全被害者の即時一括帰国を!特別集会
◆北朝鮮の今現在の人権問題をメディアがもっと取り上げて
横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
皆様、こんばんは。6月12日の米朝首脳会談を経て、本来であればそれを具体的にどう進めていくかの実務者協議が行われるべきところ、それすら行われていません。そういう状況の中で、拉致問題は全く進展していないように見えます。
北朝鮮の国内放送でも、ご存知の通り相変わらず「拉致問題は解決済み」と言っているくらいですから楽観的な面はないのですが、如何にして向こうが拉致に取り組まざるを得ない状況に持っていくのが大前提だとすると、米朝協議でも議題としては敢えて扱わなかったのかもしれませんが、人権問題以外ないと思います。
その人権問題に関しては、2014年に(北朝鮮の人権に関する)国連のCOI(調査委員会)ができました。日本国民ですら、このCOIの内容は具体的に知るところではないと思いますし、海外の国々の方も知るところが少ないと思います。
今日ここにたくさんのメディアの方がいらっしゃいますので、国連のCOI報告書に、具体的にどういうことが書かれているのか取り上げていただきたいですし、今現在もナチのホロコースト同様のことが北朝鮮国内で行われていると、人権問題に関する特集を組んでいただいて、その中に日本人拉致事件もあるということを、北朝鮮が嫌がることを取り上げることが、向こうにとってもやらなければだめだなということになれば効果的だと思いますので、ご協力をお願いしたいと思います。以上です(拍手)。