救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今年2回目の国民大集会を開催−報告5(2018/09/28)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.09.28-2)

■今年2回目の国民大集会を開催−報告5

櫻井 ありがとうございます。この拉致被害者全員という中には特定失踪者の方
々も、もちろん入っているんです。この特定失踪者についてお話をいただきたい
と思います。特定失踪者家族会の会長、大澤昭一さんです。宜しくお願いいたし
ます(拍手)。

◆特定失踪者についても理解してほしい

大澤昭一(特定失踪者家族会会長)

 皆さん、こんにちは。私の弟は44年前、佐渡の新穂で失踪しました。弟の拉
致の状況は、全く拉致被害者と同様で、当時から拉致に間違いないと言われなが
ら、今日まで認定されていません。

 今回、私たち特定失踪者家族会は10家族で参加していますが、この人たちも
皆ほとんど拉致被害者と同じような状態で行方不明になっています。しかし、残
念ながら認定はされていません。

 この家族の人たちは皆各々で運動を続けてきましたが、一向に世間では認めら
れませんでした。それで私たちも、昨年5月に特定失踪者家族会を結成し、現在
65家族71名で運動をしています。

 私は新潟県在住で、新潟県内の集会には、横田さん、蓮池さん、曽我さんと一
緒に、特定失踪者家族として呼んでいただき、特定失踪者とは拉致の疑いのある
行方不明者で、家族は救出のために運動を続けているとの理解をいただいていま
す。県内で署名等のお願いの際には、多くの皆様より支援をいただいてきました。

 しかし一方で、「特定失踪者とは何だ」、「拉致被害者は17人以外にもいる
のか」と言われます。各県で開かれる拉致の集会の場でも、特定失踪者について
は発言の場もなく、ただ認知もしてもらえない状況でした。

 この状況を打破するために、世界中の人たちに日本人拉致の現状を理解しても
らうべく、本年1月オランダのハーグで、国際刑事裁判所に、日本人拉致は17
人だけでなく警察庁調査で880人、調査会調査で540人、国連の調査でも1
00人に拉致の可能性があると言われています。

 私たちは多くの人の名簿を携えて、この人たちの救出を裁判所に申し立てしま
した。告発は裁判所の発足及び日本の加盟が2007年のため、それ以前の事例
には関与できないと、受理はされませんでした。

 しかしその時作成した、昭和30年からの発生年順で、年齢、県別、現場別の
記載された名簿を全国都道府県知事及び議員連盟、関係各所に配布して状況の把
握をお願いしています。

 ここにきて私たち特定失踪者家族会がちょっと理解されたとみえて、大阪府が
まず理解を示してくださり、来年1月に大阪で開催する集会では、特定失踪者家
族会にも発言の機会をいただき、大阪在住の家族には会場で長年の思いを叫んで
もらいます。

 本当に私たちが今一番望んでいるのは、特定失踪者について皆様から理解して
もらうことです。本日会場に参加の皆さんも、特定失踪者を理解され、各地の集
会等でも地元の特定失踪者家族にも呼びかけていただき、今後救出につながって
いけるようお願いいたします。

 今も北朝鮮には、帰国を夢見て耐え続けている日本人が数十人いると言われて
います。被害者家族以外の特定失踪者も必死に暮らしています。この長年頑張っ
た彼らの安否状況を一刻も早く集めていただき、私たち家族会にも説明をいただ
きたいと思います。

 私たち家族会は昨年来総理に面会を要請していますが、まだ実現はされていま
せん。しかし、拉致問題の解決は安倍総理の責務だと思いますし、安倍総理にし
か解決はできません。

 私たちも総理の、「認定未認定に関わらずすべての日本人が帰るまでは拉致問
題の解決はない」との言葉を信じます。また先般来、米韓、米朝と動きが出てき
ました。今後はあの国との交渉です。難関が予想されますが、機会を逃さず、ま
た騙されることなく、慎重に、強い交渉を進めてください。

 救出に当たっては、拉致被害者、特定失踪者一緒に、生存している日本人すべ
てを見捨てることなく、一人からでも、一人でも多く、一刻も早く連れ戻してく
ださい。私たち特定失踪者家族の願いです。

 多くの日本人の帰国があれば、すべての日本人が喜んでくれます。家族も被害
者も、残された時間は多くはありません。私たち特定失踪者家族にももう1回抱
き合う場面を作ってください。

