救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

家族会・救う会の「今後の運動方針」と北朝鮮情勢-東京連続集会100



◆韓国でテレビや新聞を信用する人がどんどん減少、SNSが人気

西岡力(救う会会長)
 韓国では今、普通のテレビや新聞に対する信頼度がどんどん落ちていて、SNSを使った個人テレビがいっぱい出ています。去年12月に東京に来てもらった趙甲済さんがやっている趙甲済TVは一日3本とか4本番組を上げているそうです。最近は「産経新聞」の黒田勝弘さんとの対談番組を流していました。私も一度出たことがあります。1日に20万ビューで、広告料だけで事務所が維持できるということでした。小さな放送局になっちゃった。そういうものがたくさんできている。
 また、「平昌遺憾」というラップソングがあります。「平昌に思う」と訳した方がいいと思いますが、「ハッキング・平昌オリンピック」とも言われます。激しい言葉で平昌で行われていることを批判するラップソングは150万ビューということです。
 もう一つ。ペンス副大統領は、開会式で北朝鮮の代表と直接会いたくないので、移動通路(動線)を変えてくれと事前に政府に要請しています。ところが開会式の前のレセプションで、一番前のヘッド・テーブルに、ペンス副大統領夫妻の席と金永南委員長の席が同じテーブルになるということが、開始1時間前に分かって、すぐに欠席通知をしている。
 そしたら「写真だけは撮らせてくれ」と言われ、金永南と一緒の集合写真に写りたくないから30分遅刻していって、安倍総理も一緒に遅刻していき、別々に写真を撮った。
 安倍総理は、機会があったら金永南と話そうと思っていたので、ヘッド・テーブルの席に着いたんですが、ペンス副大統領は「最初から動線は別にしてくれと言っていたから帰る」と言ったら、「あなたの知り合いもいっぱいいるから会場の中に入って挨拶していったらどうですか」と文在寅大統領に言われ、会場に入った。
 入ってみたらテーブル席にまだ名札が置いてあった。でも目もくれないで、知り合いだけに握手して、金永南とは握手しないで、そのまま5分で出たそうです。アメリカの関係者は、「最初から動線を別にしてくれと言っていたのに、だまし討ちのように金永南の横に座らせると言った。これは同盟国のやることか」と大変怒ったそうです。
 こういうことが起きていたわけですが、冷静に考えて、経済的苦境と軍事的圧力から抜け出すために文在寅大統領を利用しようとしているわけです。そして南北対話をしている間は軍事攻撃をしないだろうと。「アメリカもそう言った」という韓国の青瓦台の発表がありましたが、アメリカは、「軍事攻撃しないなんて言っていない。一回目の対話で北朝鮮が政策を変えたかどうかを見て、変えたのならしないと言っただけだ」というやりとりがありました。
 とにかく、話し合いをしている間は軍事攻撃はないだろうし、また話し合いが進んでいる間に軍事演習をしたら対話の雰囲気を壊す、平昌の雰囲気を壊すからやめると文在寅が提案し、アメリカは飲んだのですが、同じことを文在寅に言わせようとしている。
 だから安倍総理は文在寅さんに会った時に、「平昌後が問題だ。予定通り軍事演習をするべきだ」と言った。そうしたら「軍事演習は韓国の内政問題に関わることで、総理が直接言及することは困る」と文在寅大統領が言った。これも当初の日韓ブリーフィングでは、その部分は公開されてなかったのに、次の日文在寅大統領の側近がリークした。そして韓国の一部の新聞が、「安倍はけしからん」と書いたんですが、韓国保守派のリーダーは、「話にならない」と言っていました。


  
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