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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮は今どうなっているのか−東京連続集会報告5(2017/06/28)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.06.28)

■北朝鮮は今どうなっているのか

◆「金正恩ファースト」の国だからこそ非人道的と攻めるのが効く

西岡 ありがとうございます。我々は「今年中に全被害者を取り戻す」という目
標を決めました。そのために核・ミサイル問題と拉致問題を切り離して、拉致最
優先で交渉してほしいというものです。

 なぜ拉致最優先なのか。それは人の命がかかっているからです。無理やり日本
の国から袋に入れられて、連れて行かれた人たちが40年も帰れないということ
は、絶対に許してはならない。そのことをまず最優先で解決すべきだというふう
に思っているからです。

 アメリカのトランプ政権は、アメリカまで届く核・ミサイル開発は絶対やめさ
せると言いながら裏交渉をしていたんです。北朝鮮の方からワームビアさんを返
すということがあったからですが。

 多分スウェーデンあたりで最初にやって、その後ニューヨークルートで裏交渉
をしていたようですが、当然日本も、自国民を助けるということのための話し合
いをすべきです。被害者を取り戻すための条件は、悔しいことですが、何がほい
いのかと一定の見返りを与えざるを得ないのです。

 今回アメリカがどういう見返りを与えたか全く分かりませんが、北朝鮮が何も
なしで、ただ人道的だったとは思えないので、何らかのことはあったと思います。

 日本としては、国際社会に対して、北朝鮮の非人道性、人権侵害という切り口
で、日本人だけではなくすべての拉致被害者、そして収容所にいる人たちもみん
な助けなければならないとアピールしつつ、自国民を保護するのは国の第一の責
任ですから、その中でも日本としては、日本が言わなければ他の国は言ってくれ
ませんので、最優先で話合いに応じる。核・ミサイルと同時解決でなくていい。
拉致問題を先行して解決してほしいと。

 先ほどの話に戻りますが、拉致被害者は統治資金の枠内にいます。一般経済の
方ではない。配給で食べているのではなく、完全に管理されていますから、「苦
難の紅軍」時代も肉や米を食べていたと蓮池薫さんが言っていました。

 「苦難の紅軍」時代に一番つらかったのは、電気が止まったこと。石油ボイラー
だったので寒かった、と。電気の石油ボイラーというのは庶民の暖房とは違いま
すが、物質的には一定程度めぐまれていました。しかし精神的自由は全くない中
で40年間生きている人たちがいるわけです。

 国際社会に対しては北朝鮮の非人道性を訴え、共に圧力をかける。そして日本
政府は自国民保護ということで最優先で取り戻す。この二つをきちんとやってほ
しい。

 北朝鮮は非人道的だ、人権侵害をしている。しかし金正恩が非人道的として訴
追されるのを嫌がっている。40年間も13歳の少女を返さないことくらい非人
道的なことはない。

 国連の人権調査委員会も、拉致問題も理由にして「金正恩を訴追しろ」と言っ
た。そのことはまだ有効だ。「早く返しなさい」という圧力を強めていく。これ
が自分ファーストの国ですから、意外に効くのかなと思いました。

◆北朝鮮の権力内にひび割れも

宋允復 一つ言い忘れましたが、北朝鮮の権力内で、色々なひび割れが起きてい
るのかなという感触がある。去年の人民保衛省と保安省との問題。去年1月にも
類似のことを聞きました。それは一時期金元弘(キム・ウォンホン)が保衛省の
ポストをはずされ粛清されていることです。

 そのきっかけとなったのが、組織指導部の党生活指導課の課長が当時の保衛部
長の金元弘は越権行為が多いということで訴えようとした。それを察知した金元
弘が逆襲しましたね。組織指導部に不正があるようだ、と。

 金正恩の了解を得て、党生活指導課長のチャン・ソンビンという名前だと聞き
ましたが、彼を保衛部で取り調べた。それだけにくたらしい相手だったので死な
せてしまったらしい。

 その報告を受けた金正恩が怒って、「そんなことをするから我々が人権蹂躙国
家などと名指しされるんだ」と言って、保衛部はだめだと査察が入った。査察が
入った理由は別にもあります。金正男暗殺指令がなかなか遂行されない等です。
そういう話を聞いて私は笑いました。

 強制しているのは金正恩であって、その下手人として保衛部を使っただけのこ
とであって、しくじったから「人権蹂躙国家と言われる」というのは、あたかも
外の世界に対する逆宣伝になります。そういう話をわざと外に漏らしているのか
なと思いましたが、違うらしい。

