救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

緊迫する朝鮮半島情勢下での救出戦略−東京連続集会報告5(2017/06/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.06.02)

■緊迫する朝鮮半島情勢下での救出戦略

◆帰国を目標に、スピーディに実行してもらいたい

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子兄)

 今日は惠谷さんをお招きして、北朝鮮・韓国を取り巻く情勢を教えていただき
ました。私もあるところまでは非常に参考になった気がします。しかし、こうい
うことを踏まえて、西岡さんも言ったように、どうやったら拉致被害者を帰国さ
せられるのか、そこにいつもつながってこなければいけないと思います。

 取り巻く状況があまりに混沌としていて、我々素人には判断がつかない状況で
す。私たちが常日頃言っているのは、どんな状況下にあろうとも、北朝鮮に拉致
された被害者を一刻でも早く返させるために、核・ミサイルと切り離してこの問
題を最優先でやってくださいということです。しかも起源は本年中と限定してお
願いしています。

 テレビで色々な話も聞きますが、北朝鮮、韓国、アメリカも含めて、それぞれ
が言っていること、やっていることが、拉致被害者の帰国にいい影響があるのか、
あるいは逆なのか。そういう判断しかできません。

 安倍総理もトランプ大統領との会談の中で、「日本人拉致問題については早急
に解決すべく緊密な連携をとっていく」との話がありました。あれは、単なる言
葉ではなくて、それを受けた日本政府が実際に「こうしてほしい」というような
具体的な要求をして、その言葉通り、早急に解決するために今何をしなければい
けないのかを、常日頃から真剣に考えていかないと、今年ももう5月が終わりま
す。

 そういうことを考えると、私たちは毎日毎日、この問題についてやきもきしな
がら、いい方向にいくように願うだけなんです。

 いつも思い出すのは、2002年日朝首脳会談が行われました。あの時の背景
が今と似てるなということです。北に対してアメリカがものすごい軍事的な圧力、
経済的圧力を課して、北をこちらに向かせるということについては似ているよう
な気がします。

 そういうことでは、北朝鮮もこれほどたくさんミサイルや核の実験を行ったら、
資金も枯渇するのではないかと思うんですが、その辺を考えて資金を断つという
圧力も必要ではないかと思います。

 日本が課している制裁については、見返りでそういう話題を出すという話もあ
るんですが、まずは北朝鮮を拉致被害者を返すための協議につかせることが第一
段階だと思います。

 今現在北朝鮮は、安倍総理や日本国政府に対してまったくパイプを切ったわけ
ではないとも聞いていますので、何か合意した後の対応をスピーディにやってい
ただきたい。「あれやりました、これやりました」と言うだけではだめなんです。
結果がほしいんです。


 何かあったら本当にスピーディに実行してもらいたい。そうでないと時間がな
いんです。核・ミサイル問題が解決してからだと、ものすごく遅くなるわけです。
難しい状況にはあるんですが、そういうことも踏まえて、とにかくどうやったら
帰国させられるかに集中していただきたいという気持ちでいっぱいです。

 ありがとうございました(拍手)。

◆祈ることしかできない

増元照明(増元るみ子さん弟)

 みなさんこんばんは。いつもありがとうございます。

 今日の話を聞いていて、核・ミサイル開発を止めるにはレジーム・チェンジし
かないでしょう。3月から4月にかけて、トランプ大統領が「軍事制裁も選択肢
の一つだ」と強い口調で言った時に、北朝鮮はミサイル実験はやりましたが、核
実験をしませんでした。

 核実験は失敗しましたね。わざと失敗させたのではと思っています。どこまで
やればアメリカは本当に空爆するのか。自分たちの技術はまだそこまでいってい
ませんよということをみせつけたいがために、何回も失敗した。

 そう思っていたんですが、ここ2回ほど成功させました。アメリカに対して
「脅威」というふうに言っているんですが、本当にアメリカに対して脅威なんど
でしょうか。

 稲田さん(防衛相)は、「日本のミサイル防衛網は完璧だから日本には落ちな
い」と言っていましたが、あれはアメリカのものでしょう。それを日本に配備し
て北朝鮮のミサイルを完全に抑え込めると言っているのもちょっとおかしいとお
もいます。

