救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

緊迫する北朝鮮情勢のもとで拉致被害者救出を考える−国際セミナー報告2(2017/12/19)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.12.19)

■緊迫する北朝鮮情勢のもとで拉致被害者救出を考える−国際セミナー報告

◆国際社会に対して世論喚起の大きなうねりを作っていこう

竹内 譲(公明党拉致問題対策委員長、衆議院議員)

 皆様こんにちは。まず私からも、先日、チャールズ・ロバート・ジェンキンス
さんの、それから増元るみ子さんのお母様である信子様がお亡くなりになりまし
たことに対しまして、心よりお悔やみを申し上げます。誠に痛惜、哀悼の念に堪
えません。

 さて本年は、拉致事件発生から40年。日朝首脳会談において北朝鮮が拉致を
公式に認めてから15年が経つわけですが、改めて国内世論及び国際世論に訴え
て、この問題を喚起していかなければならないと、公明党は決意をしています。

 そこで今日は、海外からの参加者もおられますので、拉致問題を風化させまい
と活動を続けておられるバイオリニストの五嶋龍さんについて少し紹介をさせて
いただきたいと思います。

 私は、彼の母親であり、バイオリニストである五嶋節さんと親しくさせていた
だいているご縁で、今年9月に五嶋龍さんとお会いし、対談をしました。五嶋龍
さんは、バイオリニストとして世界講演に飛び回るかたわら、拉致問題を啓発す
る「プロジェクトR」で、拉致被害者を忘れないというチャリティ・コンサート
を、本年、長野市、仙台市、大阪府豊中市、東京都小平市の各地で開催されてい
て、9月の一時帰国の後も、岡山と福岡でリサイタルを開催してくれました。

 リメンバー、忘れない龍ということに思いを込めて「プロジェクトR」と題し
て開催されたチャリティ・コンサートでは、開催地の大学のオーケストラの皆さ
んが共演されたわけです。

 これは、五嶋龍さんが学生の若い皆さんにも、拉致問題について問題意識を持っ
てもらいたいとの思いから協力を呼びかけた、と彼は言っていました。会場では
家族会や救う会の皆さんのご協力もあり、拉致被害に関するパネル展示も行うこ
とができ、全国6か所で延べ7000名近くの来場者があり、拉致事件を知らな
かった多くの若い方々に理解の輪を広げることに成功したわけです。私も微力な
がらお手伝いできたことを大変嬉しく思っています。

 さらにこのコンサートの模様は北朝鮮に向けた短波ラジオ「ふるさとの風」で
流され、アメリカの海外向け国営ラジオでも放送される予定です。五嶋龍さんは
その思いを私に次のように語ってくれました。

 この問題については、幼いころ私の母親から聞かされ、拉致被害者を思い、涙
する母の姿を見てきました。大人になり、私の中で問題解決を願う気持ちが強く
なり、今回のプロジェクトを立ち上げました。また、被害者の横田めぐみさんの
お母さま、早紀江さんからも話をうかがい、「このあまりに不公平な人権侵害は
何だ」という怒りが心にこみ上げてきたのです。東京公演の会場には、早紀江さ
んにビデオメッセージを寄せていただきました。

 実際に拉致問題を知らない人もいます。そこで各ツアーで共演した100人近い
学生たちと、リハーサル前後に問題解決に向けて互いの意見を交わすディスカッ
ションを行っています。皆、真剣でいつも白熱した議論になります。

 彼が勇気をもって開催したことは、世論喚起に向けた追い風になると思ってい
ます。

 残念なことに、北朝鮮は核実験やミサイル発射など、わが国や国連安保理の度
重なる大きな制裁を無視して、国際社会の平和と安全を損なう誠に愚かな挑発行
為を続けていますが、必ずチャンスはあると考えています。

 北朝鮮が、国内、国際世論の高まりやわが国を含めた国際制裁に耐えかねて交
渉の席に着くまでは、わが国は国際社会と一致協力して圧力をかけていかなけれ
ばならないと思っています。

 今日を契機として、五嶋龍さんのような若い人たちのお力も借りながら、国際
社会に対して世論喚起の大きなうねりを作っていこうではありませんか。なにと
ぞ宜しくお願いいたします。公明党も頑張ります。今日は本当にありがとうござ
いました(拍手)。

