救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

膠着状況が続 く朝鮮半島情勢のもとで拉致被害者救出を考える国際セミナー3(2019/12/18)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.12.18)

■膠着状況が続く朝鮮半島情勢のもとで拉致被害者救出を考える国際セミナー3

櫻井 ではここで、今日は海外からのお客様をお迎えしています。まずジェイム
ズ・スネドンさんに、そして司会と通訳を島田洋一救う会副会長にお願いします。

島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)

 デヴィッド・スネドンさんは2004年8月に、中国雲南省を旅行中に失踪し
ています。様々な状況証拠から北朝鮮に拉致された可能性が高い人です。

 これは私がそう言っているのではなく、アメリカの議会が決議文を採択してい
ます。ジェイムズさんは日本語が大変堪能です。日本で仕事もしておられました。
英語の原稿もいただきましたが、今日は原稿を離れて自由に思いを話したいとい
うことで日本語で話していただいて、補足すべきことがあれば後で私がやります。

◆北朝鮮民衆のすべてに自由を

ジェイムズ・スネドン(北朝鮮による拉致濃厚デヴィッド・スネドンさん兄)

 皆様、ここに集まっていただき非常に嬉しいです。写真をお見せしたいと思い
ます。私の弟デヴィッドです。抱いているのが私の長男で1歳、15年くらい前
の写真です。次は18歳になった長男です。これが私の次男と長女です。

 行方不明になったデヴィッドをどうやって取り戻せるか、悲痛な思いです。横
田さんたちは40年以上経っています。とんでもない話です。失礼な言葉になる
かもしれませんが、政府は全力を尽くしているんでしょうか。疑問があります。
今アメリカ政府も日本政府も一緒になってやっていますが。

 私の家族だけじゃなくて、北朝鮮に住んでいる外国人は何百人、何千人、何万
人もいるのではないか。それを考えると、本当にとんでもないことです。自由を
守らない政府は何だ、と強く考えます。

 この問題は弟の問題だけではなく、とんでもない人権問題です。それ以上言う
ことはないくらいです。私がこの会に参加させていただいたのは5、6年くらい
前ですが、弟が行方不明になったのは15年前です。

 弟は拉致されたという話を聞いて、色々な経験をしている人から話を聞いたり
してきました。感謝の気持ちが強いです。ここにお出での皆さんにも感謝したい
と思います。そして早く帰ってきてほしいと思います。北朝鮮民衆のすべての自
由を取り戻したいんです。ありがとうございました。

島田 最後に北朝鮮民衆のすべてに自由をとおっしゃいましたが、スネドン家の
家族の皆様はみなさんそれを強調されます。大変信仰心の篤い家族です。自分の
家族だけじゃなく、拉致被害者だけでなく、北朝鮮民衆のすべてを早く解放しな
ければならない、と。以上です(拍手)。

櫻井 この後、アメリカの上院議員の皆様方からビデオと文書のメッセージが届
いています。皆さんのお手元に日本語版がありますが、まずビデオを見ていただ
きます。

櫻井 ではビデオ・メッセージをお願いします。

◆自由世界が声を上げなければならない

マイク・リー(米国上院議員、共和党)

 こんにちは。本当は本日の会議に直接参加したかったのですが、ビデオを通じ
て参加できることを嬉しく思っています。この重要な問題について発言できる場
にお招きいただいたことについて、日本国大使館に感謝申し上げます。

 この拉致の問題を立証するために、また、世界に拉致の何たるかを認識しても
らうために、日本以上に尽力している国はありません。拉致とは、国境や法、そ
して全ての人は尊厳をもって扱われなければならないとする道徳律を一切尊重し
ない北朝鮮政府が行った、人類に対する許されざる犯罪なのです。

 しかし、停戦以来、北朝鮮は巧みな甘言と力を使って、何千人もの日本人、韓
国人、米国人を拉致してきました。北朝鮮政府によるその他の目に余る犯罪の前
では、拉致問題はかすんでしまうかもしれません。公開処刑や核開発計画、ミサ
イル発射実験とは対照的に、拉致は目立たない犯罪です。地震活動によって特徴
付けられるのではなく、夜の散歩から帰ってこない、乗って行った釣り船が戻っ
てこない、山登りに行って消えてしまった、といった具合に愛する人がいなくな
るのです。北朝鮮による拉致は静寂の内に行われますので、自由世界が声を上げ
なければならないのです。勇気ある被害者のご家族の方々がなされてきたように、
拉致被害者を倦むことなく擁護するのは私たちの役目です。

