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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最近の米朝関係と拉致問題−東京連続集会5(2022/05/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.05.02)

■最近の米朝関係と拉致問題

◆米高官がブルーリボンバッジを付けていた

西岡 在京アメリカ大使館は我々のことをずっと理解してくださっていて、拉致
問題対策本部や外務省も拉致問題でずいぶん働きかけをしてくださったと聞いて

いますが、その成果だと思います。

 それだけじゃなくて、去年の4月に菅総理が初めての会談でバイデン大統領と
1対1で会ったのです。バイデン大統領はバッジを付けていなかったのですが、
少人数の会合があり、日本のマスコミはほとんど報道しなかったのですが、私は
写真を見て、あっと思いました。

 サリバン安保補佐官、ブリンケン国務長官、キャンベルアジア・太平洋調整官
が大統領の横に座っていたのですが、みんなバッジを付けていたのです。ワシン
トンで日本から訪米した時もバッジを付けていたのですが、あのバッジを10個
渡したのですが、持って帰ったのでしょうか。

 今までは、ブッシュ大統領に会った時に、バッジを付けてくださいと言って、
早紀江さんがその場で付けたことはありました。ところがこちらから行ったらま
たワシントンで付けていた。

◆「バイデン政権は菅政権をよく研究している」

 菅総理はよく分かっていて、その5月に「産経新聞」が菅総理に単独インタビュー
をしました。日米関係の話になった時に、「バイデン政権は菅政権をよく研究し
ている。その結果があの高官たちのバッジなんだ」と話されたのです。

 それはつまり、古森さんが話された通りですが、日本の政権にとって拉致問題
がそれだけ重要なものなのか。菅政権は、拉致問題が重要とのメッセージをアメ
リカに出し続けた。そことを大使館が本国に伝えて、バイデン政権として菅政権
を迎えた。

 あの時の一番の問題は台湾海峡の安全が日米首脳会談の共同声明に入るかどう
かだったと私は見ていますが、バイデン政権は同盟国との関係を重視しますが、
その中で菅さんが一番関心があるのは、向こうのスタディでは拉致だったのでは
ないか。少なくとも菅さんはバッジを付けているのを見てそう思った。

 そういうことがあり、トランプ・安倍の関係とは別ですが、バイデン政権の同
盟重視という考え方を踏まえ、菅政権がをうまく発信して、それに応えてくれた。
エマニュエル新大使も到着した時からバッジを付けておられますし、この間共和
党の上院議員が何人か来られた時も付けていました。そういう関係が続いていま
す。

 アメリカに頼ったのではなく、アメリカが日本を観察して、日本にとって拉致
問題が重要なんだ。日米同盟がアメリカにとって大切だとすれば、日本にとって
大切なことに連帯することがアメリカの国益にもなるという判断をしたんだなあ
と思います。

 これは多分話していいと思いますが、この間拓也さんと一緒に、菅総理に挨拶
に行った時に、菅さんは言葉が少ないのです。「バイデン政権は大丈夫です」と
いいました。それ以上何も言わないんですが、私はバッジを付けてくれた。菅政
権をスタディしている。日本にとって拉致問題がどれほど重要かをちゃんと打ち
込んでいますよということだったんだろうなと思いました。

 私たちは2001年からずっと訪米してきましたが、特にトランプ政権の時は
絶頂期だったと思いますが、バイデン政権になっても、政権の性格は違うけれど
も、拉致問題を重視していることについては、今ワシントンには行けないのです
が、これだけうまくいっている時期はないと思っています。

 その辺の感触について古森さんに伺います。

◆今のアメリカの日本に対する感度が非常にいい

古森 菅さんに関してですが、官房長官をされて、拉致問題担当大臣もされた。
先ほど言った有識者への諮問会議ですが、1回か2回会合をやっています。それ
以前は少ないのです。菅さんは労多くして功少ない結果になったような気がしま
すが、拉致問題に関してはかなりやってくれたと思います。

 ワシントンとニューヨークに来て、誠実な菅さんがもっとも光り輝いた国際的
業績というのは、国連の拉致問題に関する会議で議長をやったのです。国連の場
で菅さんが国連を仕切ったのです。かなりやってくれたと思います。

 もう一つ。アメリカとの連帯。バイデン政権が拉致問題を重く考えてくれてい
る背景についてです。直接拉致とは関係ないのですが、今のアメリカの日本に対
する感度が非常にいい。「日本が信頼できる国だと思うか」というような世論調
査がたくさんありますが、最近はずっとそうだと答える人が多いです。

 これは、日本に住んで帰った人が、「日本というのは本当にすばらしい国だ」
と、日本人として私がためらってしまうくらいそう言う人が多いのです。日米同
盟で日本に3年くらい勤務して帰る軍人、家族の思いがある。

 さらに、文科省の「JETプログラム」という、アメリカの大学を卒業したばか
りの若者を日本に連れてきて、日本の地方自治体の学校の英語の先生とかあるい
は市の国際業務の課の職員になってもらう。コロナの前までは毎年2000人と
か2500人が来て、最低2年の予定ですが、延長する人がすごく多い。5年く
らいいて帰ったケースをよく知っています。この人たちが帰ると、不思議なくら
い「日本はよかった」と言うんですね。