◆拉致問題を置き去りにして核・ミサイル問題を話し合ってはならない

長妻昭(立憲民主党代表代行、衆議院議員)

 皆様、こんにちは。我が党は枝野代表が拉致対策本部長で、今日は私が代理と
して参加させていただきました。まずもって、増元信子さん、そしてジェンキン
スさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

 先ほどコンサートの話がありましたが、私が印象深いのは、2007年でした
でしょうか、私の好きなグループである「ピーター・ポール&マリー」の元ボー
カルの方が、「SONG FOR MEGUMI」という感動的な歌を、首相官邸で披露された
ことを覚えています。

 それからもう10年経ちました。そして家族会が結成されて20年経ったとい
うことで、私も政治家の一員として、拉致被害者のみなさんを救出できていない
現実に責任を感じています。

 私も今年、北朝鮮問題を論議するために、アメリカ、中国、韓国に行きました。
その中で最近、ティラーソン国務長官が、「北朝鮮と無条件で対話する」という
ような話も出ていますし、またそれを否定するような談話も政府から出ています。

 相当迷走しているのではないか。今回拉致問題を置き去りにして核・ミサイル
問題を話し合うということは、決してあってはならないことです。切り離さない
で、各国がきちっと話し合うのであれば、北朝鮮と話し合うことに釘をささなけ
ればならいということを総理にも申し上げたいところですし、議員外交の中でも
そういうことを言いたいと思います。

 北朝鮮と国交がある国は世界で166か国もある。アジアでは日本と韓国以外、
全部北朝鮮と国交があるということで、さらに外交的努力をして、北朝鮮に対す
る締め付けの強化をして、皆さんの帰国を一刻も早く実現するということで、我
々議員も、議員外交を含めて、これからも全力で取り組んでいきたいと思ってい
ます。

 これほど理不尽なことが起こっている。それが放置されている。日本が本当に
力を持って解決をするということが、なかなか今できていない現状において、本
当に忸怩たる思いです。

 我々も全力で取り組んでいきますので、皆様方の力を国際社会で結集して、な
んとかこの問題を解決していきたいと思っています。最後になりましたが、皆様
方のご健康そしてご活躍を祈念して、私の挨拶とさせていただきます。本日はあ
りがとうございました(拍手)。

◆総理直属の救出のための組織を作れ

松原仁 (希望の党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)

 先般、増元さんのお母さんもジェンキンスさんも亡くなった。とりわけ増元さ
んのお母さんが亡くなられたのに、被害者はなかなか帰ってこない。痛恨という
か、無念です。

 希望の党では、先般拉致問題対策本部を作り、私が本部長、中山恭子さんが本
部長代行、渡辺周さんも本部長代行ということでスタートしました。その第1回
会合で、私も担当大臣をさせていただき、中山恭子さんも担当大臣をさせていた
だことの責任を含め、この15年間、結果として拉致被害者は日本に帰ってこら
れなかった。

 この15年の戦いは、はっきりと言えば、失敗であったことを率直に認めるこ
とからもう一度議論をしなければ間に合わないのではないかということも、決議
されました。

 その決議を安倍総理大臣に要請したいとお願いしたところ、11日に、大変お
忙しい総理がお時間をとっていただきました。私と中山さんとで官邸にお伺いを
し総理に申し入れをしました。

 1つはストックホルム合意。中山恭子さんは、日朝平壌宣言も含めて事実上形
骸化している、と。私はストックホルム合意は破棄すべきと一貫して主張してき
ました。まったく効力があるとは思われない。

 もちろんこのストックホルム合意は、日朝平壌宣言も含めて北朝鮮との間のパ
イプなので尊重すべきだという声があるのは承知しています。しかし、私の実感、
中山さんの実感は、北朝鮮にとって日本とのパイプというのは、極めて有効なも
のであるがゆえに、必ずパイプはできると私は思っています。

