救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

訪米報告と米大統領面会報告、最新情勢報告-東京連続集会106



◆トランプ大統領に、個人的な気持ちの力強さを感じた

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
 国民大集会が終わった後、5月の一番大きな山と言っていいトランプ大統領との面会がありました。27日の午後に、2017年11月以来2回目の面会がありました。
 今回の日程を見ても、常識的に考えると私たちと会う時間はほとんどないのに時間を作っていただきました。これは北朝鮮にダイレクトに、日米の絆の強さ、人権問題では日米は絶対譲らないということを確認できたことで我々は勇気づけられますし、北朝鮮は、拉致問題はこのままではいけないんだというところに追い込まれたのかなと思っています。
 大統領の横には、ボルトン主席補佐官やポッテンジャーさんもおられました。ポッテンジャーさんが一番先に入ってこられたんですが、位置の関係で私とすぐに目が合って、どちらが来たのか分からないくらい握手をしていただきました。私はその場で、「力強い支援に感謝します」という言葉を伝えました。
 大統領と話をした後、ボルトンさんが私の所に寄ってきてくださって、「久しぶりです。また会えましたね」と言われ、私からも「ご協力ありがとうございます」と申し上げ、絆というか信頼感があり一枚岩だなということが実感できました。
 また、トランプ大統領との懇談では、通訳を含め一人2分ということでした。元々の予定は13時5分から30分間ということでしたが、首脳会談の時間が延びたため、私たちの面会は13時55分からになったのですが、14時38分まで、43分間会っていただきました。
 飯塚代表と私と、耕一郎君と有本のお父さん、そして私の母が話しました。有本のお父さんは結構長い話になるのですが(笑)、大統領を前にしても演説をぶってしまい、政府の方々が「ちょっと」と止めている中で、やめるかなと思ったら大統領が、「何か言いたいことがあるんだろう。何?」と聞いてくださったこともあって、我々の考え方や気持ちが少しでも多く伝わっただろうし、そこで事務的に「終わりだよ」とはしないアメリカ政府の熱い心を感じることができて、そこは有本さんの年の功というか、大きな面会の場面でした。
西岡 (有本さんは)英文の手紙を準備していたんでしょう。大統領が「どこにあるんだ」と言ったら、NSCの日本部長が手で振って見せたら、「俺の机の上に置いておけ」と指示してくれたとある人から聞きました。
横田 大統領が私たちの前にいて、NSCの日本部長ジョンソンさんが席の後ろに座っていたのですが、有本のお父さんが「手紙を日本のアメリカ大使館に渡した」という話をした時に、トランプ大統領が「どこにあるんだ」と言われ、後ろの方で「持っています」というジェスチャーをされたのですが、「持ってこい」という話になって、まるでこづかいみたいにジョンソン部長が大統領の後ろに来て手紙を渡したら、「これは必ず見るし机の上に置いておく」とその場で私たちに表明してくださって、本当に心がこもったことをやってくれました。
 また、母がしゃべった時も、母はトランプ大統領に父親的な父性的な何かを感じるとよく言うんですが、そういう温かさはいつも感じることができるからこそ、一国のリーダーとして、父親として、この拉致問題、人権問題は絶対許さないんだということを示してくださっているのだろうと思います。
 私が2017年9月にポッティンジャーさんと会って話したことが、その後の国連総会でのトランプ大統領の発言につながったと思いますし、今回の限られた面会の中で私がお伝えしたのは、トランプ大統領がメラニア夫人や娘のイバンカさんを愛しているように、私の父と母もめぐみを愛しているんです。ただそれが40年間拘束され続けているために会うことができていない。この非道さを是非分かってほしいんだ、ということをお伝えしました。
 そしたら、私の発言をそこでさえぎって、「絶対君の活動を止めてはならない。絶対止めるな」と言ってくださって、本当に個人的な気持ちの強さというものを感じました。


  
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