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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

中野寛成・新拉致問題担当大臣面会?家族会・救う会(2011/01/28)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.01.28-2)

本日、1月28日、家族会・救う会・調査会は、内閣府会議室で、中野寛成・新
拉致問題担当大臣と初めて面会した。

参加者は、政府側から、中野大臣他、東祥三副大臣、園田康博政務官など。家
族会からは飯塚繁雄代表、横田滋・早紀江前代表夫妻、有本明弘副代表、増元照
明事務局長が参加、救う会からは西岡力会長、島田洋一副会長、平田隆太郎事務
局長、調査会から荒木和代表が参加した。新大臣について飯塚繁雄代表は、終了
後の会見で、「まじめな人との印象を受けた。きちんと引き継いでいるなと感じ
た」と述べた。懇談の概要は下記の通り。

■中野寛成・新拉致問題担当大臣面会?家族会・救う会

冒頭、中野大臣から以下のような挨拶があった。

中井大臣、柳田大臣あるいは最も早く拉致問題に取り組んだ西村さんなど昔か
らの仲間と、拉致問題について折に触れ話し、行動もしてきた。役目柄、遠くか
ら見ていた。この問題の深刻さと重大性を常に感じていたものの、今改めて、思
いを強くし、政府の責任において問題を解決すべきだと思っている。私なりの精
一杯の努力をしたいと決意した。

大臣が代わる度にご心配をされてきたと思う。頻繁な交代について内閣の一員
として謝りたい。しかし、政権が変わろうと、国民の人権、国の主権を守るとい
う方針は堅持している。中井大臣の時に、人的、財政的面から調査力が強化され
た。柳田大臣は家族会とより度々情報交換をすることを決めた。これを継承し、
発展させたい。

横田めぐみさんのコーラスの透き通った、若々しい声は何度も聞いたが、あれ
は「流浪の民」だ。私は高校時代合唱部で、最初に取り組んだのが「流浪の民」
だったので、なお一層心に残っている。めぐみさんがお母さんとコーラスができ
る日があるように、こういうことはどの家族も同じような心だろうと思う。あり
とあらゆることを全力で取り組んでいきたい。

続いて家族会各メンバーから、国会開会中にも関わらず面会していただいたこ
とにつき感謝した上で、質問、意見、要請などがあり、中野大臣がそれに答える
形で懇談が進んだ。家族会と大臣のやりとりの後に救う会から西岡会長、島田副
会長、調査会から荒木代表が発言した。家族と大臣との部分を中心にした概要以
下の通り。

飯塚 政府は先日、拉致問題への8項目の取り組みを決めたが、一つひとつの意
味を認識していただいて、より具体的に、スピーディに取り組んでほしい。

有本 「拉致被害者は死んでいると外務省も知っている」とテレビで発言した田
原総一朗氏は、裁判では、「外務省幹部の発言をジャーナリストとして総合的に
判断した結果、外務省は死亡の蓋然性が高いと判断した」とすりかえた。さらに
裁判所に提出した文書では、「外務省は死亡と分かっているのに建前上生存を前
提に交渉しているからこの交渉が進まないのだ」と述べている。これは外務省へ
の冒涜であり、外務省は反論をすべきだ。その資料を外務省に提出した。中野大
臣も見てほしい。

大臣 資料を読む。ありとあらゆる情報を聞いたが、亡くなっているという情報
はいっさいない。

横田滋 1月11日、前原外相は、6者協議とは別に、北朝鮮と対話の必要があると
述べた。南北が先だが、とも述べた。拉致問題解決のためには交渉が不可欠だ。
交渉も進めてほしい。

大臣 前原さんとも話した。帰国の問題となれば二国間で詰めなければならない。
しかし、そこに持っていく道筋に困難がある。騙されることにならないよう、あ
くまで慎重に検討する。

横田早紀江 闇が長く続いている。政府の方針の5項目の「拉致の可能性を排除
できない事案」が問題と思う。うまくいくかなと思うと、また波が下がっていく。
そこに見えない力、難しい問題が潜んでいる。

大臣 特定失踪者問題の真相解明に努力したい。北朝鮮の工作員は今ものうのう
と日本で工作や生活をしていると思う。あらゆる可能性、危険性がありうるもの
と考えて取り組みたい。逆に言えば、我々にどういう工作を仕掛けてくるのか、
情報操作、噂を広めることなども含め、その種のプロが送り込まれていると考え
て対応したい。

増元 飯塚耕一郎さんからの質問を代読する。田口八重子さんに関する生存情報
が出たが、政府関係者が確認したとされている。金賢姫氏面会の情報も漏れたこ
とがある。情報管理をしっかりしてほしい。また救出への道筋を具体的に示して
ほしいと以前から伝えていたが、それをいつしていただけるのか、以上。

我々が12月10日に菅総理に面会した時、寺越事件の拉致認定について、総理は
検討すると発言された。どう検討しているか。横田めぐみさんの元夫の金英男氏
は「海で救助された」と北朝鮮で発言しているが、韓国政府は拉致と認定した。
寺越事件も「救助」と言っているが、日本政府が独自の判断をしてほしい。彼ら
を守るためにも認定が必要だ。

朝鮮学校の無償化問題では、北が砲撃したから手続きを止めたが、拉致問題は
砲撃に比べて小さなことなのか、拉致被害者が帰国しない限り国庫補助はしない
という姿勢をとってほしい。

大臣 朝鮮学校補助は文部科学省の所管だが、中井大臣時代からの対策本部の立
場は自分からも高木さん(文科相)には、既に明確に伝えた。寺越事件の認定問
題は、諸条件などをふまえて検討している最中だ。田口八重子さんの所在情報報
道については、政府として情報管理を一層徹底したい。不用意な発言に気をつけ
たい。北は耳を傾けている。救出の具体策については、相手にこちらの手の内を
しらせないという姿勢も大切だ。

西岡 寺越外雄さんの子どもが日本人であると認定することは政府内でできるこ
となので速やかに決定してほしい。

荒木 特定失踪者家族とも会ってほしい。政府のパンフレットには、認定被害者
中心で、未認定の被害者については数行だけ申し訳程度にしか書いてない。認定
はごく一部に過ぎないことを国民にもっと伝えてほしい。

島田 朝鮮学校補助問題につき、総理の指示で手続きが止まっている。中野大臣
が総理に会って立場を伝えてほしい。

以上



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