救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会ご報告1(2014/04/30)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.04.30)

 家族会・救う会等5団体は、4月27日(日)、東京・日比谷公会 堂で、
「もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会」を開催した。

 主催者の、家族会・救う会役員、拉致議連役員、北朝鮮による拉致被害者を救
出する知事の会代表、拉致問題地方議会全国協議会代表の他、政府から菅義偉官
房長官等、各党拉致問題担当組織代表、特定失踪者問題調査会代表と特定失踪者
家族などが挨拶や訴えを行った。

 概要以下の通り。数回に分けて発信します。

■もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会

◆「今年こそ結果を!」は我々みんなの気持ち

西岡 力(司会、救う会会長、東京基督教大学教授)

 みなさん、こんにちは。「もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会」
を始めさせていただきます。宜しくお願いいたします(拍手)。

 私たち家族会・救う会は、今年2月の合同会議で、今年の運動方針を決めまし
た。そのスローガンが、「もう我慢できない!今年こそ結果を!」で、これを集
会の名前にしました。

 この日比谷公会堂で、このような形で国民大集会を始めたのは今から15年前
です。15年の内、ここ数年は4月と9月に2回大集会をやってきました。この
間、8年前に政府に拉致問題対策本部ができ、担当大臣が置かれました。

 自民党政権、民主党政権、自民党政権と政権は移りましたが、対策本部があり
担当大臣がいる体制になって既に8年経っています。安倍政権ができて2年目に
なります。

 経過をすべて説明していただくことを私たちは求めていません。しかし、北朝
鮮で待っている我々の同胞、そしてこちらで待っている家族、またわたしたち国
民の我慢の限界がきています。

 ですから、「今年こそ結果を!」という運動方針を立てました。それはお忙し
い中今日ここに集まってくださった全国の国民、地方議員の先生方、知事の先生
方、国会議員の先生方、我々みんなの気持ちだと思っております(拍手)。

 「もう我慢できない!今年こそ結果を!」という気持ちをこめて、私、救う会
会長の西岡が司会をさせていただきます。宜しくお願いいたします(拍手)。

 それでは主催者を代表して家族会の飯塚繁雄代表より挨拶をいただきます。

◆動きの結果を期待したい

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

 みなさんこんにちは。この集会は、今司会が言った通り、何十回という経過の
上で今日の集会を開いたわけですが、「今年こそ結果を!」がスローガンで、皆
さんとともに、結果を早く出す意気込みを示しています。そういう中で、私も誰
かと会う度に、「もう我々は我慢ができないんだ。今年こそ結果を出したいんだ」
という話をしています。

 今年は3月以降色々な動きが出てきました。そういうのを見ながら、何か動く
のではという気持ちがありますが、これは今後の対応を見てみないと分かりませ
ん。しかし、今までになく動きが出ていることは確かです。

 その一つとして、皆さんの応援のおかげで、私も3月17日の国連の人権理事
会の本会議に直接出席させていただきました。民間人があそこでしゃべるのは初
めてということで注目を浴びました。

 時間が短い中、人権調査委員会の報告を受けて、各国の代表が非常に注目して
いました。そういう中でさらに理解を深めていただくために私の話、1分40秒
でしたが、拉致の実態、家族の思いを訴えました。

 今回の調査委員会の内容は、今までになく相当厳しいもので、北朝鮮に対し強
い言及となっています。しかも、「人道に対する罪だ」というきつい言葉もはっ
きりと載っています。各国代表がそれぞれ意見を述べたわけですが、8割以上の
国が、「この問題は早急に対応していかなければならない」というような話があ
りましたし、今回拉致問題に理解を深め、場合によっては具体的な行動にうつし
てもらうような雰囲気が感じられました。

 私が発言しようとしたら北朝鮮の代表(国連代表部大使)が、テーブルを叩い
て「あいつは誰だ」と、「政府の代表ではないのではないか」という動議が出ま
したが、議長は「そうではない。きちんと登録された日本政府の一員だ」という
ことで、私はそのまま訴えました。

 この場面を見て、各国代表も、「やはりこんな程度の国なのか」と感じたと思
いますし、あの態度そのものが自らの非を認めた態度なんです。そして我々は、
人権理事会での決議を安保理に付託して、北朝鮮に向けて実際の行動がとれるよ
うにしてほしいというお願いをしてきました。

 その件は今日本政府と綿密な連携をとりながら次につなげていくべく活動して
いただいています。

 そして先日、アメリカ大統領オバマさんとお会いしました。あのタイトな日程
の中で拉致被害者家族と会う意味を十分考えていただいた上で、あのような結果
になったのではと思います。横田夫妻と私と3人で会いましたが、拉致の実態を
かなり認識しているようですし、この話をする時の顔つきの厳しさ、これも相当
感じました。