 じゃあアメリカが持っているMDで北朝鮮のミサイルを抑えられないのかとい
うことでしょう。抑えられるのであれば、トランプさんがあらゆるリスクを想定
しながら北朝鮮に空爆をするというのは考えられないのですが、単なる脅しなら、
アメリカもそこまで足元を見られているのではと感じてしまいます。

 日本が制裁を解除する。拉致問題のための制裁は解除できると言っていますが、
前から思っていることですが、ここまで15年間、日本の外務省と北朝鮮との交
渉の中で、外務省は甘い言葉も言ったでしょうが、それでも北朝鮮は拉致被害者
を返さなかった。今ここでそれをやって、2002年は1兆4千億円の経済支援
でしたが、たかだか人道支援で拉致被害者を返すのか。それはないだろう。

 北朝鮮が核をあきらめないのと同じように、少額の人道支援等では動かない、
拉致被害者を取り戻すことはないだろうと思っているので、あらゆる選択肢をあ
げるというトランプ大統領が空爆をするしかないのかと思ってしまいます。そう
なったら拉致被害者は戦火の中で死んでしまうかもしれない。そういうことも考
えると、非常に複雑な状況です。

 それに対して、日本政府は何を考えているんでしょうね。アメリカと連携して
とか言いながら、自分たちは何もしない、アメリカに任せると言っているわけで
しょう。拉致被害者の救出に関しても。「自分の国は何もできない」と明言され
ましたからね。結局アメリカに任せる。

 でもアメリカのやり方は一斉に攻撃するやり方です。後のリスクを考えると間
違いないでしょう。それで拉致被害者はどうなるんだということを、日本政府は
全く言いません。

 安倍さんがもし言うんだったら、「もう拉致被害者を取り戻す自信がありませ
ん。日本の安全保障のためには、北朝鮮の政権は日本のためにならないので、ア
メリカとともに、あの政権を変えていく方向で考えるしかない。この際拉致被害
者を取り戻すことは少し困難になります」と言わなければいけないのではないか。

 稲田さんみたいに、「完全に防御できる」と嘘を言っちゃいけないですよ。で
きないことはできないと国民に言わなければならない。そうしないと次の対処が
できないでしょう。国民も覚悟ができないじゃないですか。

 それをずっとやってこなかったのが日本という国でしょう。ずっと隠そう、隠
そうとしてきたのが日本でしょう。戦争の時も「大本営」でみんな嘘ばかりでだ
まされて、結局は悲惨なことになったでしょう。同じことを繰り返しちゃいけな
いんじゃないですか。政府は、できないことはできないと言わなければならない
と私は思っています。

 その中で私たちはどうするかということです。もし空爆が始まったら、拉致被
害者の命は風前のともしびです。生きてることを祈るしかない。奇跡が起こって、
被害者が生存してくれることを祈るしかない。

 それに対して安倍さんが何とおっしゃっているかというと、「わが国では何も
できない」とおっしゃっているんでしょう。これはあまりにも無責任じゃないか
と思います。責任放棄だと思います。できないんだったら「できない」と言って
ほしい。

 1400か所の空爆を考えると、成功した2発のミサイルを考えると、トラン
プさんはやるかもしれない。今カール・ビンソンとロナルド・レーガンの2隻の
空母が日本海にいる間にやる可能性が高いのではないか。6月が空爆の時期では
ないかと思っています。

 この前、ティラーソン国務長官が、会話を優先させるようなことを発言されま
したが、そういう時にやるのが一番効果的ですから。「やる、やる」と言うと向
こうは備えますから。だから今が一番危ないのかと思っています。

 祈るしかないというのが、今の私の素直な気持ちです。皆さんも一緒に祈って
ください。拉致被害者の命が助かるように。それしか日本にはできないでしょう
から。残念ながら。

◆第1撃は軍事施設が狙い

惠谷 一言。米軍の空爆ですが、拉致被害者は通常は招待所というところにいま
す。レーダーがある司令部、軍事基地を爆撃するのですから、招待所というのは、
第1撃、第2撃、第3撃には入っていません。

 もちろん戦闘になれば被害が及ぶ可能性がありますが、最初の1撃ではそうい
うことはないのです。

以上



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