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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

制裁後初の北朝鮮からの入国、菅総理献金問題を協議?自民党拉致特(2011/07/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.07.07)

 本日、7月7日、自民党拉致問題特命委員会(古屋圭司委員長)が会合を開い
た。アジアオリンピック評議会に係る北朝鮮代表団の入国に関する件、菅首相の
資金管理団体による拉致事件容疑者と関係の深い団体への献金問題について協議
した。アジアオリンピック評議会総会は7月12日から東京で開催されるが、も
し、北朝鮮のオリンピック代表団が入国すれば、平成18(2006)年10月
に、「北朝鮮籍者の入国は、特別の事情がない限り認めない」との制裁を発動し
て以来、北朝鮮本国からの初めての入国となる。

 家族会から増元照明事務局長、救う会から西岡力会長、平田隆太郎事務局長が
参加した。自民党は、古屋委員長の他、安倍晋三最高顧問(元総理)、山谷えり
子事務局長ら多数が参加した。また関係各省庁から関係事項につき報告がなされ
た。以下はその概要である。

■制裁後初の北朝鮮からの入国、菅総理献金問題を協議?自民党拉致特

 増元照明家族会事務局長は、2006年4月、北朝鮮の金桂冠外務次官の来日
の際、ハンガーストライキを行ったことに言及した上で、「(差別をしない原則
がある)オリンピック憲章もあるので、政府は入国させると思うが、遺憾の意を
伝えてほしい」と述べた。また、菅首相の政治団体からの寄付金について、「菅
総理は、なぜこれほど多額の(6250万円)寄付を、拉致犯の関係者が属する
団体に寄付するのか。総理を辞めた後もこの問題は追及してほしい」と述べた。

 西岡力救う会会長は、「入国には反対だ。日本のオリンピック委員会が入国さ
せてくれというのはいいが、政府としては制裁しているのだからダメだと言って
ほしい。アメリカは金永南(最高人民会議常任委員会委員長)が国連総会出席の
ための入国に当り、テロ国家の人物という理由で、靴からカバンまですべて検査
すると言った。それで来なかったことがある。もし入れるならそれくらいはやっ
てほしい」と述べた。

 北朝鮮からの入国について内閣府は、「まだ入国については決定していない。
査証申請の時点で政府としての結論を出す」とし、拉致問題対策本部は「制裁や
家族の心情など強い懸念を持っていることを政府内に説明している」と述べた。

 これについて安倍元総理は、「通訳として工作員が来る場合があった。赤十字
役員という肩書きでも公安・情報機関、軍機関の人物だった。どういう人物なの
かという人定事項をしっかり調査すべきだ。あとで工作員だったと分かれば責任
問題になる」と述べた。

 また、安倍元総理は、「北朝鮮には入国はチャンスだ。朝鮮総連との接触や金
銭授受の排除、特定の政治活動をさせないなど公安がしっかり監視すべき」と述
べた。

 古屋委員長は、「制裁以来初めての入国という意味は大きいということを共有
したい。入国させることは極めて問題という意識を共有したい」と述べた。

 西岡会長は菅首相の献金問題について、「(寄付を受けた団体に所属し三鷹市
議選に立候補して落選したのは)拉致実行犯の息子であるので家族連座制をとっ
ていない日本では難しい問題があるが、彼は、北朝鮮で生まれ、ハイジャック犯
たちが住む革命村でテロ犯人たちからの内部教育を受け、日本と北朝鮮を行き来
している。ハイジャック犯は北朝鮮で日本革命村を作り子どもたちを自分で教育
している。だから日本語ができる。有本恵子さんと石岡亨さんの子どもと一緒に
教育を受けた可能性もあるが一切証言を拒否している。拉致問題の解決には協力
をしていない。そういう人物が政治活動している団体に寄付することは大変不明
朗なことだ。そういう人が所属する団体と総理と関係があるという。そこから情
報が抜けていないか。これも不明朗だ」と述べた。

 増元事務局長は、「日本に帰って以来、拉致問題の解決への協力が一切ない。
よど号犯は20名を拉致したと言われるが、それらについて黙認したまま立候補す
ることは異常だ。菅総理は、知らないではすまないと思う」と述べた。

 古屋委員長は、「大きな問題が内在している可能性が高い。自民党内にプロジェ
クトチームを作ることを委員会として提案したい」と述べた。

 安倍元総理は、2つの点が問題とし、「拉致実行犯が関係する団体に、現在の
拉致対策本部長が寄付しているということ。また、菅さんが1年間に寄付の上限
いっぱいの5000万円をしていること、資金が潤沢でない人が寄付しているこ
と、共感しない人物一人が寄付していることから資金還流の疑いが強い。一体化
しないとできないことだ。プロジェクトチームで検討すべき」と述べた。

 不明朗な点が多すぎるので当事者である首相や元首相は進んで事実関係の解明
をぜひ行っていただきたい。菅総理の寄付金問題については、既に家族会の声が
報道されているので以下に引用する。

「産経新聞」23.07.02から引用

◆「信じられない」「姿勢に疑念」 菅首相側献金、拉致家族怒り隠さず
 拉致問題対策本部長である菅直人首相の資金管理団体が、日本人拉致事件の容
疑者の家族が所属する政治団体から派生した団体に多額の献金をしていた問題で、
拉致被害者の家族らには怒りと疑念が広がっている。首相はかつて、拉致実行犯
の釈放嘆願書に署名したこともある。「政治家として信じられない」「姿勢に疑
念を持たざるを得ない」…。巨額資金提供の意図は何だったのか。家族らに対し、
首相側の詳しい説明が求められそうだ。

◆「即刻辞めて」
 めざす会への献金についてよど号犯グループに拉致された有本恵子さん=拉致
当時(23)=の母、嘉代子さん(85)は「日本の政治家がやることとは思え
ない」と憤る。

 首相は平成元年、拉致事件の実行犯である北朝鮮工作員、辛光洙(シングァン
ス)容疑者(82)の助命釈放嘆願書に署名。その後、昨年の衆院本会議などで
「確かめずに署名したことは間違いだった。反省している」と謝罪している。草
志会(菅総理の政治資金団体)をめぐり首相は、在日韓国人系金融機関の元男性
理事から献金を受けていたとして、政治資金規正法違反罪で東京地検に告発され
てもいる。

 嘉代子さんは「政治家がいかにいいかげんか身をもって感じている。拉致被害
者家族としてだけでなく、一人の日本人として、菅さんに即刻辞めてくださいと
言いたい」と批判する。

 同じくよど号犯グループが拉致に関わった松木薫さん=同(26)=の姉、斉
藤文代さん(65)は「故田宮高麿元リーダーの長男が市議選に出て、落選した
ことは知っていた。選挙で当選するかどうかは有権者が決めることで、私がどう
こう言うことではないが、献金が事実なら到底考えられない」と落胆する。

 拉致問題をめぐっては、20年8月の日朝実務者協議で北朝鮮が拉致被害者の
再調査に合意。しかしその後は棚上げ状態が続いており、家族会は今年6月、北
朝鮮が9月までに再調査に応じなければ全面制裁するよう求める要請書を政府に
提出。首相は北朝鮮側に再調査を求める意向を示していた。

「そうした首相の姿勢すべてに対し、疑念を持たざるを得ない」。家族会事務局
長で増元るみ子さん=同(24)=の弟、照明さん(55)はそう話す。増元さ
んは「拉致問題解決を目指すと語る首相の言葉が本当なのか。きちんと説明して
ほしい」と訴えた。

以上



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