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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

生方幸夫・立憲民主党衆議院議員の拉致被害者死亡発言に抗議する(2021/10/11)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.10.11)

生方幸夫・立憲民主党衆議院議員の拉致問題に関するひどい発言に対して家族会・救う会は以下の抗議声明を出します。

■生方幸夫・立憲民主党衆議院議員の拉致被害者死亡発言に抗議する

立憲民主党の生方幸夫衆議院議員が、横田めぐみさんは生きていない、政府のD
NA鑑定はねつ造、自民党議員も拉致生存者はいると思っていない、などという
ひどい発言をした。

令和3年9月23日に松戸市民会館で行われた同議員の国政報告会で生方議員は
*「(横田めぐみさんは)生きていない」
*「生きているなら帰すではないですか。帰さない理由は全くない」
*「遺骨を送ってきて日本で鑑定をして当人ではないと言ったのですけれども、
 あの時の状況で遺骨からDNAを鑑定してそれが横田さんであるのかないのかとい
 うような技術力はなかったのです」
*「日本から連れ去られた拉致被害者というのはもう生きている人はいない」
*「日本国内から連れ去られて行ってあちらで教育を受けて日本語を教えるなど
 をしたというのは拉致被害者は、今は生存者はいないのだと思う」
*「拉致生存者がいると思っている人はたぶん自民党でも一人もいないと思う」
*「横田さんが生きているというとは誰も思っていないのです、自民党の議員も」
*「小泉さんが行って話をして決まったことを守らなかったというのがいけない
 のであって。守らなかったという意味は、いったん拉致家族の方たちを帰すけ
 れども、もう一回戻ってきてくださいよ、ということで小泉さんはOKしている。
 ところが、帰ってきたら全然戻らないまま、もうそんなの1回戻してきたらなん
 で返さなければいけないのだ、そんなの交渉の時に言わなければならない」

 これらの驚くべき発言はすべて動画がネットで公開されている。
 日本政府は〈被害者の「死亡」を裏付けるものが一切存在しないため、被害者
が生存しているという前提に立つ〉(政府拉致対策本部「すべての拉致被害者の
帰国を目指して ―北朝鮮側主張の問題点―」)という基本的立場に立っている。
この立場は生方議員が副大臣などで参画した民主党政権時代にも維持されていた。
 生方議員は人の命に関わる重大な人権問題について、日本政府の基本的立場を否
定して、北朝鮮の主張に賛同している。その上、自民党議員を含む関係者が皆生存
者がいないと思っていると断定して、関係者の名誉を著しく傷つけている。
生方議員のこの発言は、すべての拉致被害者の救出のために心血を注いできた拉致
被害者家族とその支援者また被害者自身の生命に対する重大な侮辱であり冒涜だ。
強く抗議する。発言の取消と謝罪を求めたい。

 立憲民主党は党として拉致対策本部を置き、枝野代表も参加して拉致被害者家族
の話を聞いてくださった。この生方議員発言を党としてどう考えるのか、ぜひお聞
かせ願いたい。

令和3年10月11日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡力




資料・生方議員の問題発言
令和3年9月23日
生方幸夫衆議院議員国政報告会
松戸市民会館

岡本ゆうこ松戸市議会議員ツイッターにアップされた動画から救う会が文字起こし
https://twitcasting.tv/yukorikkenma/movie/702447876
1:20:15 あたりから

質問者 外交問題についてですけれど、このチラシとかには特に外交問題の記述
はないと思うのですが、立憲民主党もあまり外交問題については発言されていな
いと思うのですが、特に拉致問題については自民党が一番大切にしている目標に
していると思うのですが、拉致問題に関してどう思っていらっしゃるかというと
ころもお伺いしたいと思います。

生方議員  拉致問題。これはここでも何度も言っているのですが、拉致問題に
取り組んできたというか、金丸訪朝団というものがあったのですが、知らないで
しょうが、金丸訪朝団というものがあって、そのとき、幹事長で行ったのが石井
一さんという方で、私は石井さんといろいろ親しいので、彼の話等をいろいろ聞
いてみて、拉致問題は、こんなこと言ったら悪いのかもしれないけれど、本当に
あるのかどうか、ないんじゃないか、少なくとも、何ですか、亡くなった小さい
女の子、中学生かなんかで。

質問者 横田めぐみさん。
生方議員 横田さん。横田さんが生きているというとは誰も思っていないのです、
自民党の議員も。生きていたら何で帰さないの。生きているなら帰すではないで
すか。帰さない理由は全くないし。
もちろん遺骨を送ってきて日本で鑑定をして当人ではないと言ったのですけれど
も、あのときの状況で遺骨からDNAを鑑定してそれが横田さんであるのかないのか
というような技術力はなかったのですよ。
やっぱりあれは、小泉さんが行って話をして決まったことを守らなかったという
のがいけないのであって。守らなかったという意味は、いったん拉致家族の方た
ちを帰すけれども、もう一回戻ってきてくださいよ、ということで小泉さんはOK
している。ところが、帰ってきたら全然戻らないまま、もうそんなの1回戻して
きたらなんで返さなければいけないのだ、そんなの交渉の時に言わなければなら
ない。

質問者 安部さんが反対した。
生方議員 安部さんが反対したのかどうか知りませんけど、小泉さんが総理です
から、首脳同士で話をして決めたことも守らないなら、それはだめなのではないか。
拉致問題、私だって拉致問題でもちろん拉致された、拉致した当人は、それは北
朝鮮の政府なのですから、それは責任をとらなきゃいけないのですけれど。
今具体的にどうやって解決できるのかというと、解決のしようがないのです。今
言っている拉致問題というのは、行方不明者なんです。どこかから北朝鮮にはい
って、ヨーロッパから入ってきたりして、自分の意志で入ったんだけれどももう
自分の意志ではで出られなくなった、そういうような人を含めて行方不明者、拉
致被害者というように言っているのですよ。本当の意味で日本国内から連れ去ら
れて行ってあちらで教育を受けて日本語を教えるなどをしたというのは拉致被害
者は、今は生存者はいないのだと思うのですね。拉致生存者がいると思っている
人はたぶん自民党でも一人もいないと思うのですね。で、何をやるのかというと、
さっき言った行方不明者の方を、たぶん、帰りたいと思う。北朝鮮に自分の意志
で入ってあるいはヨーロッパから連れ去られて入って。

質問者 横田さんは拉致されたのではないですか。
生方議員 拉致されましたよ。日本から連れ去られた拉致被害者というのはもう
生きている人はいない。

質問者 横田さんは生きていないということですか。
生方議員 生きていないですね。

質問者 それは何でわかるのですか。
生方議員 だから、生きていないと。私が生きていますというのも証明すること
ができないのですけれど。客観的情勢を考えて、横田さんが生きていたら帰すの
ではないですか。帰さない理由はないでしょ。生きているのだったら何かに使い
たいわけでしょ。もし生きていて彼らが保持しているのではないか、何かに使い
たい。では何かに使ったことがあるかというなら、一回も使ったことがないです
から、亡くなってしまっているから使いようがない。生きていた方は帰した。そ
れを考えるとあそこで帰す人と帰さない人を選別する理由がまったくなかったの
ですから、亡くなったというふうに。彼らを信用するか信用しないは別ですよ。
でも客観的にこれまで時間がかかったことを考えると、石井先生も言っていたけ
ど、拉致問題、拉致被害者は今現在はいないというふうに捉えられる、政治家は
皆そう思っているということです。



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