全被害者の即時一括帰国を!特別集会
◆金正恩が約束を破ったら「安全」がなくなる構造の共同声明
西岡力(救う会会長)
ある人が言っていましたが、「文在寅大統領に約束しても破ったって怖くない」。確かに板門店宣言で同じような約束をしていますが、しかしトランプ大統領に約束した。トランプ大統領は金正恩委員長のことを、「いいやつだ」と言っています。
しかし、裏切ったらどうなんだ。「俺はここまでちゃんと信用してやっているんだ」と。約束したのは「安全」ですから、「安全」がなくなるかもしれないという大きな取り引きが書かれている。しかし、具体的にどう安全を保障するのか、核をどう止めるのかについては書いてない。
それをこれから決めるということですが、しかし担保がされているわけです。「安全対非核化」。つまり、ムチの役割はアメリカが担っていいい。非核化を止めたらいつでも「安全」がなくなるという表向きの構造になっているんです。
トランプ大統領の記者会見の話を聞くと、長くて、話がとんでいくので、どこが焦点なのか分かりにくいのですが、ボルトンさん(安全保障担当大統領補佐官)たちが付いていて作った共同声明の文書を見ると、骨は通っていると私は見ています。
もちろん古森さんがおっしゃった通り、本当に彼らが約束を守るかどうか分かりませんが、そしたら「安全」がなくなるんです。そういう構造になっている。