救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「激動する朝鮮半島情勢の下で拉致被害者救出を考える」全報告



◆家族を家族から引き離すのは絶対に許せない悪

西岡力(救う会会長、麗澤大学客員教授)
 今日は、「激動する国際情勢のもとで」ということで、アメリカからの視点、そして北朝鮮内部で起きていることを中心に議論をしました。しかし、最後は日本が主体的に行動して、日本国民を取り戻し、そして北朝鮮の人権問題全体を解決する。日本が主役でなければならない問題だと思います。
 そして今日、スネドンさんのお母さんの手紙をさきほど早紀江さんに届けてくださいましたが、スネドンさんのお母さんは、「早紀江さんを見て勇気をもらっている」と言っています。
 私たちの活動が他の国の被害者にも勇気を与える、少しかもしれませんが、できるようになってきた。もちろん北朝鮮にいる住民の人たちも苦しんでいる。
 そして苦しんでいる人たちを助けようと、ラジオをやっている金聖玟さんが我々家族に会って、家族を助けるために、韓国では「親日派だ、日本の手先だ」と社会的プレッシャーは大変ですが、それでも「人権問題の中で一番重要な問題の一つは拉致問題だ。日本人を助けるのに手伝って何が悪いんだ」と言い返し、病気を押してここにも来てくれました。
 やはり家族の一人を無理やり家族から引き離すというのは、絶対に許せない悪だ、と。アメリカのようなキリスト教の国でも、私はタイに行きましたが、タイは仏教の国ですが80歳のアノーチャーさんのお父さんが、私が行く3か月前に亡くなったんですが、「娘に会いたい、会いたい」と言っていた。
 ルーマニアの(拉致被害者ドイナ・ブンベアさんの)お母さんも、彼女はルーマニア正教ですが、「うちの娘が曽我さんをいじめたと本に書いてあった。そのことを謝ります」とお母さんに言われました。
 またレバノンのイスラム教の(シハームさんの)お母さんも来てくれました。どんな文明圏の中にあっても、どんな宗教を信じていても、家族を無理やりひきさくことは許してはいけない悪です。
 そして40年間、皆さんと共に戦ってきたことは、家族を引き裂くことは悪だということを世界中に知らせることができることになった。聖書の中に、「明かりは高い所に置け」というのがありますが、高い所にある明かりは遠くまで届きます。あかりは、ろうそくは自分を溶かして燃えていくわけですが、親の世代の人たちは自分の身を削って、明かりを灯してここまで状況を切り開いてきたのですが、その光が日本だけじゃなくて、ユタ州にも、タイにも、ルーマニアにも届いている。
 北朝鮮の人たちも、今の政権のやり方はおかしいと言い始めている。絶対に負けるわけにはいかない。何人かの人を返しただけで、「これで解決だ」とは言わせない。
 「全被害者の即時一括帰国」を求める。そのためには一歩も退かない。家族を無理やり引き離して40年も会わせないのは悪だ。悪と闘う決意をもう一度して、来てくださった方々、金聖玟さんたちとも手に手をとって進んでいきたいと思っています。ありがとうございました(拍手)。
以上

  
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