 私たちの取組みが、北朝鮮に対し、拉致被害者を帰国させなければならないと
いう強く明確なメッセージを送るものと期待しています。それが実現されるまで、
決して立ち止まることはありません。ご清聴ありがとうございました(拍手)。

◆デイビッド・スネドン氏は私の息子の友人

クリス・スチュアート(米国下院議員、共和党)

 日本大使館、そして日本の方々と協力できるのは、私にとって非常な光栄であ
り、本当に名誉なことです。私たちはこの数年間、大きな友情を育んできました。
そして、様々なことに取り組んできましたが、主要な課題の一つは北朝鮮政府に
よる非道な行為、特に日本人や他の国の人々の拉致に関するものでした。私がよ
く知っている一つのケースが、私の息子の友人である米国人のデイビッド・スネ
ドン氏の事件です。回答されるべき疑問がたくさんあります。調べたいことが今
もなおたくさんあります。

 皆様、日本の方々、そして日本の指導者の皆様に、私たちはこれからもあなた
方と引き続き協力していくことをお約束します。被害に遭われた方一人一人、そ
のご家族の方々、そして米国の国民に対して、このようなことを二度と起こさせ
ないために私たちにはそうする義務があるのです。

 繰り返しになりますが、あなた方と協力できることを大変名誉に思っています。
あなた方のご友情とご支援に感謝いたします。そしてこれからも、この重大な問
題について引き続き協力していけることを願っています(拍手)。
櫻井 今お二人からビデオメッセージをいただきましたが、文書メッセージは島
田さんに朗読をお願いします。

◆米国市民も北朝鮮に拉致され、不法に拘束されている

エイドリアン・スミス(米国下院議員、共和党)

 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会、北朝鮮に拉致された日本人を救出するた
めの全国協議会及び北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するため行動する議
員連盟共催の国際セミナーにご参加の皆様

 米日議員連盟の共同議長として、この悲劇的な状況について話し合うためにお
集りいただいた皆様との連帯を表明したいと思います。本日は残念ながら直接参
加することはできませんが、北朝鮮政府が犯してきたこの許されざる罪に対する
注意を集めることが重要だという点については私も意見を同じくするところです。
私たちは今日、被害者の皆さんの苦しみと、愛する人を取り戻そうと尽力されて
いるご家族やご友人の方々の苦痛を、ともに忘れてはなりません。

 北朝鮮政府と向き合う外交努力が続けられるなかで、北朝鮮がこの問題を解決
することの重要性を理解し、残る拉致被害者の帰国により、速やかな解決に向け
た措置を講じることを望みます。

 これは日米共通の懸念です。ネブラスカ州出身のブリガムヤング大学の学生で、
15年前に中国で行方不明になったデービッド・スネドン氏のように、米国市民も
北朝鮮に拉致され、不法に拘束されています。米国政府は北朝鮮による拉致、そ
して同国が長年にわたり行ってきた様々な人権侵害をたびたび取り上げてきまし
た。拉致問題の解決に向け、これからも皆様と緊密に協力していく所存です。

 この重大な問題に対する皆様のご尽力に感謝申し上げます。

◆米国議員3名の紹介

島田 最初にビデオで訴えられたのはマイク・リー上院議員で、特に強調された
のは、北朝鮮には様々な犯罪行為があり、拉致問題は見失われがちだが、静かに
行われた犯罪だけに余計我々が大きく声を挙げていかなければならないとおっしゃっ
ていました。

 マイク・リー上院議員は保守派の新進気鋭の議員ですが、失踪したデヴィッド
・スネドンさんが通っていたのはブリガム・ヤング大学です。これはモルモン教
徒の方たちがよく行かれる大学で、日本にいるケント・ギルバートさんもここの
出身です。リー議員はその同じ大学の卒業生です。

 そしてデヴィッド・スネドンさんが拉致された当時、マイク・リー議員のお父
さんがブリガム・ヤング大学の学長だったのです。このお父さんはロナルド・レー
ガン政権の時の司法省のナンバー3で保守派の主流派の方でした。

 マイク・リー議員はアメリカの保守派の間で大変評判が高い議員です。そうい
う経緯もあり、マイク・リー議員が上院におけるデヴィッド・スネドン決議の提
案者になっています。

