救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

菅総理面会後の記者会見概要−家族会(2020/10/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.10.01)

 家族会では、10月29日、総理官邸で菅義偉新内閣総理大臣と面会しました。
面会したのは、飯塚繁雄代表、横田早紀江、浜本七郎、有本明弘、横田拓也事務
局長、横田哲也事務局次長、飯塚耕一郎事務局次長、増元照明、市川健一、斉藤
文代、松木信宏、松本 孟、寺越昭男、北野政男、内田美津夫、救う会から西岡
力会長。以下はその概要です。

■活路を開く−菅総理の発言
(首相官邸のホームページより)

 本日は御多忙の中、官邸まで足を運び、お集まりいただきまして、誠にありが
とうございます。心より感謝申し上げます。 お嬢様の恵子さん、また、めぐみ
さんとの再会がかなわぬままに、有本嘉代子さん、横田滋さんがお亡くなりにな
り、私自身、胸が締め付けられる思いであります。改めて、御冥福をお祈り申し
上げます。いまだに多くの拉致被害者の方々が北朝鮮に取り残されたままであり
ますことに、大変申し訳なく思います。

 去る9月16日に、安倍政権を引き継いで、99代目の内閣総理大臣になりま
した。そして今日までの間に、外国の首脳との電話会談を行っています。トラン
プ大統領とも電話会談しました。この拉致問題を何としても解決に協力いただき
たい。お願いをいたしました。大統領からは、拉致問題の解決、そして北朝鮮問
題について、緊密に連携していく、そういう言葉を頂いております。

 また、中国の習近平国家主席、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、こう
した首脳に対しても、拉致問題解決の協力を求めました。理解を頂いております。

 また、国連総会の一般討論演説の中で、私自身、拉致問題の早急な解決の必要
性を訴えさせていただいて、条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)委員長
と会談する用意がある旨、また、日朝間の実りある関係の樹立は、日朝双方にとっ
て利益が合致する、地域の平和と安定にも大きく貢献するところであります。こ
うした旨を、国連総会の演説の中で、世界に向けて発信させていただいたところ
であります。

 全ての拉致被害者の一日も早い帰国実現に向け、自ら先頭に立って、あらゆる
チャンスを逃すことなく、活路をひらいていきたい。その決意で、全力で交渉を
してまいります。

 本日は改めて、こうして皆さんにお会いさせていただいて政権の決意を申し上
げさせていただくと同時に、この機会に皆さんからその思いをお伺いさせていた
だきたい。そういうことで、今日はお集まりいただきました。どうぞよろしくお
願い申し上げます。

■菅総理面会後の記者会見概要−家族会

西岡(司会)本日面会された方の内、有本さん、市川さん、寺越三兄弟は、帰り
の時間の都合で会見には参加されていません。

 私から若干説明した後、初めて菅総理に面会感想を皆さんに言っていただき、
ご質問を受けたいと思います。

 本日は、家族会の皆さんが一人ずつ要望や挨拶をされました。そして最後に菅
総理からご挨拶がありました。総理のお話については、必ずやってくださるとい
う強い姿勢を感じたというのが全体の印象でした。

 まず飯塚繁雄代表から順にお願いします。

◆動きが見えるような状況を作ってほしい

飯塚繁雄(田口八重子さん兄)

 菅総理におかれては、就任後すぐ家族会に会っていただいて、嬉しく思います。
残念なのは、安倍総理が就任時に、「自分の任期中に拉致問題を解決する」とおっ
しゃっていたのですが、他の理由からできなくなってしまった。

 今回新しく菅総理大臣、加藤勝信官房長官になりましたが、今までの実績、経
験が活かされるのではないかと思います。

 私は、今まで長い間、押したり引いたりの場面を見てきました。しかし、具体
的に拉致問題が動いた姿を見ていないんです。そういう面で、今回がいいきっか
けだと思います。菅総理・加藤長官のコンビは、いいチャンスだと思います。待
つのではなく、こちらから提案して、動きが見えるような状況を是非作ってほし
いと思います。

