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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

条件拉致−蓮池さん夫妻事件 救う会テレビ42(2021/08/23)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2021.08.23)

 みなさんごきげんよう。救う会テレビ、救う会全国協議会会長西岡力です。
「救う会テレビ」は今日で、第42回になります。今回は令和3年8月21日に
収録しました。

 今日のタイトルは、「条件拉致−蓮池さん夫妻事件」と題してお送りいたしま
す。

 動画は救う会のホームページに掲載しています。

■条件拉致−蓮池さん夫妻事件

◆日本人拉致の3類型

 前回もおさらいしましたが、もう一度後の三類型について申し上げておきます。

1.遭遇拉致

 拉致を目的としていない工作員らが、偶然遭遇した対象者に対して行う拉致事
件で、寺越事件が典型的です。

2.人定拉致

 事前に拉致対象候補者に関する調査を行ない、その人物を対象とすることを決
定をした後に行う拉致で、久米裕さん、原敕晁さん、田口八重子さん、田中実さ
ん、よど号拉致がそうです。
そして3つ目の拉致があるというのが私たちの主張です。

3.条件拉致

「若いカップル」「若い女性」などという条件に合致する候補者を、その場で選
定して行う拉致。事前に拉致対象者候補に関する調査を行わない。

 松本京子さん、横田めぐみさん、地村さん夫妻については前回お話ししました。
今日は、蓮池さん夫妻についてお話しします。そして、曽我さん母娘、市川修一
・増元るみ子さんです。

 今日は蓮池さん夫妻についてお話しますが、場所は新潟県の柏崎市です。ちょ
うど能登半島と佐渡の間の海域から、工作船が入ってきた。

 昭和53年の7月31日でした。この地図(救う会テレビ参照)に(1)、
(2)、(3)、(4)とつけておきました。(1)柏崎市のショッピングセン
ターで薫さんと祐木子さんが待ち合わせをしました。午後6時頃です。

 そしてその後ですね、(2)少し歩いて最上屋という和菓子屋さんに行きまし
た。その2階がパーラーになっていました。今は北越銀行に変わっていてもうな
いのですが、そこで祐木子さんがピラフを食べた。薫さんは既に家でラーメンを
食べてきていたので何も食べなかったと言っているんですが、実は惠谷治さんが
すごくてですね、今はないパーラーの内部の写真を持っていらっしゃって、それ
がこれです。

 そして(3)ですが、夕食を終えてですね、計測ですからそんな長くなく、6
時半頃じゃないかと思うんですが、市立図書館、現在移転してないんですけど、
その駐輪場に薫さんが自転車を止めて、そして(4)の潮風公園に行ったという
ことですね。その海岸の写真です。これは柏崎市内方向を見た写真です。こっち
の写真は北向きです。

 防風林があってですね、ベンチなどがあるんですね。夕日が綺麗だということ
で、二人は夕日を見に行ったということですね。

 その時の事を薫さんはこう言っています。「海岸に行けばできるだけ人の少な
い方に行くのが自然だ」、「二人でゆっくり歩いた時に、私どもの歩く速さに合
わせて着いてくる人がいた」、「ただまさか平和な日本でそんなことはありえな
いと、全く警戒していなかった」、「階段に座って話をしてると、一人男が近づ
いてきて、煙草の火を貸してくれと言った」。

 これは日本語ができる工作員ですね。これはチェ・スンチョルという男なんで
すけれども、地村さんの時は辛光洙(シン・ガンス)でした。チェ・スンチョル
は小住健蔵さんになりすましていた男です。日本人になりすませるくらい日本語
ができる男だった。そして3人の戦闘員を連れてきていた。

「暗くなりかけていた時で、おそらくライターの火が合図だったのと思う」と。
煙草に火を付けた。それを合図に、「ライターに気をとられていたら、後ろから
3、4人の戦闘員が襲い掛かってきた」。3人だったのですが。「私は頭越しに
目を殴られた。ものすごい力で押さえつけられ、殴られた目はみるみるうちに腫
れて視界が狭くなっていた」。

 そして「袋をかぶされて、ちょっと置いておかれた」と言うんですね。近くの
防風林あたりでしょう。そして暗くなってからゴムボートに乗せられた。記憶が
はっきりしていないんですけれども、色々な話を総合するとですね、一回しか乗
り換えていない。ゴムボートからすぐ工作船に乗ったということですね。地村さ
んの場合は無人島があったので、工作小船を隠しておくことができた。

