救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会全記録4(2022/06/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.06.01)

■国民大集会全記録4

櫻井 次に拉致問題担当大臣、内閣官房長官の松野博一さんにお願いいたします
(拍手)。

◆6/16オンライン国連シンポジウムを拉致対公式動画チャンネルで配信

松野博一(拉致問題担当大臣、内閣官房長官、衆議院議員)

 国民大集会の開催に当たり一言ご挨拶を申し上げます。

 昨年、飯塚繁雄さんが田口八重子さんとの再会を果たすことなくご逝去された
ことに、心よりお悔やみを申し上げます。

 昨年11月のこの集会で、皆様方がお話しされている通り、飯塚繁雄前代表が、
「諦めない」と何度もおっしゃられた声が今も心の奥底で響いています。

 先日迎賓館で行われました、バイデン大統領と被害者ご家族との面会に、私も
担当大臣として同席をさせていただきましたが、大統領とご家族の皆様とのやり
とりに心を打たれました。

 ご家族の思いをしっかりと受け止め、岸田内閣の最重要課題である拉致問題に
全力で取組んでいく考えです。

 拉致問題の解決には国際社会との連携が重要です。来月16日には、日本、米
国、オーストラリア政府及びEUの共催で、グローバルな課題としての拉致問題
の解決に向けた国際連携をテーマに、オンライン国連シンポジウムを開催致しま
す。同シンポジウムの模様は、国連WEBテレビ及びユーチューブ政府拉致問題
対策本部公式動画チャンネルで配信を致しますので、是非ご視聴いただければ幸
いです。

 また政府は、拉致問題の啓発活動にも力を入れて取り組んでいます。今回新た
に、令和4年度の新規事業として来月より、飯塚耕一郎さんを主人公とした電子
版コミック「母が拉致された時僕はまだ1歳だった」を教育現場に無償貸与する
電子図書館をスタート致します。

 同時に、同電子版コミックや「アニメめぐみ」等を題材とした作文コンクール
につきましても募集を開始致します。そしてこれらについての動画付バナー広告
を各種SNSに掲載を致します。

 すべての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向けてご家族の皆様に寄り添いな
がら、あらゆるチャンスを逃すことなく全力で取組んでまいります。今後ともご
支援、ご協力をいただけますようお願いを申しあげ、私のご挨拶とさせていただ
きます(拍手)。

櫻井 岸田総理、松野官房長官のお二人からお言葉をいただきました。私たちは
嬉しくその言葉を聞くと同時に、本当に力強くこの問題の解決を進めてほしいと
いう願いを、その意を強くするものであります。

 岸田総理はここで、ご公務のため退席なさいます。岸田総理、本当にありがと
うございました(拍手)。どうもありがとうございました(拍手)。

 官房長官ありがとうございました(拍手)。どうぞご着席ください。

 ここで壇上の模様替えをいたしますので、今しばらくお待ちください。

 では、各党の代表の方々、知事の会、地方議連の会、特定失踪者ご家族の方々
壇上にお進みください。

 ではまず、各党がどのように力を合わせてこの拉致問題の解決を推進してくだ
さるのか。私たちは毎年同じ思いで約束を取り交わしてきましたが、今年もまた
改めて各党の代表の方々からその決意をお聞きしたいと思います。

 まず、自由民主党拉致問題対策副本部長で衆議院議員の塚田一郎さんにお願い
します。今日はどうしても山谷えり子本部長が出席することができず塚田一郎さ
ん、めぐみさんと同じ学校に通い、拉致問題を最初から一生懸命やってくださっ
ています(拍手)。

◆同じ中学の一つ下の学年にめぐみさんが在席

塚田一郎(自由民主党拉致問題対策副本部長、衆議院議員)

 今日は残念ながら山谷本部長が欠席ですので、私からまず代理でメッセージを
読み上げさせていただきます。

<メッセージ>

 本日、拉致問題の解決を訴えて東北地方を回っております。国民大集会に出席
できないことをお許し下さい。

「決して諦めない。」「政府認定の有無に関わらず、全ての被害者の即時一括帰
国に向けて力を尽くす」と。こうしてお集まり下さいまして、感謝いっぱいです。
有難うございます。

