救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

第1回風船ビラ飛ばし?韓国鉄原の白馬高地から2(2010/07/16)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2010.07.16-2)


島田洋一(救う会副会長)

◆日章旗が翻った風船飛ばし
補足報告をします。まずサッカーの件ですが、金正日としては、自分が「攻め
ろという指導をしたのだから勝つはずだ」ということで生放送を命じたのかもし
れませんが、ポルトガル戦は7対0で負けて、次のコートジボワール戦は放送しな
かった。脱北者の金聖?氏に聞くと、「もう永久に生放送はないだろう」と言っ
ていました。思いつきの勝手な指導をして、失敗して、誰かのせいにするという
のが金正日のパターンなので、帰った選手たちがどうなるか大変心配です。

風船飛ばしは、主催してくれた韓国の国民行動本部、本部長の徐貞甲氏は元大
佐。そういう人たちが集まって作っている団体ですが、ある日韓政治に詳しい人
によれば、この国民行動本部は、日本で言えば、日本会議をさらに戦闘的にした
組織ではないかということでした。

一点強調しておきたいのは、向こうが日の丸を用意してくれたという紹介があ
りましたが、韓国のこのような集会で大きな日章旗が翻ったというのは初めての
ケースではないかということでした。日本の保守派の間では、特にネット右翼と
言われる人の間では、「韓国人は民族的にだめなんだ」、「一切協力はできない」
というようなことを書く人がいますが、この徐貞甲さんたちは、まさに金正日政
権を倒すためには、国境を越えて有志が団結しなければいけないんだということ
で、日本から来た我々を色々な面で立ててくれましたし、わざわざ大きな日章旗
まで用意してくれました。

ついでに言うと、予想通りと言うべきでしょうが、2回目の風船飛ばしに出発
する前、徐貞甲さんの事務所に集まって我々はバスを待っていたのですが、そこ
に電話がはいり、ある人権団体が国民行動本部前にデモに来ると。その理由は、
西岡力のような日本の極右と組んで運動するのはとんでもない、日章旗まで上げ
たというのはどういうことだ、ということでデモにくると。

徐貞甲さんは、腰にピストルを差していましたが、聞けばガス銃だということ
です。電話で応対しながら「けしからん」と怒鳴り声を上げていましたので、い
つピストルを抜くかなとヒヤヒヤしながら見ていました。そのように韓国内の左
翼などに批判を浴びながらも、日本と協力してやっていこうという姿勢で進めて
いる団体ですから、大変信頼できると思いますし、是非支援していただきたいと
思います。

◆なぜ菅首相は制裁決議に反対した中国に「謝意を表明」したのか
そういった韓国側の大変筋の通った対応に対して、先ほど西岡さんから紹介が
ありましたが、風船ビラの日本政府の電話番号をはずせということまで言ってき
たのは、個人的見解ですが、大変不見識だと思います。

ついでに政府の不見識で付け加えると、菅直人首相がサミットに出かけ、いく
つかの国と二国間会談もやりました。その概要が拉致問題対策本部事務局から送っ
ていただきました。それを見て唖然としたのです。まずカナダの首相に会って菅
氏は、拉致問題について、「理解と協力を求めた」と。これはいいでしょう。イ
ギリスのキャメロン首相に次に会って、「理解と協力を求めた」と。これも結構
です。李明博韓国大統領と会って、「日韓で引続き協力していきたい旨述べた」。

ここまではいいのですが、次に中国の胡錦濤氏に会って、「拉致問題について
の中国の理解と協力について謝意を表明した」と。中国に対してだけは、「謝意
を表明した」。謝意を表明するような何を中国はしているのか。中国は脱北者を
強制送還し続けています。その中には、拉致問題について重要な情報を持ってい
る人もいるでしょうし、拉致被害者本人や家族も含まれているかもしれない。あ
るいは中国人の拉致被害もいるわけですが、ほったらかしていて省みない中国政
府。金正日政権にエネルギー支援などで支えているのも中国政府。国連安保理で
北朝鮮に対する非難決議を出す度に日本政府は「拉致」という文言を入れようと
してきました。「拉致も制裁の理由の一つだ」と。ところがその度に反対してつ
ぶしてきたのが中国政府です。その中国政府にだけ「謝意」を表明した。これは
国会で、一体何を考えて御礼を言ったのか追及してもらわなければならないと思
います。

そういう訳で日本政府の対応には問題を感じます。先ほどモンゴルの件を色々
紹介されましたが、モンゴルは脱北者が入ってきた時、本人の意思に基づいてど
こに行かせるかを決定しているそうです。我々が中国政府に求めているのもまさ
にそれなのであって、脱北者本人の意向で、韓国に行きたいと言えば韓国に行か
せるべきです。ところが今は、中国は国連難民条約に調印していながら、有無を
言わせず強制送還している。これはおかしい。「モンゴルに見習って中国も対応
しなさい」と菅さんは中国政府に言うべきだったのに、そういうことを一切言わ
ずに「ありがとうございます」と言って帰ってきている。

