救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会を開催1(2025/11/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2025.11.05)

■国民大集会を開催1

家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議連の5団体が主催する国民大集
会が11月3日に、東京・砂防会館において開催されました。以下はその概要で
す。

 今回のテーマは前回に続き、「時間がない! 政府は親の世代が存命のうちに
全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」で、以下の趣旨で開催し
ました。

 5月の国民大集会から半年経って、わが国では総理大臣が交代しましたが、拉
致問題は一切進展がありません。

 9月には北京の軍事パレード主席壇に習近平、プーチンと並んで金正恩が立ち、
中国、ロシアとの連帯を誇示しました。しかし、中国は経済支援をせず、金正恩
一家のための贅沢品を含む北朝鮮物資10億ドル相当を差し押さえて返却しませ
ん。ロシアはウクライナ侵略戦争参戦の代価として、防空ミサイル、駆逐艦、原
子力潜水艦の技術供与などをしていますが、民生経済支援はしません。北朝鮮国
内ではコメの値段の急騰、ウクライナ戦での大量の戦死者、韓国の豊かさと自由
さに関する情報の大量流入などで住民の政権への不満が高まっています。

 金正恩は9月に行った演説で、韓国との完全な断絶を宣言する一方、トランプ
大統領との首脳会談への意欲を明らかにしました。トランプ大統領も金正恩との
会談についてくりかえし語り、それが実現した際には必ず日本人拉致問題を出す
と約束しています。

トランプ氏は日本からの多額の経済援助を取引の材料として北朝鮮との核交渉を
しようと考えています。一方、北朝鮮はまず米朝首脳会談で核問題を巡り取引を
して国際制裁の緩和を得て、次に日本との首脳会談を行って拉致問題を媒介に経
済援助をとろうとしています。

 国民の強い怒りを背景にわが国政府は、「全拉致被害者の即時一括帰国が経済
援助をする絶対条件だ」と発信し続けるべきときです。それをしながら、情報収
集と国際社会と北朝鮮への働きかけを行うしか道はありません。

◆北朝鮮で被害者が待っている
西岡力(総合司会、救う会会長)

 残念ながら、表立っての動きは、この5月から11月の間、何もありませんで
した。その結果、彼の地で救いを待っている、めぐみさんや恵子さんたちの苦し
みが続いています。「いつになったら、日本から助けが来るんだろうか」と、今
日、曽我ひとみさんここに座っていらっしゃいますが、「夜になったら月や星を
見ながら、いつも北朝鮮の地でそう思っていた」と言っていましたが、そういう
思いがまた6か月延びてしまいました。

 本当に時間がない、と思っています。そして家族会の皆さん、あるいはまだ認
定ができていない被害者のご家族の皆さんも歳をとってしまいました。本当に時
間がない中で、私たちはやれることを全部しなければならない。そのために、総
理の高市さんにも来ていただいて、今日、「全被害者の即実一括活帰国を実現す
る国民大使会」をこれから開きます。

  皆で怒りの声をあげたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは、
横田拓哉家族会代表に、主催者挨拶をしていただきます。

◆横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)

 本日も、「必ず全拉致被害者を北朝鮮から救出する」と言う強い覚悟を胸に、

 国民大集会にお集まり頂きまして誠に有難うございます。

 また、高市総理並びに木原官房長官兼拉致問題担当大臣におかれましては、大
変お忙しいなかご臨席を賜りまして誠に有難うございます。

 13歳の若さで下校途中に北朝鮮の工作員達によって拉致された私の姉横田め
ぐみは48年間人質として拘束され、家族との絆を引き裂かれたままです。その
拉致された家族や兄弟を救出するために結成された家族会、1997年から数え
て28年経過しています。更に、2002年に開催された日朝首脳会談から数え
て23年が経過しています。これほど長く辛い時間が経過しているにもかかわら
ず、日本国憲法で保障されている人権は無視されたままで扱われ、私達の大切な
家族や兄弟は一切の自由を剥奪された上に明るい明日の希望の欠片すら無い中で
苦しい時間を強いられています。

 この様な理不尽な状況を、黙って見て見ない振りをしてはなりません。日本政
府はこの問題を我が事に置き換え、迅速且つ強く北朝鮮に解決を求めて下さい。

 10月21日、高市政権が発足しました。日米首脳会談前の大変お忙しい状況
にもかかわらず、政権発足二日後に家族会・救う会との面会をして頂きました。
心から感謝致します。私達の心の内にある切迫感、残された時間が無い人権問題
である事をお伝えする事が出来ました。また高市総理のこの問題に対する強い覚
悟と信念を真正面から感じる事が出来ました。また、トランプ大統領との面会を
実現して頂き、有難うございます。日米が拉致問題に引き続き強い関心を持ち、
北朝鮮に解決を迫る姿勢を示せた事は重要です。

 私達は高市総理に全幅の信頼を寄せています。密な関係を強化し、拉致問題解
決に向けて共同歩調が取れればと思います。

 私達が求めている事は難しい事ではありません。「一方的な暴力」によって拉
致された全拉致被害者の即時一括帰国、それだけを求めています。人権の回復、
明るい人生の回復を強く求めます。家族会の残された親世代は横田めぐみの母早
紀江89歳の一人だけです。親世代が健在な内に全拉致被害者との再会を求めてい
ます。これが実現されなければ、私達は日本政府に対して更に強く実効性を伴う
北朝鮮への制裁強化を求める事になります。また日朝国交正常化に対して強い反
対の意思表示をする事になります。

 岸田政権時に行われていたはずの日朝間のハイレベル協議の再構築を急ぎ、一
刻も早い拉致被害者救出の手立てを講じて下さい。

 日朝首脳会談を開催し、両国にある人権・人道問題を解決する事で両国が明る
い未来を描ける事を高市総理の自らの言葉に熱量を込めて、日本国内世論に対し
そして金正恩委員長に向けて発して頂きたいと思います。

 最後に、金正恩委員長に繰り返し伝えます。双方にある不信の殻を破り、明る
い未来を描こうではありませんか。日本人拉致事件はあなたの前の世代で行われ
た人権犯罪です。新しい世代のあなたがその過去の罪を解決する意思決定をして
下さい。また、娘のキム・ジュエ氏がこれから生きる難しい時代において、明る
い未来を築く姿を見せてあげて下さい。それが一国のリーダーとしてそして父親
としての正しい姿であると思います。

 私達は絶対に諦めません、私達は絶対に負ける訳には行きません。共に戦って
下さい。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

(2につづく)



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■高市首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿

■救う会全国協議会ニュース

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