救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

4.横田滋




第1回の国民大集会が開かれた時のテーマは確か、「真相究明と拉致を国政の優先課題にしてください」ということだったと思います。

西岡「最優先課題に」でしたね。

横田 その時は、今日のように国会議員の先生方もほとんどお出でくださいませんでしたし、世間でも、「拉致は本当にあるのか」、「北朝鮮問題は怖いから関わり合いたくない」というのが大勢のような時代でした。しかし、平成14年9月に日朝首脳会談が開かれ、そこで北朝鮮は拉致を認めて、「5人生存、8人死亡」と言いました。「今日は楽しみにしている」と言っていたのですが、政府の公式伝達で、めぐみは「死亡」と言われました。
しかし、その翌日に、会談に出席していた英国大使館の梅原公使、その直前まで北東アジア課長だった方が、「どうして死んだことが分かったのですか」と聞いたら、「いや何も確認していませんよ。北朝鮮が言ってきたことをそのまま平壌にいる小泉総理に話して、それから日本政府にも連絡したのだ」ということでした。それを聞いて、公表したわけです。すると、前日まで私たちは「遺族の方」と呼ばれていましたが、「北朝鮮に発表によると死亡とされた人」となりました。
それ以前にも日朝会談はありましたが、北朝鮮は拉致を否定していました。外務省の方々の話を聞いてみますと、「拉致を認めればすぐ解決する」ということでした。「もし拉致をやっていないのであれば、いくら返せ、返せと言っても返しようもありませんが、拉致を認めてしまえば、後はどういう条件があれば帰ってくるのかという交渉になるから」ということでした。そういう解決できるような話でしたので、「死亡」と言われても、数年後には解決するのではないかと思いました。
しかし、北朝鮮側の「死亡」というのは、政府の調査団が9月の下旬に行って、話を聞いた時も、「めぐみは鬱病で入院して、回復期に病院の中を散歩している時、医者が席を離したすきに、自分の衣服を破って首吊り自殺をした。そして遺体は共同墓地に埋葬したが、夫がその年の秋に持って返った」。持って返ったということは、その当時は分かりませんでしたが、骨があるわけです。他の人は全部、「お墓があったが洪水で流れて骨がない」という状態とのことでしたが、めぐみだけは骨があるかもしれないということでした。
(「死亡」とされたのは)93年の3月ですから、「寒いときに着ていたコートを破って紐を作れないのではないか」と、日本側が疑問を呈すると、「それは予め部屋にあった手ぬぐいで紐を作ってあった」とか、首吊りをしたという木をビデオで見たのですがものすごく細くて、「こんなのは人間の体重がかかれば折れてしまう」というようなものでした。
小泉総理の最後の訪朝(94年5月)の後に、日本側が再調査を依頼したら、「めぐみの骨」というのが提供されましたが、DNA鑑定の結果、「別人のもの」となっています。ですから北の発表というのはとても納得できるのもではありません。政府は、めぐみだけでなく、他の人についても、生存を前提に交渉しています。
小泉総理の訪朝で扉が開いたので、動きが出るのではないかと思いましたが、現在まで、(帰国した5人の)子どもさんが帰ってきたということはありましたが、それ以外の人について新しい情報が入ったというようなことは全くありません。めぐみの場合も、昨年秋で32年、今33年目に入っています。ですから、一日も早い解決を、超党派の力でお願いしたいと思っています。

西岡 有本明弘副代表は、昨年、この場所で、田原総一朗さんがテレビの番組で、「被害者は生きていない。外務省も分かっている」という暴言を吐いたと批判されました。その後の動きについてご報告ください。


目次
第一部
1.増元照明
2.飯塚繁雄
3.平沼赳夫
4.中井 洽
5.古屋圭司
6.竹内 譲
7.泉田 裕彦
8.深井 明
9.荒木 和博
10.崔 光奭
11.バンジョン・パンジョイ
12.海老原智治
13.上田清司(メッセージ)

第二部
1.増元照明
2.西岡 力
3.横田早紀江
4.横田滋
5.有本明弘
6.飯塚耕一郎
7.平野フミ子
8.市川健一
9.松木信宏
10.松本 孟
11.寺越昭男
12.北野政男
13.横田 滋
14.横田早紀江
15.横田哲也
16.本間 勝
17. 有本嘉代子
18. 市川龍子
19. 斉藤文代
20. 増元照明
  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3