 明らかに北朝鮮の権力内でひび割れ、亀裂がある。これは突いていって、もっ
と傷を大きくして、なるべく体制が変わるようにすべきだと思いました。

西岡 ありがとうございました。今日は拉致問題については最後になりましたが、
長年ジャーナリストとして北朝鮮をウォッチされてきた久保田さんと、NGO活
動家ですがたくさんの人脈を持っていて、最新情報を持っている宋允復さんのお
二人に来ていただき、今何が起きているのかについて伺いました。

 特に宋允復さんからはいくつか特ダネというか、ここでしか聞けないことも聞
くことができました。もちろん情報というのは検証しなければいけませんが、こ
うして3人が座っていると、同じ方向の情報が出てくるというのは、ほぼ間違い
ないのではないかと思います。

 そうすると金正恩は人権問題でも国際社会から追及され、核・ミサイル開発で
中国、アメリカからも圧力を受けている。しかし、あと1回核実験をしないと核
弾頭は完成しない。それをすると圧力が決定的になるかもしれないというところ
に今追い込まれている。

 その中で日本は核と拉致を分離し、拉致だけで交渉できるという旗を揚げ続け
ている。彼が核実験をして最後のかけに出るか、その前に拉致被害者を人質とし
て交渉に来るか。後者になる可能性も十分あり得る。まだ条件がたくさんあるの
で断定的なことは言えませんが、今年後半全員取り戻すことについて絶望ではな
い。

 何もしなければ取り戻すことはできない。努力をすれば道は開ける。最大限の
ことをやってほしいと思いますし、我々もできる限りのことをやっていきたいと
思います。

 今日は興味深い、そして貴重な情報を、お二人ありがとうございました。もう
1回くらいやってもいいくらあいだなと思っています。ありがとうございました
(拍手)。

西岡 では家族会の飯塚繁雄代表にお願いします。

◆拉致問題を解決できなかったら、その罪は重い

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 みなさんこんばんは。拉致問題に対するあらゆる情報をもとに一緒に勉強する
場が相当長く続いています。96回になります。

 今日は北朝鮮を取り巻く情勢について、三人に相当詳しく解説していただきま
した。私は全くの素人ですが、情勢、情報を以下に上手に使うかが一つの鍵みた
いなものだと思います。こういう話は、政府、拉致対も一緒になって考え、勉強
し、分析して、方向をさぐるのも必要ではないかと思います。

 私たちはすべての活動が実際に、日本人の帰国にどう結びつくかということで
は、直接的に影響、効果を期待する状況になってきています。我々にはこういう
情報から活動に結び付けられないんですが、我々が今年考えた活動方針のもとに
頑張るしかないのです。

 家族会の皆さんが疲れている中、なんとか盛り上がりを冷まさないようにし、
政府と北朝鮮に向けた強いメッセージにしたいなと思っています。

 政府の色々な活動の中で、いつも北朝鮮に対する非難は言葉が甘いような気が
します。「今回の行動については容認できない」、「北朝鮮に強く抗議する」。
これで終わっちゃってるんです。本当に抗議したのか、その返答はどうなのか、
それを見て次にどうしようかと、私の感ではつながってないような気がします。

 従っていつも言っているように、活動したらしただけの効果と結果を出してほ
しいという考えは変わっていません。

 40年という月日が経ちましたが、これを単なる節目と考えられては困るんで
すね。本当に40年もの間、拉致被害者が苦渋の環境の中で、精神的にも肉体的
にも我慢に我慢を重ねて、今でも助けを待っている。これが一日、一日積み重なっ
て40年も経ってしまったという考えでいていただきたいと思います。

 また、なぜ40年もこの問題を解決できなかったのか。わが日本政府に責任も
あるわけです。私はたまに強い言葉で、この問題を解決できなかった、何もしな
かった、この罪は重いですよ、と。

 まさに拉致被害者の立場から考えれば、そういう思いがあって当然ですよね。
家族会も救う会とともに20年活動してきましたが、やはり何十年という単位で
はないはずなんですが、いつのまにか流れてしまったというのが現状です。

 今年はなんとか、解決の兆し、あるいは解決が見られるように、いつも期待を
持って注目しています。今日はそういう気持ちだけを皆さんにお伝えし、今後と
も一緒に戦っていくことをお願いしたいと思います。ありがとうございました
(拍手)。

以上

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2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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