救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

日韓救援組織共同声明発表(2000/04/21)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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4月30日は東京・日比谷公会堂へ! (午後1時半?4時予定)

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための第2回国民大集会
(横田めぐみさんたちを救出するぞ!国民大集会)開催
一人でも多くのご参加をお待ちしております。お誘い合わせの上おいで下さい。

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■日韓救援組織共同声明発表

 韓国ではこの2月末に被拉致者の家族会が結成されていますが、この家族会と日本
の救援組織(家族会・地方議員の会・救う会全国協議会)が合同で初めて共同声明を
発表しました。
 地方議員の会はこの4月16日から18日にかけて韓国へ調査団を派遣しました。参加
者は真鍋貞樹副会長(小平市議)・北條正幹事(敦賀市議)・和田有一朗神戸市議・
木村有紀子事務局員と荒木和博救う会全国協議会事務局長の5名(家族会は委任)、
18日に行われた記者会見には日程の都合で先に帰国した北條幹事を除く4名が参加し
ました。
 韓国ではまだ救出運動が始まったばかりで、世論の理解もまだ十分でなく、金大中
政権が対北融和政策のためマスコミの報道も遠慮がちです。ご家族は日本での運動に
も大きな期待をかけておられます。韓国のご家族から見ると日朝交渉のたびに日本政
府が拉致問題を出していることは極めてうらやましいとのことです。ご家族の苦しみ
は日本も韓国も同じです。日本の問題を解決するためにも韓国のご家族へのご協力を
お願い申し上げます。
 なお、来る4月30日の国民大集会には韓国からご家族2名と支援グループの方1名が
来日されます。

                共同声明

 私たちは日本人・韓国人をはじめ北朝鮮に拉致されたすべての人々を一刻も早く帰
還させるよう北朝鮮当局に要求するとともに、日韓両国政府がこのために全力を尽く
すよう求めるものである。
 北朝鮮に拉致された韓国人は韓国政府の発表で454人、日本人は日本政府の発表
で10人にのぼる。しかし、実際には両国ともこれをはるかに上回る人々が拉致された
と推定されている。
 何の罪もない、北朝鮮に対し敵対的行為をしたわけでもない人々が家族のもとから
突然引き裂かれ何十年も消息すら知らされず、政治犯収容所などで人間以下の苦しみ
を余儀なくされているのである。このような非人道的行為が許されていいはずはない。
 これ以外にも北朝鮮には朝鮮戦争時の韓国軍捕虜の問題、日本からの帰国者および
その日本人家族の問題、さらには2000万民衆に対する人権弾圧や政策的飢餓など、数々
の人権問題が存在する。もちろん離散家族の自由な往来は早急に実現されねばならな
い。自由民主主義・人権尊重を国家の基本とする日韓両国政府がこれらの問題を等閑
視することは許されない。特に韓国政府は拉致者送還問題を6月に予定されている南
北頂上会談でも主要議題として取り上げるべきである。
 私たちは日韓両国はもとより自由と人権を守ろうとする全世界の人々と連帯し、拉
致された人々全員の救出を実現し、さらに北朝鮮にかかわるすべての人権問題が解決
されるよう尽力する次第である。20世紀に起きたこの重大な人権問題はすべて20世紀
中に解決されなければならない。
 両国政府の誠実な対応、そして皆様のご協力を心よりお願いする次第である。
  2000年4月18日
(韓国)拉北者家族協議会            
(日本)「北朝鮮による拉致」被害者家族連絡会
    北朝鮮に拉致された日本人を救出する地方議員の会
    北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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 なお、同じ記者会見で発表された韓国被拉致者家族会の独自の声明は次の通りです。

大韓民国国家元首が北に行くなら北にいる大韓民国国民を取り返して下さい
--南北頂上会談を熱烈に歓迎しながら--

 私たちは今日実に分断50年にして南北頂上会談が開催されるというニュースに衝撃
に近い喜びを感じざるをえません。分断で起きた離散家族の一員として、特に南北対
立の直接的犠牲者である民間人被拉致者の家族として、今こそ対立を乗り越え民族和
解に育子との出来る道が開けてもらいたいという期待感のためです。結局分断を乗り
越えて統一に行くことができるだろうと考えると胸が高まるのです。
 来る6月に予定される南北頂上会談が成功するためには色々な難しいことが待って
いるかもしれません。しかし、この絶好の機会を迎えて本当に心から願うのは今回こ
そ両国の指導者が一つだけは必ず解決しなければならないということです。それはま
さに離散家族を会わせることです。
 政府でも離散家族側の再会と対北経済協力を最優先処理するという方針を明らかに
したのですが、私たちはこの機会を借りて特に北に抑留されている大韓民国国民の送
還も必ず貫徹することを要求します。いくら民族が分断されていると言っても、ただ
漁をしていて、または旅行をしていて拉致されたまま数十年の間家族と別れ人間以下
の暮らしをしなければならいとしたら何と悲痛なことでしょう。スパイ活動をして逮
捕された人も数十年の監禁生活の非人間的待遇を精算して送還しなければならないと
いう理屈が提起されているときに民間人の被拉致者をどうするべきか、語る必要もな
いでしょう。
 北朝鮮民衆の人間らしい暮らしのために経済協力も必ず必要であり、今や明日の生
すら期待出来ない程年老いた離散家族の再会も、そして非転向長期週と戦争捕虜問題
もないがしろにできない問題であることは明らかですが、それとともに無念にも抑留
され厳しい苦しみを受けている被拉致者にも今や家族のもとに返さねばなりません。
他の全てのことに先立って数十年民衆の痛みを蒸ししないことをもう一度二人のトッ
プに心より要求します。大韓民国大統領が北朝鮮に行かれるのならそこにいる大韓民
国国民を必ず取り返すものと信じています。

 2000年4月18日
           小さな希望でも決して逃したくない 被拉致者家族の会


  
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