救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「今年中に全拉致被害者の救出を!」国民大集会全報告6(2017/09/26)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.09.26-2)

■「今年中に全拉致被害者の救出を!」国民大集会全報告

◆北朝鮮の終着点「その後を考えるつどい」を実施

荒木和博(特定失踪者問題調査会代表)

 要点だけ申し上げます。

 今の現状が色々報道されていますが、北朝鮮では高官が脱走している状態で、
おそらくこれは止まらないだろうと思います。何らかの形で終着点に行かざるを
えない。

 問題はその後です。日本海側に難民が船で流れ着く可能性が大変強くなってき
ていると思います。その中に拉致被害者がいる可能性もあるし、在日の帰国者が
いる可能性もあるし、全く関係ない北朝鮮の人が乗っている可能性もあるし、そ
の中には、場合によっては麻薬を持っていたり、銃を持っていたり、病気を持っ
ていたりという人も多々おられると思います。

 日本政府は90年代の初めに、この見積もりをして、最大30万人の見積もり
をしたと聞いています。

 今回、戦争など何も起きないで、若大将が勝手にぽっくりいってくれるという
一番ソフトな形で終わったとして、例えばものすごく幸運だったとして1万人の
人が海上から日本にやってくるとしたら、日本海側の各県に平均500人来るこ
とになります。

 その人たちを収容して、だれが拉致被害者か、誰が帰国者か、あるいは誰が日
本に関係ない人かを分け、保護をして返すか返さないかを決めなければならない。
膨大な労力が必要になります。今のお役所、この国のシステムでは絶対にやって
いけない。

 そういう状態になれば北朝鮮の中で、残っている拉致被害者が助けを求めるシ
グナルが聞こえてくることにもなるだろうと思います。これは今の状況ではどう
しようもないことですし、そして私は絶対来ると思っています。

 調査会では、「その後を考えるつどい」ということで、9月29日に、市ヶ谷
の友愛ゼンセン会館を使って、これを検討する会合をやる予定にしています。こ
れには、今回の主催5団体、各党の対策本部、あるいは関係した省庁にもご案内
を出し、さらに様々なシンクタンクや労働組合、宗教団体にも呼びかけをしてい
るところで、日本全体の力が必要です。

 この国の中に生きている人については、やさしい人ですが、この国の舞台を踏
み外してしまった人には、ものすごく冷たい国でした。でも、向こうからやって
きたら、そんなことは言ってられない状況になるだろうと思います。それを今後
やっていきたいと思います。切迫していることを非常に強く感じていますので、
ご協力をお願いいたします。

 これは特定失踪者家族会と調査会で家族との懇談をやり、そこでも色々話をし
て、議論していただいています。

 最後に一つお詫びを申し上げなければならないことがあります。既に昨日のニュー
スで流していますが、私たちの北朝鮮向け放送の「しおかぜ」の中波放送が、9
月末をもって一旦停止をせざるを得なくなりました。4月から始まって半年間は
なんとかもったのですが、中波は非常に予算がかかり、月200万円が飛んでい
きます。なんとかかきあつめてきましたが、これ以上続けることはできないので、
またかきあつめて改めて放送再開をしたいと思います。

 1回止めなければならなくなってしまったことは、すべて私の責任です。お詫
びを申し上げます。改めて、なんとか進めるために頑張りたいと思います。

 あと1点、国際刑事裁判所に申し立てをする作業を今進めており、来年1月下
旬にハーグに特定失踪者家族会の方々、関係者が行って、申し立てをする予定で
す。その時に北朝鮮の情勢が変わっていれば、本当に金正恩を処罰できることに
なるのではと期待をし、やっているところです。ご協力を宜しくお願いいたしま
す(拍手)。

櫻井 荒木さんありがとうございました。今荒木さんの言葉にもありましたよう
に、特定失踪者問題調査会も特定失踪者家族会もなかなか資金が潤沢ではありま
せん。是非ご寄付をお願いします。

 ここで救う会会長の西岡さん、宜しくお願いいたします(拍手)。

◆狭い道ではあるが、道は開ける

 今日は感激しました。私は、台風が来るということで、どれだけ集まってくだ
さるかなと、内の家族だけはどうしても来てくれと頼んでいたのですが、この雨
の中、そしてどんな雨になるか分からない中、全国からこんなにたくさんの人た
ちが来てくださった。

 我々は、暴風の中でも拉致被害者救出の旗を絶対に離さないと、今年は色々な
ところで言ってきましたが、皆さんもその気持ちなんだなあと、本当にありがと
うございます(拍手)。

 言うまでもなく、暴風が吹いています。核実験がありました。実は私は核実験
があった時、ソウルにいました。その前日、北朝鮮の軍につながるラインからこ
ういう話を聞きました。

