救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全被害者の即時一括帰国を!特別集会



◆向こうも最後の勝負をかけようとしてきている

西岡力(救う会会長)
 あるいは、6月12日にシンガポール会談がありましたが、その二日後に日本の全国紙に出ていた識者の座談会を見ると、京都大学、あるいは慶応大学という一流の大学の教授が出てきて、「日本は拉致と核が先で、その後国交正常化と言っている。北朝鮮は国交正常化が先と言っている。日本は順番を果敢に変えるべきだ」と言っている。
 あるいは、「全員生存を前提として交渉するという日本政府の方針はこれでいいのか」と公然と新聞紙上で言っている。そういう動きがどんどん出てきた。これは、向こうはもうやる気なんです。無視するんじゃない。向こうも最後の勝負をかけようとしてきている。
 だから、「過去の清算をしろ」と言っているし、「国交正常化しましょう」とも言っているんです。そういう人たちの所に働きかけをしているから、動きが出てくるんです。
 だからこそ、「全被害者の即時一括帰国」、これは絶対に譲れないと。繰り返し家族の方たちが言っていたように、「報告書なんかいらない」と。8人の被害者がタラップから降りてくる、4人の被害者がタラップから降りてくること、それ以外のまだ認定できていない被害者が帰ってくること、その3つのカテゴリーが全部帰ってこなければならない。
 一番難しいのは8人だと思っています。それ以外の人は、「探し方が甘かった。探したら出てきました」と言える。8人は、「死んだ」と言って、死亡の日付とか診断書とか、二人については「遺骨」と称するものまで出してきた。それが嘘でしたと認めることは、金正日が嘘をついたことを国際社会に認めることにもなりかねないことですから、相当追い込まれなければやらないということです。
 しかし、それをさせなければ「全被害者の一括帰国」にならない。だから、まだまだ越えるべき山はある。古屋先生がおっしゃった通り、本当に胸突八丁ですが、向こうも胸突八丁で「8人死亡」のままでお金をとろうとしてきているんです。


  
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