最後に一つだけ、風船を上げる時に、我々素人は地上の風を見て、「今逆向き
だ、ダメだな」と思うのですが、李民馥氏は上空の雲の動きを見て、雲が北朝鮮
に向かっていたら、これは上げ時だということでした。以上です。

平田 救う会事務局長
今、北朝鮮の1年間の食糧生産が400万トンと発表されています。実際はむっと
少ないのですが。そして韓国でごみになっている食糧、食糧廃棄物が400万トン
です。これは事実です。ラジオに向かって事実を淡々と話してきました。ちなみ
に日本は2000万トン捨てています。北朝鮮は実際は3百数十万トンしかないのに
苦しい生き方を選んでいる。そういう事実を集めて北朝鮮に伝える。嘘や宣伝は
しない。事実を伝える。これが一番分かりやすく、北朝鮮の人が一番聞きたがる
情報になります。

しばらく前までは、韓国政府が38度線の東西に、列車の線路と道路を通じてた
くさんの支援物資を送っていたという事実を伝えれば、そこには地雷がない、こ
とに気がつくと思います。事実を伝える工夫が大事だと思います。

三浦小太郎(対北風船ビラ共同代表、守る会代表)

◆戦略を考える政治家が必要
今回どうしても参加できず申し訳なく思っています。私たちは、北朝鮮にいる
日本人妻に何かメッセージを伝えたかったのです。とにかく日本人妻たちはもう
高齢で、70、80台です。脱北する力がほとんどないんです。しかも、言いにくい
ことですが、日本から万景峰号を通じて帰国した在日朝鮮人たちは家族会から多
少の支援をもらえても、日本人妻たちは家も貧しい女性が多かったし、朝鮮の方
と結婚したために縁を切られたり、あるいは北朝鮮に渡る段階でほとんど絶縁状
態になり、支援・仕送りを貰っていない人がほとんどです。北朝鮮は全く違う文
化です。朝鮮語もしゃべれなかった。向こうで非常に苦しい生活をしてきた人た
ちです。

拉致被害者の救出が第一というのは当然のことですが、この人たちにも何かメッ
セージを届けたいと思って今回風船ビラ送りに参加させていただいました。少し
ずつカンパ集めをしていこうと思っています。

それから天安艦事件。西岡さんがブログを作っていますので、韓国の色々な団
体、国民行動本部のメッセージなどがたくさん載っています。日本人が読むと非
常に激しい言葉に聞こえると思います。これは言葉の文化の違いもありますが、
何よりも私たちが忘れてはいけないのは、あの天安艦が沈められたというのは軍
事行動だということです。朝鮮戦争が始まったのが1950年で、60年後に北朝鮮が
再び軍事挑発をしてきているということです。

このことはどういうわけか、選挙の中でひとつも語られていません。危機を煽
るつもりはありません。北朝鮮がそういう国であることがより明らかになったの
です。どう日本は対処していかなければならないか。私が知っている限り、政治
家が選挙公約や新聞、テレビで話されてない気がします。

あのような卑怯な足り方で平気で人を殺す国家が、自国民に対しても同じこと
をやっているんです。そして指導者は何の罪の意識もなく、拉致や大韓航空機爆
破をやってきた。例えば今回、金賢姫さんが招かれることが一部の新聞に出てい
ますが、あの事件で一番大事なことは、日本が冤罪を仕掛けられているというこ
とです。金賢姫さんは日本人の偽造パスポートであのテロをやった。あの方は何
も知らずにやらされたのでしょうが、日本がこの事件の犯罪者にさせられるとこ
ろだったのです。そしたら次の年のソウルオリンピックに、日本が無事に参加で
きたでしょうか。金賢姫さんが自殺に失敗して助かったというのは、私の考えで
は、金賢姫さんにとっても、私たちにとっても非常に幸運だったと思います。あ
の方が死んでいたら、本当にあの方が日本人なのか、そうではなかったのか証明
できたでしょうか。

日本はこれに関しては、まず被害者の田口八重子さんを帰してもらうのが当た
り前ですが、日本がテロ国家にされそうになったわけですから、北朝鮮から泥を
ぶつけられたことに対してぬぐわなければいけないし、彼らにあやまらせなけれ
ばならないのです。被害者の方々のお気持ちも分かりますが、それをしないで、
ただセレモニー的に金賢姫さんを呼んで、「拉致問題に取り組んでいます。横田
さんたちも会いました」ということであれば、わざわざ日本に呼ばなくてもいい
と思います。

これは今の政権批判ではなく、自民党時代からずっと続いている戦略性のなさ
だと思います。そして私たち国民が投票しているんですから、わたしたちにも責
任があります。そのようなことを考える政治家が必要だと思います。

最後に、韓国の国民行動本部との間で、日韓の連帯が実現できたのは、西岡さ
んの長い韓国との人たちとのつきあいがあったからです。目的が一緒だからでき
る、そんな簡単なことではないです。私はどちらかといえば、日韓連帯には消極
的でした。しかし、これはやらなければならないと思ったのは、北朝鮮とそれを
支えている中国、これと戦うためには味方を増やすしかないんです。そのために
は自由と民主主義の価値観を一応共有できる韓国と日本は、共に戦わなければな
らない。