 最後に菅総理から、「全力を尽くしてやります」という言葉がありましたので、
これからも期待し、注視したいと思います。

西岡 飯塚代表は体調のため退場されますが、質問があればお一人だけ。

問 今年2020年には、2月に有本嘉代子さんが、6月には横田滋さんが亡く
なられました。必ず元気な内にという思いをお願いします。

飯塚 みんな元気な内にと思ってはいますが、拉致で動きが見えると、「もう少
しだよ」とか、「頑張ろう」という気持ちが出てくると思います。

西岡 耕一郎さんももう出ないといけないので、先にお願いします。

◆菅総理が「この問題は我々が解決する」と

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男)

 総理が就任されてまだ2週間という時に、我々に会ってくださったことに心か
ら感謝いたします。「拉致問題が最重要、最優先」ということは変えないでいた
だきたいということと、今年2名の家族が亡くなっていますので、我々家族にとっ
ても時間がないわけですし、我々が元気な内に被害者を返さないと、真の解決に
はならないと思いますので、家族が納得ができる解決をお願いしました。

 また、こういう転換期には、報告書の受け取りをするとか、連絡事務所を互い
に作るというような議論が話題になりますが、我々は報告書は求めていないこと、
連絡事務所については、2002年に帰ってきた被害者は、「常に監視されてい
た」とおっしゃっていましたので、(北朝鮮は被害者を把握しているので)新た
な調査など求めないと申し上げました。

 最後に、40年もの長い月日が経っていることなので、具体的な行動をしてほ
しいとお願いしました。菅総理及び加藤大臣からは、「この問題は我々が解決す
るんだ」ということをおっしゃっていました。

 とはいえ、7年8か月で結果が出なかったということもありますので、今後よ
り深く注視していきたいと思います。

問 「この問題は我々が解決する」というのはどなたがおっしゃったのですか。

耕一郎 菅総理です。

◆菅総理でとても心強い

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 菅総理は、安倍前首相とともに問題を見守ってこられた方々で、とても心強い
と思っています。なんとかして実際に良い方向へ行けるよう頑張ってくださいと
お願いしました。

◆生きているうちに家族全員帰国を

横田拓也(横田めぐみさん弟)

 新政権がスタートしたばかりで面会していただき、とてもありがたいと思いま
す。私が感じた全体的な印象は、菅総理のすごく真剣な様子を伺うことができた
ので、今後解決に向けての動きを期待したいと思いました。

 私から申し上げたのは、来月5日にめぐみは誕生日を迎えます。43年間、食
糧も医療も十分でない環境の中で、コロナや水害の問題が重なって、我々が想像
している以上の過酷な時間の中で過ごしていると考えると、本当に残された時間
がないので真剣にこの問題に当たってほしいということを伝えました。

 また本人の前で申し訳ないですが、母も84歳で、父が亡くなった時の87歳
とさほど年齢が変わらない中で、母が亡くなった後にめぐみたちが帰って来ても、
それは真の喜びでにはならないから、生きているうちに家族全員が日本の地で抱
き合えるようことができるよう、総理にお伝えしました。

◆被害者奪還の実務的戦略を

横田哲也(横田めぐみさん弟)

 今日首相官邸で、何度も見た光景だなあと感じました。次に官邸に行くときは、
「解決した」前提で行ければと思いました。

 総理がおっしゃった被害者奪還の戦略は、全部前政権と変わっていないという
ことを申し上げ、また今いい所に来ていると思いますので、北朝鮮と交渉する実
務担当者に一定程度の権限を与えて、うまく立ち回れるようにしておいてほしい
と申し上げました。

◆新たな刻みを入れて

浜本七郎(浜本富貴恵さん兄、帰国被害者担当副代表)

