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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致問題の現在 なぜ今チャンスと言えるのか−東京連続集会報告5(2018/11/08)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.11.08-2)

■拉致問題の現在 なぜ今チャンスと言えるのか−東京連続集会報告5

◆「慎重に、確実に」取り戻せ

 9月の国民大集会で飯塚代表は重大な発言をしました。私たちの今年の運動方
針は、「再度政府に年内の解決を求める」ですが、飯塚さんは「年内とは言いま
せん」とおっしゃった。運動方針に反しているんですが、「でも慎重に、確実に
やってほしい。しかし急いでほしい。期限は切りません」と。

 これは情勢をよく分かっていらっしゃって、「早く」という気持ちと、「しか
し失敗したら大変なことになる」ということが、飯塚さんにあの言葉を言わせた
んじゃないかなと思います。国民大集会の一番の核心の発言は、飯塚さんの発言
だったと私は思っています。

 しかしこの道しかないんです。ここまで来た。政府も、官房長官を大臣に据え
るというこれまでにない布陣をひいた。全力で、我々もできることを民間でやる。
最後の力をふりしぼって、難しい、細い道ですが、なんとか頂上まで辿りつきた
いと思っています。

島田 1点だけ。拉致問題の解決には国際的な制裁を緩めさせないことが鍵にな
るんですが、私は河野外務大臣の発言を聞いていて、大変懸念があります。彼は
IAEAが北朝鮮の査察に入るようなことになれば日本がお金を出すと何度も言っ
ています。

 従来核の問題で色々失敗してきたパターンがあります。まずどこにどんな核物
質があるか、施設があるかの申告書を出させることですが、向こうが申告書を出
してきた段階で、申告書を出すという行動を向こうがとったのだから一定程度制
裁を緩めましょうと、これは国務省が必ず言います。

 次にIAEAはまず自己申告施設からやります。それをいくつか査察した結果、
怪しいことはなかった、と。そうしたらまたそこで制裁を緩めましょう、という
ことで、どんどん骨抜きにされていきます。

 これが今までのパターンだったわけです。だからボルトン氏が言うように、日
本政府も、「まず核爆弾を出せ」と言わなければならない。「IAEAが査察に
入るならお金を出します」と外務大臣が言うのは、大変間違ったメッセージにな
ると思います。

西岡 そのことも含めて、今の経済制裁が効いている以上、被害者が全部帰って
くるまで経済制裁を緩めさせないという大前提で、今度は解決の定義についての
戦いになると思います。この二つが今日言いたかったことです。次に飯塚さん、
横田拓也さんの話を聞きたいと思います。ありがとうございました(拍手)。

◆日朝協議に十分な備えを

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 みなさんこんばんは。もう相当長い間、北朝鮮問題、拉致問題の解決に対して、
色々な情報を聞き、何度もご判断をいただき、早期に解決をという雰囲気が益々
高まっています。

 しかし、残念ながらなかなか実現できない。この実態を私たちは重く見なけれ
ばいけないなと思います。今日の話にもあるように、北朝鮮を取り巻くあらゆる
問題、情報、情勢、そしれそれが拉致被害者の帰国にどう関係してくるかという
ことが、今までになく我々にとって有意義に動いているのではないかという感じ
だと総括できると思います。

 そういう中で、実際にはこういった情報、情勢をきちんと捕えて、わが日本政
府はしからばどう動いたらいいかということの大きな材料になるとも思います。

 結局、外国その他に色々な支援をお願いする形をとってきていますが、やはり
日本政府が具体的に北朝鮮と向かい合って解決の方向に持っていくのが最終的な
形だと思うんですね。

 そういう意味では安倍総理も先頭に立って、この拉致問題で北朝鮮と向き合わ
なければならない時期が来たと言っています。それは当然ながら色々な圧力、そ
れから制裁の問題もすべて含めて、全部を組み合わせながらどうしたらいいかと
いう考えで持っていくとは思います。

