救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録



救う会会長 西岡力

 皆さん、ありがとうございました。きょうは日本人は怒っている、オールジャパンで怒っているということを十二分に示せたと思っております。

 今、政界はいろんなことがあります。しかし、どんな枠組みになっても、ここにいらっしゃる先生方が政府に入り、野党になろうと変わらないんです。そして日本全国、北海道から沖縄まで、日本人は全部怒っているということが、今日、知事の会と地方議員の会も主催者に入って下さいまして、証明できたじゃないですか(拍手)。

 金正恩は誤解してもらったら困る。遺骨だけを返すなどして日本から何か取れると思ったら大変な誤解だ。10年経って日本人の怒りが下って拉致問題を誤魔化しても日本から何か取れると思ったら誤解だ。そのことをまず伝えなくちゃいけない(拍手)。

 政府間協議でまずやってほしいことはそのことです。正しく日本を伝えてほしい。

 そして、もう一つ伝えてほしいことがある。私たちは既にめぐみさんたち北朝鮮が死んだと言っている人たちが生きているということを知っている。そして、北朝鮮が認めていない人が拉致被害者だということを知っているということです。確実な情報がたくさんあります。

 例えば救う会は、市川修一さんが96年まで金正日政治軍事大学から龍城(リョンソン)招待所まで日本語を教えに行っていた。96年まで生きていたという情報を持っています。

 また、めぐみさんが2001年まで平壌の龍城区域の七宝山(チルボサン)招待所で暮らしていた。94年に再婚して、96年に男の子を産んだという複数のほぼ確実な情報を持っています。産経新聞が報道しましたが、そのうちの一つは我々が入手したものです。

 そしてもう一つ、金正恩は日本に接近せざるを得なくなってきて、今年の7月ぐらいの情報ですが、平壌に10人前後の日本人被害者を集めている。国家保衛部が集めたそうであります。そしてその人たちに接近する者は地位の高低を問わずすべてスパイとみなすという厳しい管理をしていると聞いています。国家保衛部が管理している被害者は残念ながら認定被害者ではないと思われます。彼らの管理は3段階です。国家保衛部、それから工作機関、一番秘密をたくさん知っている人たちは組織指導部が管理しています。こういうことも私たちは知っているんです。

 全部出しなさい。わかっているんです。いくら嘘をついてももうダメだということを伝えたい。嘘はこちら側が騙されている間は有効なんですが、確実な証拠があるんだということを怒りと共に伝えて、我々は怒っている、そして嘘は通じないということを伝えて、全員取り戻すために頑張ろうではありませんか(拍手)。

 1000万署名まであと少しです。皆様方にも署名用紙をお配りいたしました。頑張って、北朝鮮の人口の半分、署名して彼らに見せつけようではありませんか。一緒に頑張りましょう。(拍手)

櫻井 ありがとうございました。北朝鮮の人口の半分の署名を集めようではありませんか、という西岡さんの言葉。私たちが実践をして見せましょう。そして日本国民も日本政府も、同胞を決して見捨てないということを証明しようではありませんか。きょうは本当に、皆様方、ありがとうございました。(拍手)

 そしてきょう、お出でになって下さった国会議員の皆様方、地方議会の皆様方、どうぞ国民代表として力を尽くしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いを致します(拍手)。

 どうもありがとうございました。本当にありがとうございました。拉致被害者のご家族の皆さんは闘いが終わるまで元気でいらして下さい。お体を大事にして下さい。私たちはその日まで一生懸命に支え続けます。頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。



  
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