救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致被害者救出運動20年特別集会全記録



西岡力(救う会会長) 田口八重子さんは22歳、今60歳。私と同い年です。北朝鮮で2年くらい一緒に暮らしていた地村富貴恵さんはこう言っています。
 背が高くて、都会的なイメージで、同い年とは思えないくらいおとなっぽい感じでした。でも話してみると甘えん坊で無邪気な面もたくさんありました。私が関西弁に近い話し方なので、「あかん」、「しらん」なんていうと、「簡単でいいな」とまねしたりしていました。北の南浦港に着いた時、政府の人に、「私には子どもが二人いてどうしても日本に帰らなければならないので帰してほしい」と何回も言ってお願いしたそうです。しかしその人は、「なんでこんな人を連れてきたか分からない」と言っていたそうです。だから八重ちゃんの思いは、最初から最後まで子どものことでいっぱいでしたし、今でも間違いなく上の娘さんがいくつになっているか、耕ちゃんはいくつになっているかと毎年計算していただろうし、どんな大人になったのか知りたいだろうし、会いたがっていると思います。初めて会った時から子どもがいることも話してくれました。南浦港について半年も、牡丹峰(モランボン)招待所に一緒に暮らしていた時に聞きました。その頃2階に映画館があったので、1週間に1、2回映画を見ました。「革命映画」と言って、普通のお母さんが革命のためだと赤ちゃんを姑に預けて、鉄砲をかついで戦いに出る時、赤ちゃんと別れるシーンがあったのですが、その度毎に八重ちゃんは泣きました。自分と重なってとても悲しかったのだろうと思います。お酒を飲む機会があったりすると、子どものことを話してくれるんですが、すごくつらそうに話すので、私はどう声をかけたらよいか分からなかったです。お母さんが佐渡出身で子どもの頃よく遊びに行ったこと、自分は末っ子なのでみんなが大事にしてくれたことなどを教えてくれました。特に上のお兄さんには子どもを見てもらったりして、とてもありがたかったと言っていました。正確には、お兄さんの奥様に感謝していたようです。離れてみて、一層ありがたみが分かったようでした。
 本間さんお願いします。

◆帰しても反北運動をするような人はいないのに北は帰さない

本間 勝(田口八重子さん三兄)
 本日はお越しいただきおりがとうございます。
 私と八重子の関係は、7人兄弟の中で私は上から三番目の兄なんですが、八重子は一番下で私とは11歳離れています。八重子は昭和30年生まれです。西岡先生と同年齢。ここにいればこのような年齢に達している。もう61歳ということになるわけなんですが、母親が拉致をされた。1歳と3歳の子どもを残して。1歳といえば乳飲み子でまだおっぱいにしゃぶりつく年齢です。
 結果的にはだまされて連れて行かれたと思うんですが、北朝鮮に上陸した時は、色々な手段で訴えたんでしょうね。向こうはだまして連れてきた以上は帰せないことから、工作員教育とか工作員への教育とか、向こうの都合で利用していったんだと思います。
 私はあまり八重子とは接点がなかった。ここに小さい時の写真がありますが、母親の実家である佐渡に法事でお墓詣りにいく時等、八重子のすぐ上のお姉ちゃんと二人の子どもを連れてよく母親が帰っていました。そういうことで、小さい時から佐渡になじみがあるわけです。
 八重子は失踪直前にも佐渡に立ち寄ったという情報もあります。佐渡にはいとこがいるわけで、いとこに会いにいきたいとか、八重子自身も佐渡にはかなり気持ちがあるわけです。帰ってくれば、また佐渡に行きたいと言うと思います。
 北朝鮮が拉致被害者を帰さないのは、北の情勢をよく知っているから。めぐみちゃんもそうなんですが、北の中で金正日の生活、夜中のパーティとかを、見てはいけないようなことを知ってしまったというようなことが、このまま帰してしまうと、ということで帰されない。
 2002年に小泉訪朝で戻ってこられた人たちは、帰国してもう15年も経っているわけですが、決して反北の情報を言ったり、反北運動をしてはいません。だとすれば、日本人拉致被害者を帰しても安全だと、そう感じてもらえればいいわけです。
 私たち家族は、もし帰ってきたら北に不利な情報は言わせませんよと。平々凡々と当たり前の生活に戻ってくれればという願いでいますので、金正恩が日本人を帰しても安全なんだと、反北運動を起こすようなそういう人たちはいないんだということで、安心して帰してほしい。それが帰ってくる一番の道筋かなと思います。僕は北が帰さないのはそこに尽きると思います。
 もし金正恩が帰国させないという決断をするのであれば、私たちは徹底的に戦うという気持ちでいます。国会議員の先生たちも色々アクション・プランを考えて、戦うプランを考えていて、これからの成り行きによってはただじゃおかないよということです。
 拉致の原点というのは、朝鮮総連がからんで北に指示された通りに動いて、協力した人間がたくさんいて、それも誰も逮捕されないような状態になっているわけですから、当然、朝鮮総連の解体、それと日本からの技術移転、核・ミサイルの技術を持っていっているわけですから朝鮮大学校や朝鮮学校のような、日本の利益にならないような学校は閉校も認められるようにする。
 ミサイルが飛んできたら当然撃ち落とすと、絶対的に戦う姿勢をガンガン示す。そういう行動を日本政府がしてくれれば、北だってばかじゃないですから考えると思うんです。軍事力に頼るだけの金正恩ですから、北を統治するにはこのままでいいわけではないんです。
 それが分からないような金正恩だったら、人民もあきらめて、暗殺されてしまえというような気持ちになって、北朝鮮の中の組織でも蜂起してしまうようなことにつながってしまうわけです。
 この20年という長い月日の中で、奪還することを色々考えていただいて、政府には頑張っていただきたいという思いです。宜しくお願いいたします(拍手)。


  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3