 向き合うというのは、ある日突然北朝鮮に行って、「お話しましょう」という
のではだめだと思うんですね。今までの情報、情勢をしっかりと踏まえて、どう
いう確認を得て首脳会談をやろうかということです。

 そこまではこれまで行かなかったことですから、私たちがよく言う、「今度こ
そは騙されないようにしてください」ということです。もう何十年間も騙されて
今があるわけですが、その辺を考えて私は、「着実に」というお話をしています。

 「焦らずに」というのは、何もしなくていいということではなく、そういう考
え方で着々と情報を集め、どうしようかという段取りでまた総理の動き等全部を
考えた上での対応にしていただきたいなと思います。

 今までどちらかというと、拉致担当大臣というのは他の仕事と兼任だったわけ
です。もう何人いたか忘れました。それだけたくさんの拉致担当大臣がいても、
結局何もできなかったという評価にしかならないんです。

 従って今回、官房長官は総理大臣と直結して仕事をする人ですね。そういう意
味では、総理大臣と直結した形で、総理に色々な意見具申も言えると思いますし、
色々な情報のとりまとめも含めて、いい立場にあると思いますので、今までより
はこの拉致問題については、独立した立場で、あるいは考えで進めていけるので
はないかという考えはあります。

 当の官房長官に家族会は会いまして色々お話もしましたが、「今までこれだけ
長くかかってしまったのは非常に残念だ。今度こそ私はしっかりとやらさせてい
ただきます」という話を最後にされました。

 当然のことなんですが、それが実際の行動に結びついていかなければならない
と思いますし、今までのように、「あれをやりました。これをやりました」だけ
で終わってしまわないように。やった結果どうなったのかということまで突き詰
めながら次に進んでいくという形で。

 そういう意味では今年になってこの問題がクローズアップされたのは、トラン
プ大統領が就任後、国連の総会で北朝鮮問題を取り上げて、はっきり拉致に言及
し、問題提起したからです。今までになかったことです。

 これをきっかけに、トランプ大統領は日本にも来て、我々にも会って、「この
問題を何とか解決しなければならない」という話を伺いました。そしてまた日本
からの要請で、北朝鮮に向けて、拉致問題の解決をはっきりと問題提起してくだ
さいと言ったことも、形としては実現されました。

 その後情勢は色々変わってきていますが、そんな時いつも気になるのが、「こ
う言いました」という話はよく聞きます。そして先ほど言った、それでどうなっ
たのというのがないんですね。

◆アメリカに「被害者を返す」と言わせ、日本は帰国の段取りを

 それで今回、第2回の米朝があった時に、今一度北朝鮮に向けて日本人拉致問
題に言及してもらい、向こうからコメントを取ってほしい。「本当に日本人を返
すの」と。「返します」という答えを持って来てもらいたいんです。

 その後で、我が国の総理大臣を含めて、帰国の実際の段取り作業に入る。これ
が一番いい形だと思うんです。最初からまっさらの状態で安倍総理と金正恩氏が
会って色々話をしても、また元の木阿弥で、ちっとも具体的な進行はしないと思
います。

 今回またアメリカの中間選挙もありますが、そういうことも含めて外交上の支
援の要請と、これは日本がやるべきことですが、政府としてこういう状況の中で
どうしていくのか。

 先ほど西岡先生が言ったように、これは最後のチャンスなんですね。こういう
状況はまたとないことだと思いますし、いい情報、悪い情報、色々ありますが、
少なくとも北朝鮮の態度が変わってきたということは言えると思います。そうい
うことでは、なんとかして被害者の帰国、この一点に集中して、何事もそれにど
うつながっていくかだけを考えて対応していっていただきたい。

 日本の中でも色々意見を言う人もいますが、判断基準を間違わないようにして
いただきたいし、今後今年中になるか、来年中になるか分かりませんが、そうい
う考え方で政府にはこれからもお願いしていきたいと思います。是非応援してい
ただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。

◆冬になると、暖もとれず食糧難ではないかと考える
横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)

