救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

なぜ拉致被害者は生きていると言えるのか



?.北朝鮮が「死亡・未入境」と通報した14人について、客観的証拠が1人もない

 北朝鮮から提供された「死亡・未入境の証拠」はすべてでっち上げられたものだった。その結果、2006年、第1次安倍晋三政権は被害者が全員生存していることを前提にして全員の安全確保と帰還を求めるという現在まで続く基本方針を打ち出した。
 家族会・救う会だけが生存を主張しているのではなく、政府が全員生存と主張している。
 政府がウェブサイトやパンフで生存を主張する根拠は以下の通り。
1.死亡したとされる8名について、死亡を証明する客観的な証拠が全く提示されていない。
 (1) 死亡を証明する真正な書類が一切存在しない:「死亡確認書」は日本政府調査団訪問時に急遽作成されたもの。また、交通事故記録には被害者の名前がない。
 (2) 被害者の遺骨が一切存在しない:亡くなったとされる8人について、北朝鮮は6人の遺骨は豪雨で流出したと説明。提供された2人分の遺骨とされるものからは本人らのものとは異なるDNAが検出されたとの鑑定結果を得ている。
2. 8人の被害者の生活状況、「死亡」に至る状況についての北朝鮮側説明には、不自然かつ曖昧な点が多く、また、日本側捜査により判明している事実・帰国被害者の証言との矛盾も多く、説明全体の信憑性が疑われる。
3. 北朝鮮が入境を否定、又は、入境未確認としている4ケースは、捜査の結果、いずれも北朝鮮の関与が明らか。北朝鮮が消息を一切承知しないという説明は、そのまま受け入れられない。


?.確実な生存情報がある

 政府は精力的な情報活動を行っており、かなりの情報を蓄積しているはずだ。たとえば、菅官房長官は「もちろん生存していると私どもは確信しています。政府の考え方は、すべての拉致被害者の生存を前提に、情報収集、その分析、その他の取り組みを、今全力を挙げて取組んでいる」(2013年10月9日)と語っている。
 救う会も確実な生存情報を持っている。その大部分は非公開だが、以下の情報はすでに公開している。
・北朝鮮が「79年に死亡した」と伝えた市川修一さんは96年まで金正日政治軍事大学から龍城(リョンソン)招待所まで日本語を教えに行っていた。
・北朝鮮が「94年に死亡した」と通報した横田めぐみさんは2001年まで平壌の龍城区域の七宝山(チルボサン)招待所で暮らしていた。1987年に順安区域招待所に移り、そこで金英男氏と会って同居し、結婚した。1993年に夫との不和で離婚した。94年4月、義州の49号予防院に入院させられたが、1日後に呼び戻され平壌の49号予防院に入った。94年9月、対日工作員と再婚、96年11月に、男子を出産した。
・北朝鮮が「86年に死亡した」と通報した田口八重子さんは2014年に肝臓の病気で治療を受けていることが分かっている。


  
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