救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最近の米朝関係と拉致問題−東京連続集会4(2022/04/27)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2022.04.27-2)

■最近の米朝関係と拉致問題

◆北朝鮮を動かすには軍事で圧力をかけなければならない

 そして北朝鮮を動かすには、私は「軍事」と言いすぎるかもしれませんが、や
はり軍事要因がないとなかなかできない。トランプ政権の時ワシントンでずっと
この問題をフォローしていましたが、まず北朝鮮をどうするか。核兵器をどうやっ
て防ぐか。

 毎日のように政府の誰かが話す。議会の誰かが公聴会を開く。学者が論文を発
表する。シンクタンク(研究機関)で討論会が開かれる。北朝鮮問題が毎日のよ
うに続いています。そこにしょっちゅう出てきたのが、軍事オプションです。い
ざという時にどうするか。「炎と怒り」じゃないけれど、北朝鮮を動かすにはや
はり軍事で圧力をかけなければならない。

 それに対して北朝鮮は、少しでも攻撃をかけたら一挙に韓国に対して総攻撃を
かける。そうするとソウルは38度線から近いから、日の海になって何十万人、
何百万人が犠牲になる。だからこんなことは絶対できないという主張が主流だそ
うです。

 しかしトランプ政権時代の後半には、「いやそうじゃない」と、一つは電撃的
に北朝鮮軍を押さえる。ソウルを襲うミサイル等を押さえる方法がある。電磁波
で攻撃すればいいとか、サイバーでやればいいという主張が出てきた。ソウルを
血の海にしないでも北朝鮮を軍事的に抑える方法があるということが具体的に論
じられたのです。

 極端な例ですが、金正恩の暗殺計画についてアメリカの国防大学の教授が論文
を発表した。他の国のリーダーを暗殺するのはアメリカの国内法でできないとい
うこともあって、あくまで北朝鮮の国内で起き得る金正恩暗殺のシナリオをいく
つか出すんです。そんなことまでやっていた。

 例えばジュリアス・シーザー方式というのでは、シーザーが暗殺された時は、
一番親しい仲間に殺された。それからオズワルド方式というのでは、ケネディ大
統領が狙撃で撃ち殺されたのですが、そんなことまで考えていた。

 これはやはり共和党と民主党の違いで、バイデン政権を囲んでいるのはほとん
どオバマ政権の人たちですが、「戦略的忍耐」という政策を履行してきた人たち
が今バイデン政権になって、同じように「戦略的忍耐」政策です。バイデンさん
自身がオバマ政権的体質がある。

 これはよく言えば平和主義です。消極的平和主義、無抵抗平和主義です。日本
でパティシズムを平和主義と訳しますが、本当の意味は戦うことを嫌う反戦主義
です。だから無抵抗平和主義と訳すのが適していますが、これがオバマ政権の特
徴でした。

 彼が上院議員の時、軍事的に前向きの法案には全部反対した。100人の上院
議員の中で最も反軍事的だった。これは議会調査のアンケートでそう出ています。
それはそれで結構です。やはり戦争はよくない。できれば軍事は避けたいのは当
然です。

 しかし、軍事で相手にいうことをきかせることが現存していた場合にどうした
らいいのか。今のバイデン政権の特徴というのは、軍事的オプションが全くない
ことです。

◆アメリカ国民、メディアに対する継続した訴えは欠かせない

 では日本はそんなバイデン政権にどう対応すればいいのか。私なりにポイント
を話したいと思います。

 まもなくバイデンさんが来る。もしかしたら韓国に先に行くとの未確認情報も
あります。バイデン政権の高官が日本に来てくれた時は、みんなブルーリボンバッ
ジを付けていました。エマニュエル新任大使も付けていて、同情、協力の力強い
言葉を語ってくれます。

 バイデン政権が日本人拉致問題の解決を重視していることは間違いない。なぜ
重視するのか。もちろんヒューマニズムの見地もあるし、北朝鮮の人権弾圧を糾
弾するという見地もある。しかし、それよりも実利的な外交面での動機は、彼は
拉致問題というのが日本国全体、日本の歴代政権にとって如何に重要であるかを
よく分かっているからです。

