救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮の再調査結果、予想される問題点?東京連続集会81 全記録



◆家族が納得できる合意文書になっていない

中山 被害者が日本人ということであれば、やはり被害者側を納得させる解決、被害者の関係者が納得する解決が必要になると思います。無体なことを言う方々ではありませんので、きちんとした、納得できる状況があれば納得できる筈なんです。
 ところが、今の北朝鮮側の説明というのは、子どもだましのような、本当に人をばかにしたような作り話が伝えられてきているだけですから、これで家族に納得せよと言っても納得できる筈がないというのが現状だと思っています。
 今回の調査を行って、これを最終的なものと考えるというのが合意文書にあります。日本側もこれに応じて、最終的に北朝鮮に対する措置を解除すると表明しています。
 北朝鮮側も日本側も、今回の調査が最終的なものとしています。

西岡 前文では、「北朝鮮側は、過去北朝鮮側が拉致問題に関して傾けてきた努力を日本側が認めたことを評価し、従来の立場はあるものの、全ての日本人に関する調査を包括的かつ全面的に実施し、最終的に日本人に関する全ての問題を解決する意思を表明した」となっています。
 そして、「日本側は、これに応じ、最終的に現在日本が独自に取っている北朝鮮に対する措置(国連安保理決議に関連して取っている措置は含まれない)を解除する意思を表明した」となっています。
 しかし誰が、いつ「最終的」と判断するのか。北朝鮮が調査して日本に通報するということしか書いてないわけです。そこが危険なところで、北朝鮮は、「これで最終的な調査をしたんだ」として終わりにする危険性が残る。


  
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