 次のクリス・スチュアート下院議員は元々空軍のパイロットをしていて、在日
米軍基地で勤務したこともあります。クリス・スチュアートさんもモルモン教の
人ですが、息子さんの一人がデヴィッド・スネドンさんと友人関係です。モルモ
ン教の人は若い頃、宣教活動で様々な外国に行きますが、スチュアート議員の息
子さんの一人も韓国に行くことになって、デヴィッド・スネドンさんも韓国で布
教活動をしていたから朝鮮語ができるわけです。

 デヴィッド・スネドンさんが拉致された理由の一つは、彼は韓国語、朝鮮語が
できる、そして標準的な英語を話す人だということです。これは北朝鮮の人に英
語を教える立場としては最もいいということになります。

 アメリカの議会も認定していますが、スチュアート議員も、自分の息子が、い
わば先輩としてのデヴィッド・スネドンさんにお世話になったという経緯もあっ
て大変熱心にこの運動に取り組んでこられた。

 日本では古屋圭司先生が中心になって、このデヴィッド・スネドンさんに関す
る決議、要するに北朝鮮による拉致を念頭に本格的に調べろ、そして日本とも協
力しろという内容の決議ですが、古屋先生とスチュアート議員がしょっちゅう会っ
て文言も調整して出され、成立したものです。

 エイドリアン・スミス議員からは文書でメッセージをもらいました。スミス議
員はネブラスカ州選出の下院議員ですが、若手の有望株です。実は議員のレベル
ではユタ州の議員とネブラスカ州の議員が一番熱心にデヴィッド・スネドンさん
の拉致問題に取組んでいます。

 マイク・リー議員とクリス・スチュアート議員はユタ州の選出で、ユタ州にあ
るブリガム・ヤング大学の学生だったという事情があります。

 それともう一つ、デヴィッド・スネドンさんのお父さんがネブラスカ州のネブ
ラスカ・リンカーン大学で教鞭をとっておられて、スネドン家の子どもたちはネ
ブラスカ州で育っているわけです。だから未だにスネドン家の知り合いがネブラ
スカ州にもたくさんおられる。

 このエイドリアン・スミスという下院議員はお父さんが教えていたネブラスカ
・リンカーン大学の出身なんです。そういう経緯もあって熱心にこの問題に取組
んでいる方です。

 スネドン決議は下院では2016年9月28日に通り、上院では2018年1
1月29日に通っています。対中国を見ていても、経済で締め上げているのはト
ランプ大統領ですが、彼は人権問題にはそれほど熱心ではない。そこはウイグル
決議を見ても議会が中心になって中国に圧力をかけている。

 北朝鮮に対しても、トランプ氏の場合は核・ミサイルに関してはとにかく「非
核化しろ」ということで、それまで制裁をゆるめない立場ですが、人権に関して
は議会が主導するのが重要になります。

 まさに古屋先生が中心になって、アメリカ側ではマイク・リー議員、クリス・
スチュアート議員ががっちりスクラムを組んで、まずスネドン決議を通したわけ
ですが、引き続き拉致を中心にした北朝鮮の人権問題を追及していく、この日米
の議員外交の枠組みを拉致議連の先生方に構築していただきたいと思っています
(拍手)。

◆米議員に具体的なテーマで働きかけ、決議されたのは初めて

古屋圭司(拉致議連会長)

 ひとこと。今島田先生から話があったスネドンさんの話ですが、アメリカでも
当時の国務省は、何度も働きかけたのですが、「証拠がない」ということでのれ
んに腕押しでした。

 そこでかつての日本のことを思い出して、日本も当時政府は拉致問題に消極的
でした。しかし、拉致議連ができ、横田ご夫妻がけなげに耐える姿が国民を動か
して、安倍内閣の時に大きく取り上げるようになりました。

 そういう経緯があるので、日本から拉致議連が働きかけるようになった。実は
上下両院で延べ130人くらいに面会しました。あの時は島田先生にも来ていた
だいて、通訳などのことをしていただきました。そして日本の国会議員がアメリ
カの国会議員に具体的なテーマで働きかけ、決議がなされたのは初めてのことで
す。

 なぜそこまでやったかというと、日本は核・ミサイルは完全にアメリカと手を
組んでやっていますが、アメリカ人は拉致はされていないということになれば本
当の連携はできないんです。だから一人でも二人でもということで働きかけをし
ました。

 そして安倍・トランプという二人の信頼関係があり、ポッティンジャー補佐官
にも訴えて、そしてトランプ氏も分かるようになってくれた。

 しかしまだプロセスの途中です。私たちの目標は今日のテーマにもあるように、
いかにして取り返すかということですので、しっかり、皆さんと連携して目的を
達するように頑張っていきたいと思います(拍手)。

(4につづく)


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