 この夏に金正恩から、「核実験をしろ、ミサイルをどんどん撃て、軍事的緊張
を最高度に高めろ。そしてトランプと最終談判をする」という指令が下ったとの
話を聞きました。

 その次の日に核実験があった。そしてまたミサイルが撃たれました。この背景
には、2つあると思っています。

 1つは技術がかなり進んだ。広島型の爆弾の10倍以上の威力がありました。
あともう少しで、アメリカまで届く核・ミサイルが完成するところまできている。
そういう点では彼らは自信を持っている。

 しかし、もう一方で、彼らは苦しい。計画経済の方は完全に破たんしています。
国営工場は今、労働者たちが資材を売って食べている。鉄工所では、なたや鎌を
作っている。それを闇市に売って食べているそうです。

 ただ動いているのは、新興富裕層という金持ちが、炉を1個買って、「鉄筋を
作ってくれ」、「マンションは高く売れる」。計画経済の外の経済は動いていま
す。だから平壌が明るく見えていますが、これは金正恩がやっていることの外に
ある。

 そして金正恩を動かしているのは、39号室という所が管理する統治資金です。
その統治資金を目標に、我々はずっと制裁をしてきました。日本から多額の金が
行っていましたが、今はほぼ止まりました。韓国からかなりの金が行っていまし
たが、それも止まりました。

 そして今回の国連の制裁で、これは8月の制裁とセットになっていますが、8
月の制裁と9月の制裁を足すと、去年の貿易による外貨収入の9割くらいがなく
なります。収入の9割が来年なくなるんです。また、今回の制裁で、海外の労働
者の新規契約が停止になりました。契約はだいたい1年か2年です。2年後には
年間5億ドルの収入もなくなります。

 日本や韓国からの、裏からの金がなくなり、表の貿易の金、出稼ぎの金もなく
なる。だから最終談判をしようとしているのです。これはチャンスであり、ピン
チでもあります。

 彼らが核・ミサイルを持ってしまうかもしれない。そこまで行くとピンチです
が、しかし制裁が効いてきたということではチャンスでもあります。決議案を見
てください。「北朝鮮は外貨が枯渇し強い軍事圧力がかかったときにだけ譲歩す
る」とあります。核・ミサイルは完成直前になればなるほど、アメリカから軍事
的圧力がかかります。

 そしてさっき申し上げた通り、39号室資金が枯渇しています。海外の外交官
の給料が平壌から来ないで、「自分で食べろ」と。それだけでなく、「現金を上
納しろ」という命令が下っています。だからどんどん外交官が亡命しているんで
す。

 今申し上げた39号室という一番忠誠心の高い人たちの部署から3人亡命しま
した。日本円で数億円現金を持ち逃げして亡命しています。彼らも足元が危うく
なっている。だから最後の勝負をかけてきた。その時、拉致も議題として上げる
ことができるか。最後の勝負になりました。

 過去に2回ありました。94年、クリントン政権が爆撃しようとした時、金日
成が出てきて、「待ってくれ」と言って、寧辺の5000kwの原子炉を止めまし
た。そしたらアメリカは「撃ち方やめ」で、制裁を解いてしまった。そして村山
政権に対してアメリカから10億ドルの請求書が来ました。軽水炉を作ってやる
と言った。村山政権は「出します」と言って、実際5億ドル出してしまった。

 なぜその時、日本がお金を出すなら拉致も条件だと言わなかったのか(拍手)。
彼らは金がなくなったり、圧力があったら譲歩するんです。その時、こちらが条
件に出さなければ、進まないんです。

 2回目が15年前です。彼らは「核を止める」と言いながら、パキスタンから
濃縮ウラニウムの技術を導入して、アメリカをだまして50万トンの重油をもら
い続けながら、核開発を続けていたということを、ブッシュ大統領がつかんだの
が、2002年1月です。

 だから「悪の枢軸」演説になったんです。それで怖くなって小泉総理を平壌に
呼んだ。残念ながらその時日本側が出した条件は、「拉致被害者の消息を出して
くれ」です。だから紙が二枚来ただけで、嘘の消息だったんです。

 なぜ被害者を返せと言わなかったのか。被害者を返さなければ小泉総理を平壌
に行かせないと言わなかったのか。こちらが条件を下げたら、向こうが追い込ま
れたといっても、成果が出ないんです。

 今94年、2002年以上の米朝対立で危機が来ています。その中で絶対にこ
ちらは条件を下げてはならない。先ほど、総理も加藤大臣も、「そんなことは当
たり前だ。日本は絶対に条件を下げない。被害者全員帰国という条件は絶対に譲
れない」という言葉をいただきました。

 今、激しい嵐の中にいます。しかし我々が必死になって、「全被害者の帰国な
しには日本は動かないんだ」、「国際的な圧力は弱まらないんだ」ということを
叫び続ければ、狭い道ではあるかもしれないが、道は開ける。