同じように民主化されたモンゴルもそうです。既にモンゴルは共産国ではない。
民主的な国で、若い国ですから、この人たちとも戦略的にやっていかなければな
らない。我々は北朝鮮と強く戦う。モンゴルはルートがあるおだから、日本や韓
国が怒っていること、拉致被害者くらい返さないと北朝鮮は永久に日本から支援
をもらえないですよ、と言ってもらえばいいじゃないですか。

そういう連携作戦が日本政府にできるように。そしてNGOが何か協力できるこ
とがあればやとうという姿勢になれればと思います。少なくとも、「日本政府の
住所と電話番号をビラに書くな」というのは、日本政府は情報はいらないという
ことじゃないですか。「情報収集に努力する」ということと違うじゃないですか。
「日本政府が北に向けて反北ビラをやっていると思われては困る」というのは、
北に正しい情報を伝えるという立派なことをしているのですから、西岡さんが代
わりにやってくれているようなものですから、むしろ、あれは西岡を使って人道
的な行動をやっていると、そのくらい威張っても構わないのです。そういう姿勢
でこれからもやっていければと思います。

今日は初めてお目にかかりましたが、拉致問題以外の人権問題にもご関心を持っ
ていただければと思います。ありがとうございました。

◆選挙戦では拉致も議論を
西岡 三浦さんから、選挙で戦略の話がないということがありましたが、配布資
料に書いてあります。参院選のマニフェストを分析すると3つのことが言えます。
第1に、主要10政党のうち、新党改革を除く9党が拉致問題の解決を公約していま
す。解決しなければならないということについては差がありません。そこまでみ
んなが言うようにはなった。

第2に、民主、自民、創新の3党が拉致問題を「主権侵害」「国家犯罪」と明確
に位置づけています。我々は、ただ「かわいそう」ではなく、「主権侵害」「国
家犯罪」と言ってほしいと言ってきましたが、民主、自民の主要政党が言ってい
る点でもほぼ違いがない。

ではどうやって解決するのかと言う戦略については、意見が分かれています。
圧力重視の5党(自民、公明、みんな、対上がれ、創新)で、話し合い優先が共
産、社民です。何も書いてないのが民主と国民新党です。今の与党が戦略につい
て書いてないんです。どうするのか。

もう一枚の資料では、各党の候補者に、現状の政策でいいか、より圧力をかけ
るか、対話を重視するかを聞いた毎日新聞の資料を付けておきました。では解決
のためにどうするのか。「主権侵害」「国家犯罪」だとしたら日本はどうするの
か。その議論を一つのテーマとして選挙戦でしてほしい。その中には、日本人妻
をどうするのかも当然含まれるでしょうし、中国に対してどう圧力をかけるのか
ということも含まれるでしょうが、そういう議論がないということは、日本の将
来を決める選挙において、よくないことだと思います。隣の国で休戦状態が壊さ
れようとしている時に日本がどういう戦略を持つのかということについて是非議
論をしてほしいと思っています。

宋允復(ソン・ユンボク) NO FENCE事務局長

◆ビラだけでなくラジオも撒きたい
北朝鮮の収容所の問題は、ナチスやスターリンと戦ってきた欧米の人にとって
も分かりやすい切り口だということもあり、収容所の問題に特化して解体を訴え
る運動を起こしました。西岡さんが、趙甲済さん初め韓国の保守の方々と長年信
頼関係を構築されてきた中で、日韓が協力して北朝鮮内に真実の情報を伝えると
いう活動を、日本国内で大々的に呼びかけてやれるようになったということに大
変私も感激し、喜んでいます。

今思うのは、ビラだけじゃ物足りないということです。北朝鮮の人口は2000万
単位ですから、数千万のラジオを上空からばらまくことはできないかなあと思っ
ています。かつてイランでホメイニ革命がありました。イランの人たちは当時、
イラン革命は日本のラジカセによる革命だという言い方をしていたそうです。ホ
メイニという宗教指導者の演説、説教が日本のラジカセでダビングされ、それを
多くの人が聞いた。それにより実現した革命だということのようです。北朝鮮の
体制転換も日本の情報機器、家電でやったということができないかなあと。

それをやろうと思いますと、やはり民間の力だけでは足りませんので、日本も
アメリカも、韓国もそして軍も協力して、ステルス爆撃機により超高空から数百
万ばらまく。これぐらいのことをやらなければと思います。手段はあるんです。
あとは、やるかやらないか。それは政治の決断でもあるでしょうが、それを決断
できる人間を国会に送り込むのは、有権者一人ひとりの判断でできることです。
候補者一人ひとりをしっかり吟味して国会に送り込むこと。

私、韓国人ですから日本の国政に口出すことは差し控えなければなりませんが、
皆様のご活躍を宜しくお願いいたします。

以上

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