救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全国協議会幹事会開催(2000/06/05)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■全国協議会幹事会開催

 救う会全国協議会では6月4日、大阪府堺市で幹事会を開催しました。会議には全国
の救う会の代表と家族会から横田滋代表及び早紀江夫人、有本恵子さんのご両親であ
る明弘さん・嘉代子さんが参加、また地方議員の会からは三宅博幹事(八尾市議)が
出席されました。
 会議の後参加者及び大阪を中心とした近畿の救う会のメンバー合計約50人が泉北高
速線泉ヶ丘・南海高野線堺東駅前で街頭活動を実施。署名活動を行いました。署名活
動には横田めぐみさんの事件を初めて国会で取り上げた西村真悟前衆議院議員も参加
されました。この日1日で1500人分余の署名が集まりました。

★下半期の活動--「年内解決」を強く要求

 幹事会では平成12年下半期の活動が討議されましたが、その中で基本方針として年
内解決をめざすことが決まりました。これは日朝交渉をターゲットにして日本政府及
び北朝鮮当局に解決を求めていくものです。そして年内に解決できなかった場合は日
本側から交渉を打ち切り経済制裁(船舶の入港禁止、モノ・カネの流れの遮断など)
の実施を求めるというものです。

★総選挙への対応

 国会議員アンケートの結果などをもとに次の「救う会とほぼ同じ認識の国会議員」
及び「望ましくない議員」を選定しました。
 総選挙に向けては前職議員に加え、それ以外の候補者からもアンケートを募り、そ
の結果を選挙区別にホームページ上で公表する予定です。

 ●「救う会とほぼ同じ認識の前職国会議員」(選挙区は前職時のものです。回答し
た参議院議員で衆院に転出する方は入っていません。それらを整理したものは後日発
表する予定です。なお、このリストは前に一度お送りしたものからこちらのミスで欠
落していた方を入れ、逆に日朝友好議連参加者を除外しました。元の選択基準は基本
的認識について、「国家犯罪であり、許すことはできない」との回答ないしその他の
回答で同趣旨の記載のあった人、さらに制裁措置について、「すべき」ないし「北朝
鮮の誠意ある姿勢がなければすべき」とした人です。それ以外の項目や過去の活動も
参考にしています)

 達増拓也(岩手1区)・佐々木洋平(岩手3区)・中野正志(宮城2区)・中山利生
(茨城3区)・上田清司(埼玉4区)・福永信彦(埼玉5区)・加藤卓二(埼玉11区)・
岩國哲人(東京6区)・平沢勝栄(東京17区)・江口一雄(千葉2区)・松本和那(千
葉7区)・浜田靖一(千葉12区)・松本純(神奈川1区)・菅義偉(神奈川2区)・飯
島忠義(神奈川4区)・松沢成文(神奈川9区)・冨沢篤紘(神奈川13区)・吉田六左
エ門(新潟1区)・小川元(長野4区)・奥田建(石川1区)・笹木竜三(福井1区)・
渡辺周(静岡6区)・武藤嘉文(岐阜3区)・青山丘(愛知7区)・中井洽(三重1区)・
川端達夫(滋賀1区)・田端正広(大阪3区)・中野寛成(大阪8区)・樽床伸二(大
阪12区)・中村鋭一(大阪14区)・西村眞悟(大阪17区)・塩田晋(兵庫10区)・奥
野誠亮(奈良3区)・平沼赳夫(岡山3区)・石破茂(鳥取1区)・安倍晋三(山口4区)
・関谷勝嗣(愛媛1区)・松下忠洋(鹿児島3区)・鰐淵俊之(比例北海道)・玄葉光
一郎(比例東北)・今田保典(比例東北)・萩野浩基(比例東北)・枝野幸男(比例
北関東)・小島敏男(比例北関東)・葉梨信行(比例北関東)・佐藤謙一郎(比例南
関東)・漆原良夫(比例北陸信越)・坂口力(比例東海)・古川元久(比例東海)・
西村章三(比例四国)・古賀一成(比例九州)・権藤恒夫(比例九州)・島津尚純
(比例九州)・宮路和明(比例九州)

 ●「望ましくない国会議員」(選定理由は最後につけた資料をご参照下さい)

 野中広務(京都4区)

 また、総選挙終了後あらためて国会議員にアンケートを行い、あわせて休眠状態に
なっている拉致議連の再構築を求めていくことになりました。

★7月を運動月間に設定

 アピールの内容は日朝交渉の日程によっても異なりますが、7月を行動月間とし、
全国で活動を行うこととなりました。署名活動はすでに136万2千人分が政府に提出さ
れていますが、さらに13万8千人分以上を集め、累計150万としてその運動月間終了後、
そのときの総理に提出する予定です。会議では「日にちを絞って全国一斉の運動をお
こなったらどうか」との提案もなされ、今後時期をみて検討することとなりました。
 また、この月間内に20日には宮城・22日には三重で救う会の正式立ち上げ(現在は
準備会として活動中)が行われます。なお、救う会は6月4日に島根・鳥取で結成が行
われ、現時点で準備会を含め全国協議会加盟組織は25になりました。