 拉致というひどいことが未だにある。これを何とかしなければならないという
感じが受け取れましたし、そばに安倍総理がおられ、二人で今後の対応をきちん
とやっていくというお話もうかがいましたので、今後に期待します。

 この件は北朝鮮も当然見ていますし、アメリカ国民も知っていますし、世界各
国に配信された大きなインパクトだったと感じています。

 そういう動きの中、3月には日朝の局長級会議も開かれ、さらにこれを継続し
ていくという動きになっています。協議すればいいということではなくて、協議
の結果がやはりほしいわけです。そういう意気込みも日本政府の中にあるようで
すし、今後北朝鮮にだまされないような形ですすめていかなければならない。安
倍総理も、「今度こそは絶対だまされない」とおっしゃっていました。

 しかし、北朝鮮は今現在「解決済み」という態度を崩していません。それをひっ
くり返すのは大変です。どういう形でひっくり返せるのか、あるいはどういう形
で拉致問題の協議が進展していくのか分かりませんが、動きが感じられます。

 逆に、ミサイルを撃ったり、核実験をするぞと言ったり、そういう軍事的な威
嚇の動きもあります。これらを総合してどう分析するかは専門的なことなので、
それなりの方々が判断することですが、我々はそういう動きを見て、以前とはちょっ
と違うなという感じを持っています。

 今後も間髪を入れず協議を続けていけるように是非お願いしたいし、日本政府
が責任を持って解決すべきことでしょうが、我々としても、あるいは皆さんから
みても、それを応援するような意気込みが必要だと思います。

 今後どうなるのか分かりませんが、少なくとも何も動きがなかった、何をして
いるんだということがなくなったことが期待につながるわけです。このような集
会は、もう結果の報告の集会にしたいといつも思っています(拍手)。

 多分いっぺんには解決しないとしても、解決に進んでいく道筋がはっきりと見
える、あるいは少しずつでも被害者が帰ってくる、こういう状態が続けばすべて
の被害者が帰ってくることにつながるわけです。認定被害者だけでなく、特定失
踪者の方々もたくさんいます。そういう人たちも含め結果を期待したいと考えて
いますので、皆様がそれぞれのお立場でこの問題が早期に解決するように是非ご
支援をお願いいたします。

 今日はたくさんお出でいただきありがとうございました(拍手)。

◆家族会代表が北朝鮮と初めて対峙

西岡 ありがとうございました。今、飯塚さんがおっしゃったように、我々の戦
いは、家族が北朝鮮代表と直接対峙して、彼らから抗議を受けるというステージ
まできています。

 これまでの国際活動は、我々に同情を持ってくれているところに行って活動し
てきましたが、国連の人権理事会には北朝鮮もいるんです。そこに肉親を人質に
とられている家族会代表の立場で発言をされた。

 彼らがそれを妨害した。本当に家族が覚悟を決めて、勇気を持って戦っている
んだなあと感動を覚えましたし、カービー委員長も、飯塚さんの発言で、拉致問
題だけではなく、すべての北朝鮮人民が人間の尊厳を取り戻すことができるよう
にとおっしゃったところに感動したとおっしゃっていたということです。

 飯塚さんありがとうございました(拍手)。続いて、主催者を代表して平沼赳
夫・拉致議連会長お願いいたします。

◆拉致議連も北朝鮮と膝をつきあわせて努力することも

平沼赳夫 皆様方こんにちは。それぞれご予定があったと思いますが、この国民
大集会に全国からお集まりをいただきました。まず拉致議連の会長として皆様方
に心から感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました(拍手)。

 今日は古屋担当大臣もお見えですが、安倍内閣では必ず拉致問題を解決すると
いう意気込みで取り組んでくれています。先ほど来話がありましたように、動き
がありました。

 私も昨年、国連の人権調査委員会のカービー委員長とお会いし、色々お話をさ
せていただきました。大変繊細な人で、人数のことを我々に詳しく聞きました。
こんなことも強く記憶しています。

 そして日本の政策が効いてきたんでしょう。また国際世論にも配慮したんでしょ
う。北朝鮮の態度が変わってきて、この3月には、ご承知のように局長級の会談
も行われるようになって、さらにこの会談が継続していくことになりました。

 また横田ご夫妻がお孫さんのウンギョンさんにウランバートルで会うというこ
ともできたわけです。ですから、北朝鮮も今置かれている厳しい状況から何とか
解決をしたい。そのためには、拉致問題を避けて通れないという思いで、これか
らも進捗があると思っています。

 拉致議連も、場合によっては、北朝鮮の方々と膝をつきあわせて、この問題解
決のために努力をしていかなければならないと思っています。皆様方のさらなる
ご叱正を心からお願い申し上げ、拉致議連会長としてのご挨拶を終わらせていた
だきます。ありがとうございました(拍手)。

(2につづく)


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