救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

金正日死去を解決の節目に?拉致議連が総会(2012/02/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.02.07)

 本日2月7日、拉致議連(平沼赳夫会長)は総会を開催し、金正日死亡後の北
朝鮮情勢について関係省庁から説明を受け、協議した。

 家族会から飯塚繁雄代表、横田滋・早紀江前代表夫妻、増元照明事務局長が、
救う会から平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長が参加した。

■制裁の特別措置を取るべきではない?拉致議連が役員会

 冒頭、平沼会長は、「松原大臣の活躍に期待している。金正日が亡くなり金正
恩政権になった。解決の節目にすべきだと思う」と述べた。

 飯塚代表は、「拉致問題は長い時間がかかっている。日朝首脳会談以来10年。
10年と言っても被害者は苦しみの連続だと思う。今年は勝負の年と思う。これ
以上経つと永久に解決しないのではとの懸念もある」と述べた。

 続いて平田事務局長から、週末に家族会・救う会が合同会議を開き運動方針を
協議すること等について報告した。

 その後、外務省から最近の北朝鮮情勢について、警察庁から朝鮮総連の動向に
ついて、拉致問題対策本部から「拉致問題に関する関係府省連絡会議」の7つの
分科会(戦略、支援、認定、広報、国際連携、情報、法執行)について報告がな
された。( )内は政府関係者の発言。分科会は明日から始動。

 議連のメンバーからは、対策本部の特に情報収集に関する予算執行率を高める
べき、米国の議員等への周知が不十分でもっと広報を行うべき、米国人で拉致被
害者である可能性が高いスネドン氏についてもっと理解を深めてもらうべき、米
韓による北朝鮮への支援状況(現時点ではない)、7つの分科会設置は評価する
が各省庁の参加を強化すべき、再入国許可の制裁をさらに強めるべき、被害者認
定を強化すべき(解除すべき条件はいっさいないが制裁強化はタイミングを見る
必要がある)、朝鮮学校無償化をすべきでない等の意見が出された。

 また、荒木和博調査会代表は、「北朝鮮の『労働新聞』に掲載された写真が似
ているとされる特定失踪者の河島功一さんの事例について報告し、拉致認定の3
条件(本人の意思に反すること、北朝鮮にいることが分かったこと、北朝鮮の国
家機関が関わったこと)の再検討を求めた。これに対し、「認定」分科会で協議
できるとの意見が出された。

 横田めぐみさんの父、横田滋さんは、「金正日の喪があけるまでは大きな動き
は出ないと思うが、その後はチャンスがあるのではと期待している」と、母の横
田早紀江さんは、「毎日、(めぐみは)今どうしているかと心が揺さぶられる。
難しい国なのは分かるが、少しでも具体的なものを引き出したい」と述べた。

 最後に、松原仁拉致問題担当大臣がかけつけ、「議連のスタートから関わって
きた一人として、全力で解決そのものをめざし頑張りたい。そのためには皆様の
ご支援と世論も盛り上がりがないとできない。皆様の力も借り、総合力で取戻し
たい」と述べた。

以上




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