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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

細田官房長官答弁(全文)(2005/10/27)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2005.10.27)

一昨日のメールニュースで、細田官房長官の答弁の概要を報告しましたが、拉
致関連部分の全文を改めてお伝えいたします。

■細田官房長官答弁(全文)

以下は、10月25日の参議院内閣委員会で、木俣佳丈議員の質問に対し、拉
致問題に関して細田官房長官の答弁した全文である。なお、質問は若干要約した。

木俣:拉致の被害者、不明者、生還していない方々については、当然、生存を前
提に帰国実現を要求するべきだと思いますが、その確認をまずしたいと思います。

細田:日朝の交渉におきましても、この10人、そしてこれに加えまして非常に
疑いの濃い者は、それぞれ名前を出しながら先方に伝達して調査するように要請
しておるわけでございますが、いずれも、これが先方の言うように、例えば8名
死亡2人未入国というようなことを前提とせずに、全て生存しておられる、とい
う前提で交渉しておりますし、最近ジェンキンスさんが著された本もですね、色
々読めばですね、極めて厳しい監視、その他、隠蔽等の環境の中で拉致被害者が
ずっと苦労しておられたことが書いてありますけども、そのようなことを推測す
れば、当然、いずれかにおかれて生存しておられる、という前提で交渉をしてお
ります。

木俣:今、とにかく生存を前提にして帰国実現を要求するべきだということでご
ざいます。官房長官からも、是非決意の程をひとついただきたいと思います。

細田:拉致問題について、この幹事会等で、各所、当然警察庁も入っております、
関係の公安当局ですね、情報関係の部局も入っておりますが、そういったところ
で、およそ疑わしいものは出来るだけ調べ上げるように、これは従って特定失踪
者と言われる非常に数多くの調査もあるわけですから、これも疎かにすることな
く、一人一人調べ上げて、疑わしきものはフォローする、という体制を指示して
おるところでございます。

ただ、先程来の答弁にもありましたように、いわゆる犯罪を形成するかどうか
という点は、加害者あるいはその犯罪を実行した者が特定されないと、なかなか
そこが難しいという警察の論理はあるわけでございますが、ただ先方の言わば国
策で、我が日本人同胞を拉致するという、組織的ないわば行為でございますので、
あらゆる可能性がある前提で、疑わしきものは徹底的に調べるという体制をとっ
ておるところでございます。

木俣:今、お話がありましたように、なかなか犯罪として形作ることが難しいと
いうことでございましたが、ただ昨年の12月24日、ちょうどクリスマスの日
でございますが、北朝鮮に対して、一つ、生存者の帰国、一つ、政府未認定者を
含む安否不明者の真相究明、一つ、実行犯の引き渡し、これは3名おります。こ
の3点を求めて、「迅速かつ誠意ある対応をしない場合には厳しい対応を取らざ
るを得ない」と、制裁を予告した発言を官房長官がされております。それに先立
ちまして、両院で制裁すべきだと言う国会の決議もされております。

 12月でございますので、もう1年が経とうとしています。私は国として、制
裁発動ということと、例えば11月にまた開催される予定である六者協議、この
対話と圧力、これは双方同時並行でもおかしくないと。佐々江局長もそういうこ
とをおっしゃったとマスコミ報道でも聞いております。ですから、やはりこれは
もう、今、時期ではないのかと。時期というより、もう1年も経ってしまってい
ることも考えると、速やかな制裁の発動を私は要望したいと思いますが、官房長
官、いかがでございましょうか。

細田:昨年以来、非常に月日が経っておることは事実でございます。私としても
大変残念でありまして、遺憾に思うわけでございますが、ご存じのように六ヶ国
協議を通じて、またこれまでは六ヶ国協議の場では「自分は担当じゃない、知ら
ない」と言うようなことで常に逃げてきたわけですが、前回の協議においては、
日本のこの問題、日朝の協議については、今後政府として検討するという反応が
ございまして、また内々の反応では、まだそれが完全に、その気がないとは言い
切れない状況でございますから、やはり、この問題というのは進展するためには
相互に話し合って、ひとつ一歩一歩前進することは必要でございますので、やや
忍耐強いわけでございますけども、忍耐も堪忍袋の緒が切れたとおっしゃる方も
本当に多くて、私も残念でございますが、もうしばらくこの日朝協議の再開を是
非果たしたいと、このために努力しておることを申しあげたいと思います。

