救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「緊迫する北朝鮮情勢のもとで拉致被害者救出を考える」全報告



◆日本に救出体制がなく5人しか取り返せなかった


西岡 力(救う会会長)
 だから第1条件は満たされたのですが、その時も残念ながら政府が救出する体制ができていなかった。外務省の関係者は、北朝鮮と会って拉致を議題にしたにも関わらず、求めたのは消息で、被害者の救出を求めなかった。
 平壌に着いたら、「5人生存8人死亡」という紙が来た。救出を求めていたら北朝鮮は紙を準備するのではなく、5人は飛行場に来なければならないのです。彼らが生きていることを認めたんですから。
 しかし消息を求めたから嘘の結果が出た。その嘘のペーパーについて確認作業もしないで、家族には「確認作業をしました」と言って、「死んだ」と伝えたのが当時の外務省です。本当に「確認作業をしている」と言われたわけです。
 平壌に暗号のかかる電話が通じるのは飯倉公館だと言われて、そこまでご丁寧にバスが準備してあるんです。バスに乗って帰ってきて、帰りにそのバスで家族会が泊まっているビジネスホテルに行こうと思ったら帰っちゃったんです。
 マスコミから家族を引き離すためだけにバスがレンタルされていたという状況でした。
 そして5人の被害者が帰ってきた時も、(北朝鮮に)返そうという人たちもいた。そういう人たちがテレビに出てきて、北朝鮮情勢を解説しているので我慢ならないのですが、その時同じ怒りを共有していたのが安倍総理です。当時は副長官でほとんど権限がない人ですから、しかし我々と一緒に、「こんなやり方があるか」ということだったので、なんとか2002年は負けないですんだ。あの時終わりそうだったんです。


  
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