救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致被害者の即時一括帰国を!国民大集会報告



◆ただ待っていては絶対北朝鮮は動かない

増元照明(増元るみ子さん弟)
 皆さん、こんにちは。1999年にこの大集会を開いてから20年近くになりますが、その間、毎回この場所におられた数人の顔が見られなくなりました。我々の仲間にも多くの物故者がおられます。
 こんな長い時間、拉致被害者を救出できない。救出できなかった家族会の力も申し訳なかったと思いますが、私は春の集会ですべての国会議員の皆さんにブルーリボンバッジをつけていただきたいと申し上げました(拍手)。
 それは今年こそが最後のチャンスだろうから、せめてこの40年、家族会ができてから20年放置してきた皆さんに、拉致被害者のことを、一日一回だけでも意識してもらいたいから、ブルーリボンバッジをつけることで意識するでしょう。
 そして救出に邁進してもらいたいからそう申し上げたんですが、なかなかそれが普及しないようです。立憲民主党の拉致問題対策本部長が枝野さんであることを今日初めて知ったのですが、是非付けていただくようおっしゃってください。国民民主党の代表に方にも是非付けていただくようおっしゃってください(拍手)。
 そして北朝鮮に対して、日本は絶対に引かないという国会議員の意思も、国民の意思も、示していっていただきたいんです。
 さらに、現状維持がいいと思うこともあるんですが、実はもっと日本にはできることがあるんじゃないですか。北朝鮮を追い詰めて、北朝鮮が動かざるを得ない状況になるには、日本がもっとやるべきことがあるんじゃないでしょうか。ただ待っていてはだめで、絶対北朝鮮は動きませんよ(拍手)。
 まず日本が、国内にいる北朝鮮シンパの人たちを日本の法律の中でしっかりと始末していくこと、これが一つあるんじゃないでしょうか(拍手)。それは人権という問題ではありません。
 アメリカのクリストファー・ヒルでさえ、日本はイランを擁護しているじゃないかと言われましたよ。私たちがテロ支援国家を解除しないでくれと言った時。確かにそうです。何も言えませんでした。デビッド・アッシャーは、「あなたちの国では北朝鮮と関係がある企業を温存しているではないか」と言われました。それを言われたら何も言えなくなります。
 私たちの国には、あのテロ支援国家を擁護、支援する団体がまだ現存するんです。それを放置しておいて、北朝鮮にものが言えるんですか。各国に協力を求められるんですか。できないと私は思っているんです。それさえできないなら、言ってはならないと思っています。
 昨今、総裁選で石破さんと安倍さんの立場が北朝鮮政策で完全に別れました。これを見ても分かりますが、石破さんの発言は、拉致被害者は死んでいるという前提のものです。生きていると信じておられるなら、櫻井さんがおっしゃったように、「返せ」という言葉を言えばいい。
 連絡所を設置するというのは、日本政府が納得できるだけの死亡の報告をしなさい。そしてそれを検証する。日本にも連絡所を作ってやるということでしょうが、それは拉致被害者が死亡という前提の連絡所ですよ。こんなことを言う。メディアの方もそうですが、本当に救出しようという心があるんですか。
 拉致被害者は生きているというのが我々日本政府、家族会の大前提であり、私たちもそう信じています。信じているからこそ救出運動をやってきたんです。20数年も。死亡を前提にするような考え方なら、国会議員やメディアは私たちの敵じゃないですか(拍手)。とても許すことはできません。
 拉致被害者は生きています。生きている拉致被害者を取り戻せない国は、とんでもない国だということを今日早紀江さんがあれだけ厳しい口調でおっしゃった。このことを国会議員の皆さん、本当に心に止めておいてください。
 私たちはもう国内で戦うことをしたくないんです。皆さんと共に、拉致被害者は生存していると全国に広めて、みんなが協力してもらえる体制を作りましょう。宜しくお願いいたします(拍手)。


  
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