 4人の男たちが母船にゴムボートで入ってくる。入ってきた後2、3日対象者
を物色する。その間母船は沖で待っている。20キロくらいの沖だと言うんです
けど、小船はずっといるわけにはいきませんから、帰って母線に行く。またいつ
対象者を捕まえにいくか分かりませんからね。

 無人島などがあればそこで待機するわけですが、この場合無人島はなかったの
で母船まで帰ったのではないかと思います。また危険ではありますが、母船がゴ
ムボートを迎えに高速で入ってきたのではないかと推測しています。あの地図を
見ても佐渡と能登半島の間はかなり広いですから。

 そしてですね、この事件が条件拉致だということが断定できる決定的な証言が
あります。蓮池薫さんがこう言っています。これは2013年2月17日、NH
Kの「ラジオ深夜便」で話したことです。

 「われわれは市内で待ち合わせて海岸に行ったわけなんですけど、海岸に行く
ということは、われわれ自身も事前に決めていたわけではない。家族も知らない。
ですから、そこに入ってきた人間の誰かを拉致して行こうという拉致だったと思
います」。

 海岸で待っていて、来た人を拉致しようとしていた。「若い男女」という条件
があった。

 もう一つ、2012年7月17日、加茂文化会館(新潟県加茂市幸町)での講
演で、「我々でなくとも、誰か適当な人であればよかった。これは、北朝鮮に行っ
た後で聞いた話だが、先に適当な人がいたが、作戦を起こそうとした時に、一升
瓶を持ったおじさんが近付いてきて断念せざるを得なかった、と。それで、この
日はダメかと思っていた時に、お前たちが来たんだ」と。まさに別の候補者がい
たけどやめたわけです。

 2012年10月14日付の「産経新聞」によると、「捜査関係者によれば、
チェ容疑者(党対外情報調査部工作員崔スンチョル)は昭和53〔1978〕年
7月下旬、北朝鮮の工作機関『対外情報調査部』から拉致指令を受けた」。31
日にやることを前提に7月下旬に指令があったわけです。

「拉致実行役の3人と新潟県柏崎市に潜入。海岸付近で2、3日、拉致対象者を
探していた」。防風林にいたのか。辛光洙たちは旅館に泊まったと言っています。
「同31日にデートに訪れた蓮池さんらを見つけ、チェ容疑者が『たばこの火を
貸してくれ』と薫さんに声をかけ、拉致を実行した。

 薫さんらが北朝鮮に到着後、チェ容疑者が、「拉致実行部隊は急遽構成された
ため、3人の戦闘員(実行役)は慣れていない様子だった。潜伏中に度胸試しに
飲食店でカレーライスを注文させ、『堂々としていれば大丈夫』と教えた、といっ
たエピソードを語った」。

 戦闘員は日本語にそんなに慣れていないわけです。「チェ容疑者は、日本人拉
致を指示された当初、一度は拒否したが、対外情報調査部の姜海龍(カン・ヘリョ
ン)元副部長から叱責され、再教育を受けたことも説明したという」。

 つまり、ここで分かるのはチェ・スンチョル容疑者はベテランの工作員なんで
すよ。ベテランの工作員の観点からすると、「候補者を選ばないでやるのは危険
すぎる」と。候補者を選んで、騙して海岸に連れてきて、一瞬でゴムボートに乗
せて帰ると。工作船が2、3日待っているのは危ないわけです。

 候補者が見つかるかどうかもわからないのに、やみくもに連れてくるのは準備
がなさすぎる、危険が多すぎるという風に判断したんだと思います。プロとして
ですね。

 しかしそれは駄目だと言われて、思想教育に出されたということの背景には、
1976年に、金正日が、「工作員の現地化を行い、そのために現地人の教師を
連れて来い」という命令を出した。当時金正日の命令は絶対です。それに従わな
いということはありえない。

 それで、「すぐ連れて来い」ということだったんですが、簡単に候補者を選ん
で準備はできない。だから7月下旬に、7月31日に連れて来いと命令を受けて、
屈強な戦闘員3人と一緒に上陸してきた、ということではないかなと思います。

 まあ77年、78年に条件拉致が集中して多い背景は、そういうことがあるの
ではないかと私たちは考えています。

 とにかく蓮池さんたちは典型的な条件拉致で、事前に選ばれたのではなく、2、
3日物色していて、直前に候補者がいたけれども、トラブルが起きて実行されな
くて、蓮池さんたちが拉致されたということであります。

 今日は「救う会テレビ」第42回、8月21日収録、「条件拉致−蓮池さん夫
妻事件」と題してお送りいたしました。

 救う会全国協議会会長西岡力でした。

 ありがとうございました。

 以上


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