 できない時はできないが、今はあってもなくても同じようなものですから、そ
れは必ずできると思っています。従って、どれほど我々が怒っているかというこ
とを様々な制裁は制裁として大いにやればいいと思いますが、しかし、このストッ
クホルム合意を破棄するところから日本人の怒りを明確に示さないと、彼らは分
かりません。

 彼らには、あまり複雑なことを言うよりは、直線的に人間の思いを伝えた方が
いいというのが私の実感です。

 5つの項目がありますが、1つは従来の拉致対策本部、外務省主導のやり方は
尊重するが、結果が出ていない以上、新しいものにすべきだということを敢えて
提言しました。総理直属の組織として救出を専門にする組織を作るべきと主張し
ました。

 そのために、あらゆるロビイストや、あらゆる情報機関を、総理直属の組織を、
総理の責任で使ってやっていくべきということを提言しました。これが我々の提
言の中で一番現実的で、大きな布石だと思っています。

 また、拉致問題が当初存在することが明らかになってからも、国がそのことに
不作為だったことで、いわゆる賠償責任を日本政府も追うべきであるということ
です。

 そしてもう1点は、私も前から言っていましたが、寺越昭二さん、寺越外雄さ
んの拉致認定をすべきということです。もちろんトランプ大統領に寺越家も会っ
たということも含め、政府が踏み込んで行動していることを私は評価しますが、
やはり明らかにこれは拉致だということを率直に我々は認めるべきだと思います。
そういうことを総理に要請したわけです。

 私は、今この段階で、増元さんのお母さんが亡くなり、ジェンキンスさんが亡
くなり、そして多くの被害者家族の皆さんの高齢化が進み、この問題は本当に時
間との戦いでしたが、現実的な成果がないままです。ここは大胆に、組織、運営
をやり直さなければならない。これが担当大臣をしてきた私と中山恭子さんに共
通する思いです。

 これは安倍さんの強いリーダーシップ、そして安倍総理には拉致問題を解決す
るとの強い思いが今もあると私は確信しています。ですからこういう提言を実行
してほしいと思っています。

 時間がない。被害者家族が死んでいく。もうまったなしです。皆さんも、本当
に思っていることをなかなか言いきれないことがあるかもしれませんが、そろそ
ろ率直にお互いが言い合わなければ間に合わないのかなと思っています。

 私もそうした中で、野党として、できることはすべてやり、家族の方が喜ぶよ
うに進めていきたいと思っています。共に皆さんが団結をする、そして日本国民
がこのことに対して怒る。この熱意こそが最大の武器であるという事実は、過去
も、現在も、未来も変わりません。

 今日お集まりの皆様が、怒りを共有して、なんとしても早期解決に向けて頑張っ
ていただきたいと思います。終わります(拍手)。

◆制裁は北朝鮮国内でも成果が出ていると聞いている

清水貴之(日本維新の会拉致問題対策本部事務局長、参議院議員)

 私からもまず初めに、増元るみ子さんのお母様信子さん、そしてジェンキンス
さんに対してご冥福をお祈りします。

 我々日本維新の会も、政府が各国と協調しながら制裁を強めていく、圧力をか
けていく行動を否定するものではありませんし、一緒に頑張っていこうという思
いです。

 私は議員になってから実際に二度北朝鮮を訪問し、色々と話をしてきました。
もしかしたら圧力をかけることからはそれることかも知れませんので、今日お越
しの皆様方には、そういう行動は慎むべきという方もいらっしゃるかなと思いま
す。

 訪問したからといって、何か解決策を持って帰れたかというと、力不足でそん
なことはありません。大変申し訳なく思うのですが、時間がない中で、加藤大臣
からもありましたように、できることはどんなことでも取り組んでいくべきだと
思っています。

 圧力をかけていく、制裁を強めていくことに関しては、北朝鮮国内でも成果が
出ているという話を聞いています。その一方で、核問題と拉致問題を一緒に考え
ないで分けていく、これは日本固有の問題ですから、しっかりと違う手段を使い
ながら手をつっこんでいくべきではないかとも考えています。

 そういうことで取り組んでいきたいと思っています。皆様方とともにしっかり
考え、行動で示していく。結果を求めることに向けて最大限頑張りたいと思いま
す。どうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。

(3につづく)


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