救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

12.14政府シンポで横田拓也さん、飯塚耕一郎さんが訴え(2019/12/16)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.12.16)

■12.14政府シンポで横田拓也さん、飯塚耕一郎さんが訴え

 以下は12月14日に開催された政府シンポで、家族会の横田拓也事務局長、飯塚
耕一郎事務局次長が訴えたものの全文です。


◆北朝鮮は今も「人質外交」を行っている

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)

 北朝鮮人権侵害問題啓発週間に伴う作文コンクールにご応募頂いた皆様に感謝
すると共に、本コンクールに入選され、この会場にお越しの中学生・高校生の皆
様、有難うございます。

 作品を何度も読ませて頂きました。この北朝鮮による日本人拉致問題解決のた
めに一番心配しているのは「風化」してしまう事です。その意味で、日朝首脳会
談が開催されそして5人の拉致被害者達が帰国してから既に17年が経過している
事を考えると、こうして若い世代がこの問題に向き合い、問題解決に向け一人一
人の堅い信念を持って頂いた事は、何にも代え難い感謝であり・勇気です。入賞
された皆様にお祝いを申し上げると共に、家族会としてお礼申し上げます。

 私の姉横田めぐみは13才の時に北朝鮮の工作員達によって下校途中に日本の地
から暴力的に拉致されました。それから42年が経過してもなお、この問題は解決
されずめぐみをはじめとする多くの拉致被害者達が北朝鮮で拘束され続けていま
す。

 拉致の被害にあったのは日本国だけではなく、韓国・タイ・ルーマニア・レバ
ノンその他多くの国に跨る重大な人権侵害問題です。
毎日私達の救いの手を持ちながら、毎日耐え難い時間を過ごしています。

 拉致された拉致被害者家族は高齢化し、残念ながら他界されたケースも幾つも
あるのが現実です。

 自分の命よりも大切な我が子を拉致された親の気持ちがどれだけ辛い事か、拉
致した北朝鮮がどれだけ憎い事か、この気持ちはどのご家族も同じ思いです。

 北朝鮮による日本人拉致問題は遠い昔の過去形の事件ではありません。42年以
上経過しても解決されない現在進行形の人権侵害問題なのです。北朝鮮は今も
「人質外交」を行っているのです。この点を私達は改めて認識する必要がありま
す。

 私達「家族会」そして支援頂いている「救う会」の方針は、もし北朝鮮が拉致
被害者を帰国させるのであれば、帰国後に本人達から情報収集して日朝国交正常
化交渉を妨げるような事はしない事を既に表明しています。この点を北朝鮮、と
りわけ金正恩委員長には理解して欲しいと思います。

 北朝鮮の体制では、父・祖父の遺訓とは違う意思決定を下す事がいかに難しい
事であるかを私達は承知しています。しかしながら、統治者である金正恩委員長
が拉致問題をはじめとする人権問題を解決しない限り、北朝鮮の明るい未来を描
けないばかりか自身の「安全の保障」も約束されない事は、これまでの米朝首脳
会談でのプロセスを見ても十分に理解しているはずです。

 どれだけ脅しや脅迫の文言を吐いても構いません。権限も影響力も無い一部の
人間の雑音に私達は振り回されません。私はそれがあなたの言葉であるとは思っ
ていません。同時に、米国や国際社会を過度にからかわない方が良いと思います。
物理的・論理的にこの先に何が待ち構えているかを良く分かって欲しいと思いま
す。

◆拉致問題解決の「定義」は「全拉致被害者の即時一括帰国」

 私達は拉致された被害者本人全員を帰してくれさえすれば良いのです。それ以
上何も求めていないのです。

 但し一点改めて解決の「定義」を確認します。家族会・救う会そして日本政府
が求めている解決の「定義」は「全拉致被害者の即時一括帰国」の一点であると
いう事です。「部分的解決」「段階的解決」という選択肢は絶対に受け入れられ
ません。これ以上の幕引きのための工作や時間稼ぎに応じる事は出来ません。金
正恩委員長が、父・祖父が理想としていた”国民に肉の入ったスープを飲ませた
い”という遺訓を叶えたいならば、今こそあなた自身の勇気ある英断が求められ
ています。あなたが本当に北朝鮮と言う国家を統治しているならば、周りの抵抗
勢力に惑わされる事なく、明るい未来に向けた決断をして欲しいと思います。


