱心に関わってきたわけですから。

 日本がドラフトを書くというチャンスを与えられた時に、なぜ日本国政府の決
定や方針がきちんとドラフトにつながらないのかということです。これは何かの
意志の疎通があるのかと思いますが、是非国会議員の先生方がしっかり監督し、
第1ドラフトに盛り込むべき内容を盛り込んでいただきたいと思います。

 次に、民主党の松原仁さんにお願いします。与党、野党の立場を超えて、担当
大臣や議連の幹事長として最も熱心に取り組んでこられた国会議員の一人です。

(3につづく)




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