 今後特定失踪者について皆様のご理解をお願いいたします。本日はありがとう
ございました(拍手)。

竹下珠路(特定失踪者、古川了子さん姉、特定失踪者家族会事務局長)

 今日、特定失踪者という名前にくちびるをかみしめながら、拉致被害者を、自
分たちの家族を、一日も早く取り戻したいという思いは同じであると、そういう
家族が集まりましたので、紹介をさせていただきます(拍手)。年代の古い順に
紹介させていただきます。

昭和36年12月に神奈川県 から失踪した斉藤正治の弟、斉藤良司さん、(拍手、
以下略)、
昭和47年11月に東京都から失踪した生島孝子の姉、生島馨子さん、
昭和49年2月に新潟県から失踪した大澤孝司の兄、大澤昭一さん、
昭和51年2月に埼玉県から失踪した藤田進の弟、藤田隆司さん、
昭和59年6月に山梨県から失踪した山本美保の妹、森本美砂さん、
昭和60年12月に兵庫県から失踪した秋田美輪の姉、吉見美保さん、
昭和62年11月に埼玉県から失踪した佐々木正和の姉、佐々木美智子さん、
平成3年4月に埼玉県から失踪した佐々木悦子の母、佐々木アイ子さん、
平成7年3月に大阪府から失踪した植村留美の父、植村照光さん、母、植村光子さ
ん、
そして昭和48年7月に千葉県から失踪した古川了子の姉竹下珠路です。

 宜しくお願いいたします(拍手)。

櫻井 では次に特定失踪者問題調査会代表の荒木和博さんからお話をうかがいた
いと思います(拍手)。

◆力の裏付けのない話し合いには効果がない

荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)

 時間が押していますので、できるだけ簡潔に申し上げたいと思います。

 私自身は正直に申し上げると、この拉致問題に関して安倍総理には批判的な立
場です。もちろんここに立っているわけですから、安倍さんの足を引っ張ろうと
いう思いはありません。

 今日本政府がやっているスキームで全員が即時一括帰国できればそれに越した
ことはないし、やっていただきたいし、それに関して自分たちで協力できること
はできるだけしたいと思っています。

 しかし、それだけでうまくいくのかとなると、私自身としては疑問を感じざる
を得ない。今日、特定失踪者家族会の懇談会を午前中やりました。来週28日に
我々調査会の理事会をやり、次にどういうことをしていくかを検討することにし
ています。

 ともかく北朝鮮という国は、皆さんもお分かりのように、力しか信じていない
国であります。あの国に対して話し合いがどれほどの効果があるのか。力の裏付
けのない話し合いであれば、効果はないと私は思っています。

 米朝首脳会談で、アメリカは北朝鮮の体制を保証するというようなことを言っ
てしまいました。ここには国会から地方議員までたくさんおられますので一番お
分かりだと思いますが、選挙の時に選対を締めるのは大変ですが、緩めるのは簡
単です。いったん緩めたら、選対なんてそう締まるものではない。

 今回トランプ大統領がああやって緩めてしまったことによって、それを締める
と言うのはこれは本当に大変なことだろうと思います。いわんや、あの南北の首
脳会談で緩めよう、緩めようという動きを南北揃って一生懸命やっているわけで
すから、簡単にいくものではないと思っています。

 アメリカは前から何人もの方々が、石原都知事なんかもそうですが、国民が一
人拉致されても軍艦を出して取り返しに行くというようなことを言っていました
が、真っ赤な嘘です。そんなことアメリカはやりません。

 今日出ている「月刊正論」に、青学大の福井義高さんが書いていますが、アメ
リカという国はベトナム戦争に参戦し、向こうで捕虜になった米兵すら見捨てて
しまった国です。それをやったのはジョン・マケイン等の人たちだったというこ
とを考えた時に、アメリカは何の教科書にもならないということです。

 またこれは日本に限らないでしょうが、参考書はあっても教科書はどこにも存
在しない。逆に言えば、日本にできないことがあるはずがないということです。

 ここにおられる国会議員の先生は法律を作るのが仕事ですし、行政官庁の方々
はそれを実際に実行していくことがお仕事なわけで、そういう方々の前でこうい
う言い方をするのはどうか分かりませんが、今の法律、そしてこの国の仕組みの
中で拉致被害者を取り返すということは、私は極めて難しいと思わざるを得ませ
ん。