★その他

 次のような活動を行っていくことが確認されました。
●政府の不作為の責任を問う訴訟の手続きの検討。
●北朝鮮側に対し拉致された日本人の調査を目的とする訪朝団の受け入れを要請する
●韓国家族会との連携
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(資料)
                 野中広務氏について
                               佐藤勝巳 

 拉致は、日本国民が領土内から北朝鮮の工作機関によって公然と連れ去られた、人
権と主権の重大な侵害事件である。これを解決する責任は日本国政府にある。従って、
今回の衆議院総選挙でも当然、主要争点とされるべきものだ。
 われわれはこれまで、北朝鮮に拉致された日本人を救出するための国民運動を全国
で展開してきた。その立場から、野中広務自民党衆議院議員候補がこれまで拉致問題
解決をどのように妨げてきたかを明らかにし、野中氏が今回の選挙で当選すると「拉
致問題解決に大きな障害となる」という我々の判断を広く主権者たる国民各位に訴え
るものだ。

1 野中氏は平成2年(1990)、金丸訪朝団の一員として北朝鮮を訪れて以来、国家公
安委員長を含む政府と与党の要職を歴任しながら、日朝国交正常化を「ライフワーク」
(『文藝春秋』今年6月号)として取り組み、訪朝を重ね北朝鮮要人・朝鮮総連幹部
とも接触を続けてきた。しかし、拉致問題解決を積極的に取り上げてこなかった。そ
れどころか、平成9年(1997)11月の訪朝で、「拉致」を「行方不明者」と言い換える
北朝鮮のごまかしに積極的に加担した。
 拉致家族は、平成9年3月まで実名を出して世論に訴えることを控えてきた。それは、
すでに昭和63年(1988)国会で、北朝鮮による拉致だと公式答弁した日本政府・与党が、
被害者救出に全力で取り組んでくれるはずだと信じていたからだ。野中氏は、その家
族の気持ちを踏みにじり、拉致問題の解決抜きでの日朝修交をなそうと活動してきた
のだ。その意味で、拉致問題解決がここまで遅れたのは、野中氏に大きな責任がある。
これは「不作為」の政治犯罪といってもよいものだ。

2 野中氏、いまだに拉致被害者家族に一度も会っていない。それどころか昨年12月、
村山訪朝団幹事長として北朝鮮に出発する前、家族と我々支援者が国会議員会館の野
中氏の部屋へ訴えに行ったときも、部屋の中に入れることすら拒否するという不誠実
な対応を取った。
 北朝鮮要人には面会するが、北朝鮮の国家犯罪と日本政府の無策によって「生き地
獄」の苦しみを20年以上味わい続けている拉致家族に、慰労の言葉の一言もかけない
野中氏は、日本の国会ではなく北朝鮮の国会議員がふさわしいのではないか。
 
3 野中氏は、横田めぐみさん拉致が明らかになり、家族会が結成されて拉致解決を
求める世論が高まりだした平成9年以降も、拉致解決を北朝鮮に厳しく迫ることを避
け、年間100万トン規模のコメ支援を実行しようと活動し続けてきた。
 具体的には、野中氏の意を受けた京都農協の幹部が平成9年だけで4回訪朝し、その
幹部の働きかけで全国農協連合会が政府に「北朝鮮に100万トンのコメを支援すべき」
と決議するまでに至った。
 平成9年8月上旬、訪朝を控えた和田静夫・日朝友好連帯日本会議議長(元衆議院議
員)に、森喜朗(当時自民党政調会長)現総理とともに会い「審議官級の協議が、国
交正常化に向けて途絶えることのないように。そうすれば食糧支援の用意がある」と
いうメッセージを北朝鮮に伝えることを依頼した(和田氏記者会見)。
 平成10年(1998)4月6日、自民党本部での講演で「拉致疑惑があるから食糧は送るな
との意見は強いが(北朝鮮とは)従軍慰安婦や植民地、強制連行があった。近くて近
い国にしたい。日本はコメが余っているのに隣人を助けることができないのは恥ずか
しい。壁を破ってでも食料援助をすべきだと思って環境整備をしている」(産経同年4
月7日)と語り、拉致解決ぬきで北朝鮮との関係改善を目指す立場を明確にした。

4 野中氏は平成11年(1999)後半頃になり、やっと拉致解決の道筋について語り始め
る。国民の拉致解決への関心が高まったの押されてのことと推定される。しかしその
道筋は、「隣国が困っているのに援助せず、心を通わせないで、拉致疑惑をはじめと
する問題が解決するのか」(平成11年12月5日NHK日曜討論)という、屈辱的で非現実

なものだ。
 国民の人権と国家の主権を踏みにじり続けているテロ国家に、一方的に譲歩を続け
てどうして被害者を取り戻すことができるのか。そもそも、善意で心が通じ合うよう
な相手が、13歳の少女をはじめとする無辜の民を拉致していくだろうか。

5 平成12年(2000)3月、10万トンのコメ支援が決定された。家族と我々は、外務省
前と自民党本部前で抗議の座り込みを行った。
 野中氏は、自民党本部裏口から逃げ出した上、「日本国内で一生懸命吠えても横田
めぐみさんは返ってこない」(3月29日島根県での講演)と、家族の涙の訴えを動物
と同じ「吠える」という表現を使って貶めた。このような人物は、国会議員としての
適性を欠くものと考える。




  
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