 「国民のために働く内閣」ということを菅総理が所信表明でおっしゃった。そ
れを念頭に、「帰国のパイプを築いてほしい」と申し上げました。そして、あり
とあらゆる知恵を振り絞り、一番賢い行動をするのは外務省ですから、最終的に
安倍政権でできなかったことに、新たな刻みを入れてほしいと言いました。

 私の印象は、ものすごく生真面目な人だと思います。マスコミの皆さんは色々
言いますが、私は真剣に考えて発言していると思います。戦ってくれると信じて
います。

◆菅総理の誠実さ、思いを受け取った

増元照明(増元るみ子さん弟)

 今日は時間を割いていただき、感謝申し上げます。総理、長官からお言葉があ
りましたが、「拉致問題は最優先課題であり、懸命に解決のためにあらゆるチャ
ンスをとらえて」ということでしたから、あまり変化がないと思っていたのです
が、最後に「全力で」という所を、これまでの総理と違って、菅総理が力強く、
強調して言われましたので、菅総理の誠実さ、思いを受け取ることができました。

 とにかく、北朝鮮からの返事を待つような「待ち」の姿勢はやめてほしい。積
極的に攻めてもらいたい。そういう思いをお話ししました。

◆普通の暮らしに戻してほしい

斉藤文代(松木薫さん姉)

 私たちは歳をとっていますので、一日でも早く家族に会いたいという気持ちが
あるものですから、家族を取り戻して普通の暮らしに戻してほしい。ただそれだ
けです。

◆待つにも限度がある

松木信宏(松木薫さん弟)

 私のことに絡めてお話をしました。兄がいなくなったのが、私が小学校1年の
時で、北朝鮮にいると分かったのが高校1年で、この間わが家にも色々なことが
ありました。それだけの年数が経っていることを言いました。

 呑み込めないものを呑み込んで、踏みつけられても兄を助けたいので我慢して
やってきたとお話ししました。

 政府に対しては、「過程は問わない」と私はずっと言ってきましたが、滋さん
や有本のお母さんが亡くなられ、親の世代は早紀江さんと有本のお父さんだけで
す。ものには限度があるので、そろそろ結果を出していただきたいとお願いしま
した。

◆情報があれば教えて

松本 孟(松本京子さん兄)

 何かの情報があれば教えてほしい。

【質疑応答】

問 安倍総理の7年8か月に目立った進展はありませんでした。安倍総理がどう
ということではなく、安倍内閣の時代に何が足りなかったのか、菅内閣でどう解
決できるのか。

増元 安倍総理の時代、私は心が折れそうになりました。それを支えてくれたの
が支援者であり友人で、立ち上がることができました。足りなかったのは北朝鮮
と対峙する覚悟じゃないでしょうか。

 それから自民党内にある闇の力。そのため安倍総理もできなかったのかなと思
います。菅総理には、内を固めて外との戦いに勝ってほしいと思います。

問 新聞を見ると、西岡さんは25日に首相と食事をしています。差しで話をさ
れていますので、敢えて伺いたい。

西岡 総理と夕食をしたのは事実ですが、その内容は言えないので、私の考えで
お答えします。「先圧力、後交渉」の戦略を立てて、安倍総理がこれまでやって
こられて圧力が最高度に高まった。今年はコロナと水害も起きており、危機が深
まっています。今圧力の段階が終わって、交渉の段階に入った。

 菅総理は、安倍総理の戦略を継承するとおっしゃって、自民党の中で総裁にな
られましたので、安倍総理の方針が支持されていると思います。

 今の圧力を維持して、最終的に金正恩委員長の決断を迫ることに絞って、首脳
会談をしてほしい。

問 菅総理の並々ならぬ意気込みを感じたというような話がありましたが、早紀
江さんはどうでしたか。

横田早紀江 菅総理には以前に何度もお会いしていますので、すごい人だなと感
じています。

横田拓也 言葉のオーラを感じました。

西岡 10月24日(土)に国民大集会を開催しますので、是非お越しください。

以上





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下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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