 このようなやり方でやっていたら見殺しになるとしか、私には思えない。だか
らそれとは違うやり方を、どこかでやらなければいけないと思います。これは、
今のシステムの中にいる方には絶対にできません。その外にいる民間でやるしか
ないです。だからその思いのある方は、是非ご一緒に戦っていきたいと思います
(拍手)。

 なお、この枠組みのなかでもやれることはいくつもあるわけです。自衛隊を使
う。これは色々な情報収集から色々なことがあります。でも、今拉致問題に関し
てはほとんど使われていない。

 なぜそういうことが起こるのか。非常に不思議なことですが、それが当たり前
のようになっているということは、何とか変えていただかなければならない。新
しい法律なんか作る必要はありません。国民を守るためだから当然のことです。

 例えば自衛隊の使い方の一つを言えば、先ほど安倍総理は金正恩との会談をや
がてやりたいとおっしゃっていました。だったらその場に、制服を着た自衛官が
横にいる。これが日本の意思を示すということになります。いざとなれば日本は
戦うんだという意思があれば、それは北朝鮮に間違いなく伝わると思っています
(拍手)。

 もう一つお願いごとなんですが、今日ここに来られている方々、おそらく大半
の方はこれが2回目以上だろうと思います。この会場の中の人はみんな拉致問題
を解決したいと思って来ているわけですからまだいいんです。でもこの会場の外
にいったん出たら、外を歩いている人の大部分は拉致問題に無関心です。

 この次この集会がある時、あるいはそれぞれの皆さんの集会の時に、今まで一
度も拉致の集会にきたことのない方を、是非とも一人連れてきていただきたい。
私たちもこの点、自分たちだけ分かっていて、周りの人も分かっているんじゃな
いかと思い込んでいたのではないかと、今非常に反省しています。だからこれを
何とか変えていくということをする必要があると思っています。

 またもう一つ、政府の広報の中で、パフレットを見ていただければ分かります
が、70年代から80年代を中心に多数の人が拉致されたと書いてあります。こ
の文言は一つ間違えると、70年代、80年代しか拉致被害者はいないというイ
メージを与えることになります。

 今日来ている特定失踪者のご家族でも、斉藤さんは60年代、佐々木さんと植
村さんは90年代です。家族会の中でも寺越さんは1960年代であり、この文
言は変えていただくように改めて政府にお願いしたいと思います。

 あと、先ほどご挨拶をされた中で、立憲民主党の村上議員にやじがありました
が、村上さんとは私は旧民社党時代から40年の付き合いで、立憲民主党がどう
いう党かと言う問題は別にして、その中で事務局長としてやっておられることを
非常に心強いと思っています。

 ちなみに、渡辺周議員も元民社党の人ですし、さらに言えば山谷自民党本部長
も人ですから、私が今こんなことを言ってもしかたがありませんが、民社党は一
致団結して拉致問題に取組んでいきますので、ご協力を宜しくお願いします。あ
りがとうございました(拍手)。

櫻井 民社党の出身の方には本当に頑張ってほしいですね。ではここで、救う会
会長の西岡力さんにお願いします(拍手)。

◆拉致被害者は生きている、生きている人を全員返せ

西岡力(救う会会長)

 今日の集会のテーマは、「全拉致被害者の即時一括帰国」です。実はこの言葉
を、私は4月の集会で叫びました。拉致解決の定義は何なのか。今、拉致を解決
すするとはみんな言うんです。先ほど古屋先生が名前を出して批判された、日朝
国交促進議員連盟の先生方も、拉致問題は解決しなければならないと言います。

 だから今、我々が明らかにしなければならないのは、解決の定義は何かという
ことです。それが、「全拉致被害者の即時一括帰国」だということで、それを皆
さんでもう一度確認することができた、意味のある集会だったと思っています。

 また前回の4月の集会の後、山谷先生や塚田先生たちと一緒に、加藤大臣も行っ
てくださいましたが、アメリカに行って、我々にとっての拉致解決の定義は何か
と聞かれるので、「全拉致被害者の即時一括帰国」です、と。その全被害者は、
認定未認定に関わらず全員だということを繰り返し主張してきました。