 皆様、こんばんは。6月の米朝首脳会談の後から、具体的には見えている範囲
では何の前進もなく、北朝鮮の思惑というのは引き続き続いているなというのが
私もそうですが、日本国民、世界の大方の評価だろうと思います。

 一方で、先ほど島田先生、西岡先生がお話されていたように、見えないところ
では本当に陰の戦いがあるんだなということで、この見えない圧力を引き続き堅
持してもらいたいと思っています。

 また1週間前の10月23日に、国連のキンタナ特別報告者のコメントが新聞
に掲載されていましたが、安全保障環境で大きな進展があったが、人権状況に実
質的な変化があったとの情報はない」と発表されています。

 まさにこの人権問題、拉致問題が何の解決もされていないと思いますし、こう
いう状況がある中で、韓国の大統領が日本人拉致問題について多少言及してくだ
さっているとは思うんですが、独裁国家の犯罪者に対して、自国の何百人も拉致
されていることすら一言も言わないというのは、私にとってとても不思議でなら
ないし、彼が外交儀礼的な笑顔で振舞うことは勝手ですが、もう少し問題の本質
とか、優先度は何かということを考えた上で北朝鮮と向き合ってほしいと考えて
います。

 また私の姉についても他のご家族についても、この拉致問題が40年以上続い
ているわけで、また12月には北朝鮮人権啓発週間が始まります。この前の国民
大集会もそうですが、何回、何十回と私たちはこの問題を訴え続けなければなら
ないのかということに、すごく個人的に疑問に思います。

 今日家族会は代表と私と二人ですが、私の家庭においては父は体調を崩して入
院をしていますし、母も見舞いもあり、本人の体調も悪くて実際こういうところ
に来れない。

 そして国民大集会では、子ども世代の私たちが同じことを言い続けなければな
らない。そして拉致が解決しないという状況は何も変わらない。ものすごく不思
議な状況に個人的には大きな怒りと疑問を持っています。

 今般菅長官が拉致担当大臣になられたということで、先ほど代表もおっしゃい
ましたが、官邸主導でこの問題を解決するという意気込みだと私も認識していま
すし、具体的な形、答になるように是非日本政府は精一杯の努力をしてほしいと
思います。また国際社会、国際世論を多く巻き込んでほしいと思います。

 そして国際制裁で、日本の制裁もそうですが、極めて大きなものを締めつけて
いる関係で、多分に効いているんだと思います。大変喜ばしいことだと思います。
一方で、私の姉や八重子さん、その他の被害者もそうですが、この冬になると、
日本も今日非常に寒いですが、暖もとれなくて、おそらく食糧難が深刻なんだと
思います。

 この時期になると、本当に自分の兄弟、家族、子どもが今日暮らしていけるん
だろうかという心配と不安でいっぱいになります。是非この問題を早く解決して、
一刻も早くこの日本の地に戻ってこれて、家族と抱き合って、自由の身で生活が
できることを、心から願うばかりです。

 先ほど西岡先生からも話がありましたが、日朝友好議連のような私たちの救出
活動を阻害するような発言を、意図的に発信しているような声が聞こえてきます。
私たちはこの横断幕にもありますが、「全被害者の即時一括帰国」、これが目標
であり、それしか求めていません。

 日本と北朝鮮の双方に連絡事務所を設けてほしいとか、調査委員会を設けてほ
しいとか、レポートをくれというようなことは、一切求めてもいません。そうい
う間違った情報を、議員自らが発信することはやめてほしいと思いますし、先ほ
ど安倍さんと石破さんの討論の中で、ある新聞記者の方が、あたかも北朝鮮寄り
の発言をして私たちの救出活動を邪魔するような発言をすることは控えてほしい
と思います。

 どこの新聞記者ということも私たちは承知していますが、この場では言うこと
を控えたいと思いますが、自分たちの国民が拉致されていることを認識していな
いかのような発言をするのは止めてほしいと思います(拍手)。

 本当に勝負どころだろ思いますので、是非ともみなさんのご支援をこれからも
いただきたいと思います。ありがとうございました(拍手)。

以上


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