 今年度も政府と連携し、拉致問題に関する予算を増やしました。情報収集、北
朝鮮に向けてのラジオ放送のレベルを上げ、教育現場での教材や、風化させない
ためのバナー広告など、しっかりとした取組みを支えていきたいと思います。

 来月には、自民党の青年局、拉致問題対策本部を中心に、拉致問題の解決を訴
える全国一斉街頭行動を行います。毎年、皆で力を合わせて行っているものです。

 今、多くの人は、ウクライナの状況に心を痛め、国家主権を守ることがいかに
尊く、基本的なことであるかを痛感し、国家主権の侵害、人権侵害である拉致問
題解決を、何としても成し遂げなければならないという熱量は、むしろ高まって
いると感じています。

 北朝鮮は多くの国民が新型コロナウイルスに感染しているにも関わらず、核・
ミサイル開発をやめません。今年に入って16回のミサイル発射を繰り返してい
ます。国際社会は国連安保理で北朝鮮への制裁決議で拒否権を行使したロシア、
中国に非常に厳しい目を向けています。

 家族会と面会したバイデン大統領からは、拉致問題解決に向け緊密に日米が連
携して強い決意で取り組んでいくとの決意が示されました。日米の連携をさらに
強め、日朝首脳会談を実現し、必ずやチャンスをつかみたい。

 私も自由民主党拉致問題対策本部長として、岸田総理と話をし、「政府は何と
しても解決する」との強い思いを承りました。政府と連携して一日も早いすべて
の拉致被害者の一日も早い一括帰国に向けて、全力で取組んでまいります。

 以上

 最後に一言だけ。今から45年前、私は新潟市立寄居中学校の2年生に在席し、
14歳でした。一つ下の学年に、横田めぐみさんが13歳で在席しておられまし
た。めぐみさんの拉致事件は私の目前で起きた事件であり、政治家としての私の
悲願、決意です。何としてもこの問題を解決すべく、皆様と共に最後の最後まで
全力で取組むことをお約束し、ご挨拶とさせていただきます。

 皆さんのお力添え宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。

◆夏の参議院選挙の公約に拉致を掲げる

森ゆうこ(立憲民主党拉致問題対策本部長、参議院議員)

 本日は国民大集会。皆様のお力でこのように一致結束する姿を見せることがで
きたこと、改めて心から感謝致します。

 20年前の2002年9月17日、日朝首脳会談が行われ、その日私たちは議
員会館で拉致議連を、当時中川正一先生が会長として発足しましたが、その時は
8人でした。そして家族会の皆様と5人の帰国を待っていました。

 あの時、横田早紀江さんから聞いた話が今でも忘れられません。9月17日は
私の次女の誕生日でしたが、早紀江さんの話を聞いたら帰れませんでした。めぐ
みさんが拉致された夜、「狂ったように新潟の浜を走り回って、めぐみを探した
のよ」と。

 何としても取り戻したい。そして元気な内に会っていただきたい。そのために
全力を尽くすと心に誓ったことでした。でもあれからもう20年が経とうとして
います。何とか手掛かりをみつけて、交渉の糸口を見つけて前に進めたい。皆様
と思いは一緒です。

 この間、国会でも様々な質問、提言をしてきました。お叱りをいただくことも
ありますが、今は何の糸口もない、何も進められない、そんな状況です。明日参
議院予算委員会でまた質問をさせていただきます。とにかくもう時間がない。立
憲民主党としても、この夏の参議院選挙に、「一刻も早く取り戻す」という、そ
して「日朝首脳会談を実現すべき」というしっかりとした公約を掲げ、一日も早
い解決のために全力を尽くすことをお誓いし、ご挨拶とさせていただきます。

 皆様どうぞ力を合わせて必ず取り戻すという決意で共に頑張りましょう。あり
がとうございました(拍手)。

(5につづく)



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