救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

核・ミサイルと切り離して全被害者救出を先行させよ−特別集会全報告



◆日本にできることが金正恩に伝えられていない

西岡 力(救う会会長、東京基督教大学教授) まだ正しく伝わってないのではないか。理由は二つあって、一つはストックホルム合意を作った勢力が北にもいるわけです。統一戦線部だと私は見ていますが、その人たちは金正恩に、「8人は死んだということで日本を納得させることができます」、「それでストックホルム合意を作ったんです」と言って決裁をもらっているわけです。
 「横田さんたちだって、お孫さんと会って喜んでいました」、「本当はもう孫に会いたいだけです」というような報告を上げているんです。
 それは嘘なんですが、北朝鮮には言論の自由もないし、検証することもないので、自分たちが一度作った計額が失敗だったというのでは責任を追及されますから「2年前に作ったものが正しい」、「これでいけます」と必死になって言っている勢力がある。
 日本は政策が失敗しても殺されはしませんが、やはり外務省はストックホルム合意は正しかったと思っていますから、そういう人たちからまた動き出してきているのではないかというのが一つです。だからなかなかそれが伝わらない。
 もう一つは、これも外務省に責任があるんですが、2002年の平壌宣言の時、これは複数の情報がありますが、日本側は1兆円の経済協力を約束した。100億ドルです。金正恩氏は父親に対するコンプレックスがありますから、父親ができなかったことを自分がやりたいと思っている。
 父親ができなかった100億ドルを自分がとってやる、と。2年前、日本に接近することを決めた時の動機にそれがあると思います。でもそれはできない。そもそも100億ドルについて誰も合意していないし、小泉政権は「そんな約束はしていない」と言っている。
 でも田中均局長がやった秘密交渉の内、2回分の資料がないんです。安倍総理が、総理として「持ってこい」と言ったら、「ありません」と言われた。そこで何が話されたのか総理さえも分かっていない。
 北朝鮮側は政権に近い亡命者が今何人もソウルにいますが、「あの時100億ドル来るということで準備が進んでいた」と言っています。それも外務省が一度約束してしまったものですから、向こうはそこから考えるわけです。「日本から物がとれるとすれば、なんで100億ドルじゃなんだ」と。
 しかしそれは国際制裁に違反しますから、そこの部分で取引をすることはできない。「だから条件を話し合おう、実質的協議をしよう、日本にはできることとできないことがある」と。
 私は本当はレジーム・チェンジ(政権交代)論者で、絶対制裁を高めろとずっと言ってきたんですが、この私が、「条件を話し合おうと言っているんだ」と。「平壌はそれを分かれ」と。「話し合おうと言っているじゃないか」と。
 しかし、日本にはできることとできないことがある。しかし、できることがある。そこの部分も狭い道なんです。様々な変数があるし、来年12月の韓国の大統領選挙でもう一度太陽政策側が勝った場合にどうなるかとか、色んなことがあるので、家族の皆さんを前に申し訳ないんですが、「いつになったらこうなります」と言えるところまでまだ行っていない。
 逆にもう一回「死んだ」という情報を出そうする人たちさえいる。それを跳ね返せば、もう「死んだ」ということでは日本を動かすことはできないんだということが金正恩氏にも分かる。
 これは島田さんの説ですが、「ボディ・ラングウェッジ」というのがある。金正恩に伝えるのは、何をやられても動揺しないで「報告書じゃなくて人だ」と言い続ける。みんなが言い続けると、これはどうしようもないんだなと教えることができる。そういうことなのかなあと思っています。

  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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