 そしてその全被害者の中には、北朝鮮が一方的に死んだと言った8人、拉致を
していないと言った4人、そしてそれ以外の未認定の被害者、この3つといおう
のカテゴリーが全部帰ってこなければだめだ。これがすべての意味だとすべての
アメリカの機関で言ってきました。

 そうしたら、ホワイトハウスのNSC(国家安全保障会議)に行った時だけ、
私がそれを言う当番だったので、それを言おうと構えていたら、ポッティンジャー
さんという上級アジア部長が、「8人は生きいるんですよね」と、「まだほかに
もいるんですよね」と向こうから言ってきたんです。

 我々は2000年から繰り返し訪米してきましたが、「ああ、やってきてよかっ
たな」と思いました。そしてアーミテージさんという元国務省の副長官で、我々
にとって本当に助けていただいた方も、拉致問題の解決の定義という話をしたら、
「解決の定義は簡単です。北朝鮮が決めるのではありません。日本が決めるんだ。
拉致家族の人たちがこれで解決だと思うまで解決しないんだ。あなたたち自身を
持ちなさい」と言われました。

 全被害者が一括して帰ってこなければならない。我々はそういう整理をするこ
とができたというのも、頂上に向けての一歩だと思っています。

 櫻井さんが今、小泉訪朝以来大変有利な状況ができているという話をしました。
私も全く同じ意見です。但し、まだ決勝戦にはいっていない。準決勝だと思って
います。準決勝とは何か。残念ながら日本国内に、「全拉致被害者の即時一括帰
国」が解決の定義だと思っていない人がおられることです。

 そしてそういう人たちを、北朝鮮が工作の対象として日本の世論を変えようと
していることです。先ほど申し上げた議員連盟の総会に、誰が講師として来たと
思いますか。朝鮮総連の新聞の平壌支局長が国会議員会館に来て、40人の超党
派の国会議員の前で、「拉致問題は解決済だ」という講演をしたんです。

 そこに残念ながら初代拉致議連の会長もおられた。黙って聞いていたと聞いて
います。もう一人、講師として来たのが、2002年の小泉訪朝の立役者の田中
均・元(外務省)アジア太平洋局長です。田中さんがそこで言ったのは、合同調
査委員会です。そして連絡事務所を作った方がいいと言った。その話がわーと広
がっているということです。

 これは大変危険です。最近私が、第三国で広まっている、入手した情報の中に
こういうものがあります。「横田めぐみさんは死んでいる」と。じゃああの「遺
骨」はなんなんだ。「実は元夫が精神病院の裏山で掘り起こしたあの裏山には色
々な遺骨が埋まっているんだ。間違えて他人の遺骨を掘り起しちゃったんだ。だ
からDNAが出なかったんだ」と。

 だから合同調査委員会を作って一緒に発掘しましょうということになっちゃう
んです。なぜ合同調査をする必要があるのか。日本政府が白いパンフレットを作っ
ているのはご承知の通りですが、「北朝鮮の主張の問題点」というパンフレット
です。

 内閣府のホームページに入ると、拉致問題対策本部があり、そこにいくと無料
でダウンロードできます。北朝鮮の主張の問題点」というパンフレットを見ると、
「北朝鮮が死亡の証拠として、あるいは拉致したのは13人だけでそれ以外の人
はいないと言ってきた主張はすべて信用できない」とあります。

 合同調査委員会ではなく、日本政府が独自に調査して信用できないと書いてあ
ります。例えば、めぐみさん以外の7人の「死亡」と言われた人たちの死亡診断
書は医者がサインをしています。死亡の時期も場所も全然違うのに、同じ病院の
同じ書式の診断書が出ている。

 めぐみさんの死亡診断書を見ると、「1993年に自殺した」と書いてある。
めぐみさんの元夫も、横田さんたちに出した手紙で、「93年に愛するめぐみを
失いました」と書いてある。そのパンフレットに写真が出ています。

 しかしめぐみさんは94年4月まで、蓮池さんと地村さんと同じ地域に住んで
いたんです。それをある新聞が書いてしまったから北朝鮮が説明を変えて、「記
憶違いでした」と言うんですが、愛する妻の骨を掘り起こしてまで持っていた人
が、死亡日を間違えるのか。