 本当の正念場です。この旗が飛んでいってしまったら、助けられないかもしれ
ない。しかしこれを握って、最後まで行けば、道は開ける。皆さんもそう思って
くださったから、この嵐の中、ここに集まってくださったんだなあと思います
(拍手)。

 ここから叫びましょう。日本人は絶対に、日本人を見捨てない。全員助けるん
だと(拍手)。これからどんな嵐が来るか分かりませんが、しかしここに集まっ
た皆さん、全国の同志とともに、認定未認定に関わらずすべての被害者を取り戻
すまで、私たちの戦いは終わりません。一緒に頑張りましょう(拍手)。

櫻井 西岡さんありがとうございました。ではここで、笠浩史さん、拉致議連事
務局長代理から決議案を朗読していただきます。

◆決議案朗読

笠浩史(拉致議連事務局長代理)

 みなさん本当に今日は台風の中、こうしてご出席いただき、ありがとうござい
ます。また、最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。決議案を朗
読させていただきます。

決議案

 今年で政府認定拉致が発生して40年経った。家族会・救う会は「今年中に全拉
致被害者の救出」を求めているが、いまだに具体的進展がない。それどころか、
北朝鮮はミサイル発射と核実験という暴挙を続けている。国連安保理事会は8月
と9月に連続で制裁決議を採択した。それが忠実に実行されれば北朝鮮は貿易で
得ていた外貨の9割近くを失うなど、大きなダメージを受ける。それでも北朝鮮
は核ミサイル開発を諦めるどころか、制裁への報復実行を公言している。私たち
はこのような情勢の中で、拉致被害者救出の旗が吹き飛ばされてしまうのではな
いかという強い危機感を持つ。

 しかし、過去の例からして北朝鮮は外貨が枯渇し強い軍事圧力がかかったとき
にだけ譲歩する。その意味で、わが国政府が国際社会の先頭に立って北朝鮮への
圧力を強めていることは正しい。ただし、この圧力を救出につなげるためには、
拉致という絶対に譲れない最優先課題があることを表明し続け、被害者救出のた
めの実質的協議を持たなければならない。そのために私たちは今日ここに集まっ
た。

 北朝鮮人権法に明記されているとおり、拉致は「北朝鮮当局による国家的犯罪
行為」だ。犯罪被害者救出は政府が最優先で取り組むべき責務である。だからこ
そ、核・ミサイル問題での国際連携強化を進めつつも、北朝鮮からの全被害者救
出を早期に実現せねばならない。9月11日からの訪米団派遣をはじめ、拉致問題
の深刻さを、米国をはじめとする国際社会に訴えてきたのは、このためだった。

 被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、私たちは負けるわけにはいか
ない。今年中に救い出すという決意をあらためて固めつつ以下の決議を行う。

一、北朝鮮は、今すぐ、全拉致被害者を返せ。全拉致被害者を返すための実質的
協議に応ぜよ。

二、政府は、全拉致被害者の救出を今年中に実現せよ。そのための実質的協議を
最優先で行え。

三、北朝鮮が全拉致被害者を返す決断を渋る場合に備えて、政府と国会は、新法
制定なども含むより強い独自制裁をかける準備を行え。地方自治体は、朝鮮学校
への補助金廃止、朝鮮大学校などの各種学校認可の再検討を行え。

平成29年9月17日
「今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会」参加者一同

宜しくお願いいたします(拍手)。

櫻井 ありがとうございました。皆様方の拍手をもってこの決議案は了承されま
した。ありがとうございました。

 さて今までに救う会等が集めた署名は9月15日現在、12,166,480
筆です。本当にありがとうございました。

 国民の思いと私たちの思いを北朝鮮に届けるために、西岡さんのリードのもと
に、シュプレヒコールを行います。どうぞご起立お願いしまう。

西岡 平壌にまで届くように、被害者の耳に届くように心の底から叫びたいと思
います。

シュプレヒコール おー
シュプレヒコール おー

北朝鮮は今すぐ全拉致被害者を返せ! 返せ!
返せ! 返せ!
返せ! 返せ!
返せ! 返せ!

政府は全被害者の救出を今年中に実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!

私たちは全被害者の帰国が実現するまで戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!

ありがとうございました。(拍手)。

櫻井 どうも皆さんありがとうございました。(拍手)。本当に熱心にご参加く
ださり、ありがとうございました。拉致被害者のご家族の皆さん方は本当にお体
に気を付けて、ご家族がお戻りになる日までお元気で待っていただきたいと思い
ます。

 政治家の皆さん方には本当に宜しくお願いいたします。国民の願いです。そし
て何よりも私たちは絶対に拉致のことを忘れないようにして、拉致だといって背
中を向けることがないように、私たち国民も心を一つにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました(拍手)。

 以上


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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
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