 私自身もワシントンD.C.という所にいて、昔柔道を教えていたのですが、
「JETプログラム」で盛岡に近い農村に行って帰ってきたという黒人の若者がい
て、柔道が結構つよかった人です。彼も、「本当によかった」と言うんですね。
「岩手県の人たちの価値観というのは私の祖父母の価値観と本当に似ていた」等
と言うんです。

 私は、「そうですか」と聞くしかないのですが、そういう種類の日本に対する
好感度が高まっている。これに政治的な要素を加えると、中国に対してのアメリ
カ人一般の好感度は逆方向です。その結果として日本の好感度がますます上がる。

 どの政権でも、日本との関係を大事にしていくという優先度が高いし、政治的
にも、世論的にもやらざるを得ないことで、これは日本にとっていいことだから、
そういうアメリカの好感度を拉致問題解決に活かしたいなと思います。

西岡 拓也さん、この間何回も訪米してきましたね。拉致問題についてどういう
思いを持っていますか。古森さんの話を聞いて思い当たることがありますか。

◆親の世代の積み重ねの努力で、皆様方のご支援に感謝

横田 冒頭、古森さんや西岡力先生から話があったこととも重なりますが、私た
ちは家族会という立場ですから、訪米した時や訪欧した時は、先方のキーマンに
最前線で接触させてもらうわけですが、いつも私たちが思っているのは、感謝と
いう気持ちに支えられて活動しているということです。

 例えば、今日の集会も、私が壇上で話をしているものの、今日来ていただいて
いる皆様方に支えられているわけです。また今日この会場を作り、受付をしてく
ださっているボランティアの皆様に支えられているわけです。

 本当に多くの見えないサポートの中で、常に国内の集会ができていることを感
謝しながら活動しています。そのことを受けて訪米のことを振り返ると、古森ご
夫妻や島田洋一先生(救う会副会長)にご一緒していただいていますが、見えな
いサポートによって私たちは多くの米上下院にお伝えすることができたのは紛れ
もない事実です。

 国内でこうして皆様方の前でお話ができるのも、姉の件について多くの皆様が
その歴史をご存じだということを無意識に私が分かっているからです。日本語を
文字にすると抜けていることも多いのですが、多くの方が分かっているという前
提で話ができています。

 アメリカに行った時に、無意識に同じように話していたら、スーザンさんが、
ここでこういう説明を入れないと相手に伝わらないですよと的確に助言してくだ
さいます。次の人と会う時、その言葉を入れるとすごくインパクトがあり、相手
に伝わるということがありました。

 言葉が武器なのですが、それにさらに磨きをかけてくださる人がいて、本当に
支えられているなと感じます。

 訪米の際の裏話的なことですが、母がブッシュ大統領にブルーリボンバッジを
付ける時に、私も横で同席していましたが、大統領の方から私の肩をたたいて、
「陰で私を支えてくれよ」と冗談で小声で言ったことがありました。本当にアメ
リカのジョークだなと思いました。

 大統領の後ろにアメリカ人の男の通訳の方がおられましたが、本当に日本語が
上手な方でした。この前シャーマン国務副長官が来日された時、また面会させて
もらって、問題解決の重要性を訴えたのですが、その時同じ通訳の方が来ておら
れて、終わった後に、「拓也さん元気ですか」、「覚えていますか私のことを」
とおっしゃいました。

 公式・非公式の垣根を越えて、人間個人として私たちに接してくれるというの
は、私からすると親の世代の積み重ねの努力、それを支えてくれた皆様方のご支
援、ご理解があったからこそなんだなと思っており、感謝しています。

 これほどこの問題について協力的に思ってくれているというのは、これはあく
まで推測の部分がありますが、本来であれば私の家族、私で言うと姉が北朝鮮に
人質として拘束されている時、もしかしたら家族として、「どうか日本政府、ア
メリカ政府の皆さん強い態度ででないでください。姉を攻撃するようなことにつ
ながるようなことは待ってください」と言うのが普通かもしれませんが、「私た
ちは戦うんだ。アメリカの力を貸してほしいんだ」ということを常に訴えてきま
した。

 トランプ大統領に会った時、ポッティンジャーという補佐官(安全保障担当)
が海兵隊出身だということもあって、「私たちは誰一人置き去りにしないという
ことをモットーとして生きてきた。そういう観点からあなたたちの発言や行動は
評価に値するんだ」と言った。

 その時に私が、「姉たちの問題を大統領に伝えてほしい」と言った直後に、ニュー
ヨークの国連本部に行っても、当時の次席大使は私たちがワシントンで言ったこ
とをご存じでした。そしてすぐに国連総会で、トランプ大統領が「13歳の女の
子が拉致されたことを知っている」と発言された。心と心が通った小さな積み重
ねの結果、大統領の口から大きな声として発信してくださったということは、私
たちの見えない力、支えてくださっている皆様方の力添えの結果だと、いつも感
謝して活動しています。

(6につづく)




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