 そういうことはもう調査が住んでいるんです。北朝鮮の説明に対して日本政府
が調査した結果が出ているんです。それなのに合同調査委員会等と言う。あるい
は自民党の総裁選挙の討論会で、ある新聞の論説委員が安倍さんに対して、「北
朝鮮の主張と日本の主張がかけはなれている。どっちが正しいかこれから検証し
なければならない」、「安倍総理は全員、生きて取り戻すと言っているが、もし
も不幸なことがあったらどう責任を取るんですか」という質問をしました。

 北朝鮮の主張は「8人死亡」です。それいがいにない。日本政府は全員生存を
前提に取り返すと言っている。両方を忠実な立場に立って検証しろと、日本の大
新聞の論説委員がする。あるいは、「不幸なことがあったらどう責任を取るんで
すか」と。

 何を言っているんですか。不幸なことがあったら拉致した側の責任じゃないで
すか(拍手)。そういう言動があるということは、まだ準決勝が終わっていない
ということです。残念です。

 ここにいる人たちは違いますが、荒木さんも今言いましたが、外に出た時に、
ここは永田町の近くですが、そういう人もいるということです。そういう人に勝
たなければならない。しかし、今日ここに来てくださっている先生方は我々の見
方です。

 古屋先生なんか現職の国会議員なのにわざわざ自党の人がやっている議員連盟
の名前を出して、ここで批判された。政治的になかなか大変なことだと思います
が、意を決してやってくださったんだと思います。

 準決勝に勝たなければ、全被害者を取り戻す日朝首脳会談に行けないというこ
とです。総理は先ほども、「すべての被害者を取り戻すのが私の使命だ」と言い
ました。「全拉致被害者の即時一括帰国」を北朝鮮に呑ませるためには、それを
しないと日本から経済協力資金は取れないんだということを、向こうに発信しな
ければならないということです。

 一方、北朝鮮は今苦しいです。この状態が続くということは、外貨がどんどん
なくなっているということです。去年安倍総理が主導して、トランプ大統領と協
力しながら行った経済制裁は大変厳しいものです。

 去年の7月、8月、12月に国連の安保理事会で決めた制裁によると、おとど
し北朝鮮は貿易で28億ドル収入を得ていました。その内25億ドルがなくなる
んです。北の石炭も鉄鉱石も食糧も水産物も買っていけないことになりました。
それを足していくと25億ドルになります。1年ごとに25億ドルなくなる。

 国連の推計では北朝鮮のGNPは200億ドルです。苦しいことは間違いない。
だから密輸をやっているんです。

 我々がやるべきことはまず準決勝で勝つということが前提ですが、そして要求
を下げないということです。北朝鮮に対して、日本から経済協力資金が欲しいな
ら、国交正常化をしてほしいなら、まずあなた方が変わることだ。「全拉致被害
者の即時一括帰国」なしには、日本は絶対一歩も動かないという主張をすること
とと同時に、制裁の水漏れを防ぐことです。

 昨日私のところに情報がありました。ある業界関係者の人の話によると、日本
が輸入を禁止している北朝鮮産のまつたけが、日本に入ってきている。先週18
日くらいから中国に入り、これは制裁違反ですが中国は買っている。

 1日10万トンくらい入り、そのうち2〜3万トンくらいが雲南省に行って、
雲南省産に化けて日本に入ってきている。飯塚さんたちに申し訳ないと業界関係
者の人が言っていました。先ほど総理にも、「調べていただきたい」と言いまし
たが、そのような穴をふさがなければ、彼らが一息ついてしまう。

 それに日本が加担していたらどうなるのかと強く思いますが、その穴をふさい
で苦しさを向こうに味わわさせる。そして「全拉致被害者の即時一括帰国」。そ
れがあれば、安倍総理は北朝鮮に明るい未来があると言っている。

 取引をする。決勝戦に行く。最後の勝負です。だからこそ皆さんで、拉致被害
者は生きていると。先ほどの総理への質問で、総理は、「何をばかなことを言っ
ているんですか」と。「死亡の証拠がないんですよ。死亡の証拠がない以上、全
員生存を前提にして助けるのが当たり前じゃないですか」と。

 早紀江さんがよく言います。拉致というのは、子どもが池にはまっておぼれて
いるようなものだ。大人たちは飛び込んで助けるべきだ。飛び込んで、助けて、
病院に連れて行って、息を見て、だめだとなった時に初めてあきらめるんです。
死亡の証拠がない時になぜあきらめるんですか。

