救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝協議と拉致問題?東京連続集会102



◆歴代米政権ができなかった対中関税戦争をトランプ大統領がやっている

島田洋一(救う会副会長)
 トランプさんの発言だけ見ていると、この24時間以内でも、北朝鮮が朝鮮戦争で亡くなった米兵の遺骨を返還したということに対して、「金正恩ありがとう」というようなことを言ったり、また非核化についてはメディアや民主党がトランプ大統領はだまされているとがんがん言っていますから、それへの反発もあって、「非核化も進展しているじゃないか」と言っています。
 それだけ見ると、トランプはたぶらかされているのではないかと見えますが、実際はそんなことはないと思います。
 今後の北朝鮮に対するアメリカの政策を見る上でも、中国に対するトランプのやりかたが大変参考になる。なぜならアメリカでは今、政権も議会も長期的に主敵は中国だという認識が高まっています。
 従って中国に対するトランプ政権の対応を見れば、北朝鮮その他にも適応されるパターンが見えてくるわけです。
 例えば去年の秋、トランプ氏がアジアを歴訪して中国に行った時、中国側がボーイングの飛行機をまた大量に買いましょうとか爆買いカードを出してきて、トランプが嬉しそうにしていたというので、「トランプはたぶらかされてる」と批判したした人が多かったわけですが、私はそんなことはないと思っていました。
 今どうか。中国に対して、関税戦争をがんがんやっていますね。アメリカの歴代政権がどれもできなかったことを見込んでやっているわけです。その間、現在でもトランプ氏は、「習近平というのは本当にいい男だ」、「すばらしいリーダーだ」と言いながら関税戦争をエスカレートさせている。
 そして色々な報道では、対米関係がおかしくなっているというので、習近平に対する批判が中国国内で高まっている。(政権を)ひっくり返されるのではないかという観察まで出てきている。


  
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