救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全被害者の即時一括帰国を!特別集会



◆日朝協議が行われる時には、国会の総意として決議し、思いを北朝鮮に伝える

渡辺周(拉致議連会長代行、国民民主党拉致問題対策本部長、衆議院議員)
 皆様、こんばんは。先ほど話があった、拉致議連の役員会が開催された同じ日に、北朝鮮との国交正常化を謳った議員連盟ができました。これまでも日朝議連というのはありましたが、ここにきて動き始めました。
 実は米朝協議の前日にも呼びかけがありました。まだ結論も出ていないのにずいぶん早いなと思いましたが、議連に参加しませんかという案内がありました。翌週にまた案内が来て、ここで呼ばれた方がいます。その議連の総会で話をした人が、金志永(キム・ジヨン)という人で、朝鮮総連の「朝鮮新報」の編集局の副局長でした。
 朝鮮高校から朝鮮大学校にいって、ここに就職した方です。この方が5月11日のネット版に、「国交正常化に顔をそむけてきたことを知らないのか。これまで総連の在日同胞に加えられた弾圧、蛮行をしっかりと清算しなければならないという声もある。歴史的な政策局面で日本が自らのけがらわしい過去をすっきり清算する覚悟を持たなければならない。心を改められなかった相手と、対話のための対話をしても意味がない」と。
 要するに北朝鮮のスポークスマンです。北朝鮮の主張をそのまま書いているわけです。こんな人が国会の中で、日朝国交正常化議員連盟の講師として呼ばれて、話をしているわけです。当然北朝鮮にも報告しているでしょう。日本の国会で自分が報告した、と。
 日本の国会議員に2つのグループがある。一つは制裁を続けようと言っている拉致議連。もう一つは国交正常化を謳う議員連盟がある。つまり、国会の議論がもう割れているんじゃないかという間違ったメッセージを北朝鮮に伝えてしまうことになりかねないのです。
 我々としては意思を統一していかなければならない。正常化をする前提として、我々の嫌がることは止めろと北朝鮮は言ってくる。これ以上拉致問題を言うな。あるいは制裁とか圧力という言葉はもう使うな。そういうことを振りかざして、また国論を分断してくるだろうと思います。
 既に高名な識者の中には、「正常化交渉をやりながら拉致の解決をすればいい」と、100年前みたいな議論をしている方々がおられますが、ここまで来て我々は、今までの路線を分断されるわけにはいかない。
 そういう意味で、是非国会の中でも意思の統一をはかって、日朝正常化交渉の前提となる日朝協議が行われる時には、私たちは国会の総意として決議をする。これは誰かの思惑ではなく、日本国民の代表である立法府の、国権の最高機関たる国会がそういう思いを持っていることを、しっかりとぶつけなければいけない。
 そんな思いで取り組んでいきたいと思います。世界の他の国に制裁を呼びかけながら、わが国では朝鮮総連が経済活動を普通に行っている。昨年は東京地裁が600億円を超える額の返済を認定しました。朝鮮総連と取引のある金融機関とは取引を凍結する、あるいは資産の凍結をする。
 片方で、本気で圧力を見せなければ北朝鮮がなめたことを言って、交渉でもなめてかかってくるでしょう。我々は朝鮮総連に対し、今やるべきことをやるべきだ。こういう声を挙げながら北朝鮮と交渉していくべきだと思います。頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
西岡 次に、希望の党拉致問題対策本部長、元拉致問題担当大臣の中山恭子先生、お願いいたします。


  
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