 米朝間の非核化交渉の前進があって、初めて日本人拉致問題が進展する構図が
あります。残念ながら米朝関係は直近では2017年の緊張関係に逆戻りになりつつ
あります。

 国際社会や歴史の評価の目から、”重大な人権侵害を繰り返した親子三代にわ
たる当事者”として名を残すのか、又は”勇気ある英断を伴って人権問題を解決
し、国際社会に一歩踏み出したリーダーであり2500万人の北朝鮮国民の生活水準
を劇的に改善させた尊敬されるリーダー”として名を残すのか、今この瞬間に決
めて欲しいと思います。

 私達は絶対に拉致された家族を救い出すために諦める事はありません、闘い続
けます。引き続き皆様のご支援とご理解を賜わりますよう宜しくお願い致します。

◆家族は拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望

飯塚耕一郎(田口八重子さん長男、家族会事務局次長)

 おそらく皆さんも理解頂いていると思いますが、ここ一年は期待に反し、拉致
問題に関して何らかの進展はなく残念な気持ちで年越しを迎えることになると思っ
ております。

 現在、北朝鮮は年内を期限とした米国との非核化交渉に際して水面下で激しく
駆け引きを行っていることかと思います。主導権を取るためにミサイル実験や交
渉の決裂を標榜するなどを行っていますが、これらの蛮行、つまり弱者の恫喝で
すが、極東のみならず世界平和への敵視だと思います。国連安保理も含めた国際
社会において、このような蛮行に対してしっかりと毅然とした態度を北朝鮮に取
るべきです。核、ミサイル問題を含め、通常の国家間のような対話のみの政策は
北朝鮮には通じないものと思います。

 また、人権問題において、国連加盟国を筆頭に世界の国々は、問題の状況を把
握し、従来の非道な人権侵害や生産性のない他国への恫喝交渉などを十分に把握
すべきです。

 これらの北朝鮮の蛮行は、北朝鮮自身が利するものは何もありません。

 また、北朝鮮及び金正恩は、これらの愚かな行為は今後行わず明るい未来が描
けるように前向きかつ建設的な政策を行うべきです。

 今後、米朝非核化交渉後のおそらく遠くない未来に日朝交渉が始まるものと推
察します。

 それにあたりまずは、改めて認識を共有したいです。

 問題解決の定義として家族会が要望する点としては、「全ての被害者の即時一
括の帰国」になります。

 2002年に5名の被害者が帰られて17年経っており、それ以降一人の被害者も帰っ
てきておりません。また、拉致をされて40年近くの長い時間が経過しており、日
本で帰国を待つ家族もぽつりぽつりと亡くなっている状態です。段階的な交渉な
どを行っている余裕は時間的に全くありません。そのため、早急な解決を求めま
す。

 また、日本政府はありとあらゆる準備を行うべきです。日本政府は被害者奪還
交渉を行うため、拉致被害者情報の収集や解決した場合北朝鮮にメリットのある
交渉などテクニカルな部分を詰める必要があります。

 また家族会として、今年2月の総会後に表明した方針について、何ら変わりは
ありません。全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちは帰っ
てきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません。

 強調いたしますが、家族会は拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望し
ています。その実現を日本政府に求めるだけです。

 本日ワームビアご夫妻もおいで頂いていますが、オットーさんのような、北朝
鮮によって不幸になる人間をこれ以上一人も出すべきではないと思います。

 人間一人ひとりの生きる時間は決まっています。その貴重な時間を北朝鮮に暴
力的に奪われ、40年近く経った今でも現在進行系で奪われ続けているこの状況を
打破出来ないことに八重子さんや他の被害者、高齢化している日本の拉致被害者
家族の方々にも大変申し訳なく思っています。是非とも、近い未来に被害者を救
えるよう皆様のご理解と協力を引き続きよろしくお願い致します。

以上

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