救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮に未来を描かせないためにやるべきこと‐東京連続集会85 全記録



◆報告はいらない、被害者を返して

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表) みなさんこんばんは。毎度ながらこの連続集会は相当やっていますね。その時点での情報や課題をお知らせし、ご協力をいただいてきました。やはりこれだけやっていると、いい話、兆しが見えたというような話を本当はしたいんです。しかし、今の状況を見ますと、全くないですね。
 ストックホルム合意から協議が何回も続いていますが、この間我々は期待を持っていました。しかしながら、色々考えますと、先ほども話があったように、北朝鮮が報告するというのはこれはもうナンセンスな話で、すべての被害者を管理し、すべて分かっているわきえです。ですから報告書を出す、その中に生存者が全部入っていたとすれば、そのまますぐ返せばいい話なんです。
 報告書を出すということは、その中に我々が受け入れられないような内容が結構あるんではないか。それも当然向こうの捏造でしょうが。だとすれば、単に報告書だけを追及すると間違った方向に行ってしまう恐れもあります。
 そこで先日、私も安倍総理に対して率直な意見として、「協議の経過等ありますが、我々は北朝鮮にいる被害者を即刻返してほしいんだ」と、「それが真のお願いであって、その他のことにかきまわされないように」と要請しました。
 というのは、報告書なるものは、色々聞きますと、拉致問題だけではなくて遺骨の問題とか日本人妻とかその他の項目が3つあります。そして遺骨と日本人妻の問題を協議する方向にあるという感じがしました。
 従って私はじかに、「北朝鮮からの報告はいらない。そのことで焦って間違った方向にいっては困る。あくまでも被害者を即刻返せということを忘れず、これを最優先にした対応をしてください」と言いました。
 それも政府がやっていることですので、何らかの経過の中で取り柄があるかもしれません。それはそれでしっかりと分析して、次の手を打つことになるんでしょうが、忘れてはならないのは、報告書の中身の論議だけに勢力を集中するとか、先ほども話がありましたが、報告をじっと待っているというだけでは困るわけです。
 私は、報告書が大事なら、毎日のように催促しろというような形で、スピーディな動きをしないと、もうなんだかんだで1年経っています。そういう意味では、当初官房長官も「多分1年くらいはかかるだろう」と言ったこともありました。


  
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