 だから日米同盟は極めて重要である。その日米同盟を大切に円滑にしていくた
めには、やはり拉致問題での日本への協力は極めて重要だという認識だと思いま
す。

 ではそのためにバイデン政権が何かするか。これはトランプ政権も含めて限度
がありますね。だけどもトランプ政権の時には、北朝鮮が嫌がる、北朝鮮の現状
を打破し得る行動をとってきた。制裁なども厳しい。軍事オプションでよく威圧
する。

 ですからバイデン政権の前向きの協力、連帯の姿勢には、日本としても礼節を
もって受け止めるし、感謝すべきだと思います。しかし同時に、アメリカの国内
には拉致問題を、今のバイデン政権より強く意識して、より強く理不尽でけしか
らんと思う勢力、議会の中の共和党、特に上院に多いのですが、こういう勢力へ
のアピールは続けなければならないと思います。

 今年11月には中間選挙がありますが、共和党が上下両院で多数を取る状況で
す。そして2024年になるとバイデンさんが継続する可能性は少ないと見られ
ています。拉致問題での解決でも、アメリカの政治状況を先読みして、手を打っ
ていく。

 今のアメリカの議会は、コロナがあるから簡単にはいきませんが、議会におけ
る日本に対する好意度は高い。だから日本人がこれだけ苦しんで、悲しんでいる
拉致という重大な案件があること、アメリカの協力が必要なんだと訴えてきまし
たが、それを一生懸命聞いてくれる素地は共和党に限らず、民主党にもあります。
だけど共和党政権の方が前向きです。

 同時にアメリカ国民一般、そしてアメリカのメディアに対する継続した訴えは
欠かせない。コロナが一段落すれば家族会・救う会の方々がまた訪米される。ア
メリカで歓迎されて、発言の場、アピールの場が与えられるという状況はバイデ
ン政権でもあるわけですから、またバイデン政権を越えたアメリカというものが
あるのだから、そこへのアピールをこれから是非やっていただいてほしいと思い
ます。

 北朝鮮政権の未来は何が起きるか分かりません。今のままの状態が、ずっと直
線で続いていくとは考えられない。ロシアがウクライナにあんな形で介入して侵
略した。しかもウクライナがあれほどまでに抵抗してロシアをてこずらせるとは
みんな予測もできないことです。

 ソビエト連邦という大共産主義帝国が崩壊したわけですから、お隣のミニ帝国
がどうなるか分からないわけです。やはり現状が変わる時こそ拉致問題解決のチャ
ンスが来るということを踏まえながら、希望を持って、私自身もこの問題に取り
組んでいきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。

西岡 ありがとうございました。色々なことを思い出しながら聞いていましたが、
これから3人で話したいと思います。最後に話された今のバイデン政権、アメリ
カ全体との関係を拉致問題にどう生かしていくかに絞ってお話ししたいと思いま
す。

 今、バイデン政権の高官の人たちはみんなブルーリボンバッジを付けて来てく
ださるということがありましたが、これは横田拓也さんのアイデアから始まって
いる部分もあります。バイデン政権がそれを考えてくださったこともありますが、
去年2プラス2が東京で開かれました。その話を少ししてください。

◆米国防、国務両長官がバッジを付けて日米会談に

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)

 みなさん、こんばんは。今西岡先生から話がありましたが、国防長官、国務長
官が来日されて2プラス2の会談をされた時に、当時はコロナの関係もありなか
なか「会いたい」と言うことすら難しい状況でしたが、日本の臨時代理大使に、
せめてブルーリボンバッジを付けてほしいと、そしてまた新潟日報が作った父が
亡くなるまでの写真集があるのですが、それを是非読んでほしいと託したわけで
す。

 その日の夜、国防長官、国務長官が来日されたのですが、その時読んでもらう
と大使が約束してくださって、翌日の会談に出られた時に、両長官とも胸にバッ
ジを付けてくださいました。

 単なる物理的なバッジではありますが、古森さんから話がありましたように、
日米の連帯の証でもあり、人権の一つのシンボルであり、姉を含む全拉致被害者
の帰国を絶対にあきらめないというシンボルでもあります。その気持ちを日米の
行政のトップの方々が付けてくだされば、とても私たちに勇気をいただくことが
できますし、それ以上に北朝鮮に対して、この問題を絶対あきらめていないんだ
というメッセージにもなる点で大きな成果だったと思っています。

(5につづく)


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