木俣:これは官房長官が1年前に言われたことでありますし、それからさらに先
ほどご答弁の中にありましたように、やはりどんな苛酷な中で一人一人が置かれ
ているか分からないと、こういうことを考えますと、やはし一刻も早く制裁の発
動というのが望まれる、私はもうこれは間違いないことだと思います。

 それから、その制裁発動して効果があるのかどうか、よく言われますけれども、
効果があるから発動するんでしょうか。私はそうでなないと思うんです。やはり
国の意思として、これが例えばアメリカであれば、私は交戦状態になると思って
おります。しかし、日本はそういった戦争をしないということになっております
ので控えておりますだけで、私は有事か無事か言うことで考えたら、これはもう
完全なる有事であると、日本の我が国の有事であると、こういうふうに思うんで
すね。ならば、やはりせめて経済的な制裁等は即発動していくというのが、やは
り国威発揚というかですね、国の威信をかけたものだと私は強く思っております。

 さらに言えば、10月5日の予算委員会の中でも、この発動に対しての主務大
臣としてということで、中川経済産業大臣と財務大臣が主務大臣ということでこ
れお答えいただいているんでしょうか。その中で中川大臣もやはり制裁は発動す
べきだということを明言されているわけでございまして、やはりもう速やかに、
そしてまたどういう条件であれば、制裁を発動するのか。ずっとこの1年、話し
合いを待ちましょう、という状況だったと思うんです。だけれども話し合っても
分かる相手じゃないことは、はっきりしたわけなんですね。6者協議で核の廃棄、
やりますやります言いながら翌日には、まずはその軽水炉プラントをくれなきゃ、
エネルギーは干上がっちゃう、そっちが先だと、そんな馬鹿げた話しをする国相
手に話をするというのは私は全くおかしな話だと思います。

 ですから、再度申しあげたいと思いますけども、生存者の帰国、それから、未
認定者も含む安否不明者の真相究明、実行犯の引き渡し、3つともされてないん
です。一番簡単なのは、官房長官、これ実行犯の引き渡しじゃないですか?3人
の実行犯の引き渡しは、これはすぐにでも私は出来ると思います。これはすぐ出
来るんじゃないですか。どうでしょうか

細田:その点は交渉におきまして常に強く要請しておることでございます。した
がって、先方がその気になれば当然出来るということだと思っております。

木俣:今おっしゃいましたように、先方がその気になればというよりも、もうこ
れで、例えばいつまでに要は実行犯の引き渡しがなければもう制裁発動する。ど
うでしょうか、例えば次の六か国協議の中で、もしこの引き渡しを話し合って、
突っぱねることがあったら、これはもう許すことが出来ぬと。これ非常に、一番
簡単だと思うんです。生存も確認しているし、誰だという確認もされています。
後はもう北朝鮮が、じゃ渡しましょうと言ったら、これでもう終わる話なんです
ね。これはもう是非強く言っていただきたいと思うんですが、再度、ご答弁いた
だきたいと思います。

細田;六ヶ国協議の様子をご覧になっていただくと非常によくお分かりのように、
この問題でもいったん会議をやった後、次に六ヶ国協議をやるまでに、大変な時
間がかかったわけでございます。

 先方の意思決定、決断というものがもう極めて遅いと。しかも、その間、自分
たちは核兵器を開発を完了したようなことを対外的に言って、そしてしかしなが
ら、核兵器自体は、これは日本にとっても大きな問題ですから、これについても
粘り強く交渉をしておるわけで、かつその場においても、日朝交渉の可能性をよ
うやくまた再開をほのめかすに至ったわけでございますから、粘り強く説得をす
る。

 そして日本にはこのような制裁の手段が整備されていることも先方は承知致し
ておりますし、これは制裁の手段であったわけではありませんが、万景峰号はじ
め船舶についても、あるいはその船舶検査のしたものの輸入その他の問題につい
ても、大きな影響があるということも、向こうは分かっておるわけでございます。
従って、絶えず対話と圧力をもう暫く継続するということが今の方針でございま
す。

 間もなく、この対話が再開されなければならない国際環境にあると、六ヶ国協
議との関係で言えば、私どもはそのように考えておりますし、それがまた、いた
ずらな引き延ばしをしていくようなことになる場合には、やはり、おっしゃるよ
うなことをいよいよ決断しなきゃならない環境が整備されると。我々も耐え難き
を耐えながら、忍耐強く交渉しておることをご理解いただきたいと思います。






 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)


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