 全員を私たちの手で取り戻す。まず準決勝で勝ちましょう。日本国内で、死亡
の証拠はない、全員助ける、それが当たり前じゃないか、それが日本人だ、と。
そして金正恩政権に、「生きてる人を全員返せ」と。「歩いてタラップから降ろ
せ。それ以外にあなたたちにやるべきことはない」と強く叫ぼうではありません
か。

 ありがとうございました(拍手)。

櫻井 ありがとうございました。ではここで、拉致議連幹事長で、元拉致問題担
当大臣、松原仁さんに、決議案を読みあげていただきます。皆様のお手元に決議
案があります。

◆決議案採択

松原 仁(拉致議連幹事長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)

 それでは決議案を読みあげさせていただきます。

決議案

 私たちは本日「全拉致被害者の即時一括帰国を!」国民大集会を開いた。

 6 月の米朝首脳会談でトランプ米国大統領は金正恩委員長に、「全拉致被害者
を返せ」という安倍晋三総理のメッセージを伝えた。安倍総理は、日本が北朝鮮
と直接向き合って拉致問題を解決していくとの決意を明らかにしている。

 北朝鮮は、濃縮ウラン工場やミサイル製造工場は温存したまま、役割を終えた
核実験場やミサイル発射場の一部の解体ショーをみせた以外に非核化に向けた実
質的な行動をとらないままである。拉致問題に対しても真剣に対応する気配を見
せないまま、「拉致は解決済み、過去の清算が終わっていない」という宣伝を続
けている。

 日本国内では一部の人物が、経済支援や国交正常化を先行させよとか、日朝合
同調査委員会や平壌連絡事務所の設置などを求め、拉致問題の解決を歪曲しよう
としている。

 日本は、米国や国際社会と共に、北朝鮮の謀略や国内の様々な妄言には毅然と
して対抗し、拉致問題が解決するまで対北制裁を緩めず、経済支援も行ってはな
らない。全拉致被害者の即時一括帰国こそが解決の定義だという姿勢からぶれて
はならない。

 同時に、日本人拉致問題を解決するには、これが最後のチャンスであることを
北朝鮮は強く認識すべきである。

 我々が要求しているのは連絡事務所の設置でも、報告書や偽の証拠でもない。
認定、未認定にかかわらず全拉致被害者が笑顔で家族のもとに帰ってくることだ。
だからこそ、金正恩政権に全拉致被害者の即時一括帰国を決断させるという一点
に全勢力を注ぐことが求められている。その声を上げるため、本日私たちはここ
に集まった。

以下決議する。

1 北朝鮮は早急に全拉致被害者を返せ。そのための日本との実質的協議に応ぜ
よ。

2 日本政府は全拉致被害者の即時一括帰国という要求を絶対に下げるな。その
実現のため全力で取り組め。

3 国民は、ブルーリボンを身につけ全拉致被害者救出への意思を示そう。アニ
メ「めぐみ」の学校上映拡大等を通じて拉致問題啓発活動を続けよう。
平成30年9月23日

「全拉致被害者の即時一括帰国を!」国民大集会参加者一同

 以上です。宜しくお願いいたします(拍手)。

櫻井 ありがとうございました。盛大な拍手でこの決議案に賛同してくだされば
と思います(拍手)。ありがとうございます。ではここで私たちの決意を、大き
な声で表現して、意思をみんなで一緒に固めるという意味で、シュプレヒコール
を西岡さんの主導で行いたいと思います。みなさんご起立をお願いいたします。

西岡
シュプレヒコール オー!
シュプレヒコール オー!
北朝鮮は早急に全拉致被害者を返せ!
返せ! 返せ! 返せ!
日本政府は全拉致被害者の即時一括帰国の要求を絶対に下げるな! 
下げるな! 下げるな! 下げるな!
その実現のために全力で取り組め! 
取り組め! 取り組め! 取り組め! 
私たちは全拉致被害者の即時一括帰国まで闘うぞ! 
闘うぞ! 闘うぞ! 闘うぞ! 
全力を尽くして闘うぞ! 闘うぞ!
ありがとうございました(拍手)。

櫻井 みなさん本当にありがとうございました。今の声はもうすぐ羽田をお立ち
になる安倍総理にも必ず届くと思います。今こそ本当に心を一つにして頑張りま
しょう。ありがとうございました(拍手)。

閉会


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