救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北の「特別調査委員会」をどう見るか−東京連続集会80 全記録



◆以前は事務所もなかった「国防委員会」−北朝鮮の権力構造


 北朝鮮の権力構造をチャートにしました(配布資料)。このチャートは自信作です。マル秘にして使われないようにしたいくらいです。
 左側、上側が権力が強く、右、下に行くに従って権力が弱くなります。左上に朝鮮労働党中央委員会があります。その下に書記局と政治局があります。これはソ連でも中国でも同じです。書記局では政策などを書記が選んでそれを政治局で討議する。つまり、何を決定するかを決めるのが書記局で、その局長、北朝鮮の場合は第一書記が金正恩です。金正恩が一番権力が強いということです。
 書記局第1書記、その右となりに政治局常務委員、次に党中央軍事委員会委員長、国防委員会第1委員長、その左下に朝鮮人民軍最高司令官、これが金正恩の肩書で、権力のすべてを金正恩という32歳の男が握っている。これが個人独裁を示していると言えると思います。
 党中央軍事委員会には様々な部局があります。党組織指導部、党宣伝煽動部、党3号庁舎、こういう組織が20前後あります。その中でもこの党組織指導部が最高権力です。
 共産主義国家というのは理念的には平等国家をめざしましたが、北朝鮮にはそういうものはないんですが、党中央軍事委員会の部局にも格差、上下関係があります。その最高位にいるのが党組織指導部です。
 宣伝煽動部もそこそこの権力はあります。次いで3号庁舎です。これは最近組織が変更されて、工作機関を担当します。その中に、党調査部、党連絡部、党作戦部、党統一戦線事業部があります。
 ここでついでに言っておきますが、今回の特別調査委員会のメンバーとして朝鮮赤十字会というものが入っています。素直な日本人は、北朝鮮にも赤十字があるんだと、ちゃんと人道的な手配をしてくれるかもしれないと思うかもしれませんが、党統一戦線事業部という謀略組織、工作組織の傘下にあります。事務所も看板もなく、その時々にこの男が書記長です、事務長ですという登場の仕方をします。全くの幽霊団体です。
西岡 脱線ついでに、朝鮮キリスト教協議会とか、朝鮮カソリック協議会とか、仏教団体もありますが、全部統一戦線事業部の下にあります。これは事務所があります。担当の指導員がいて、委員長は指導員にぺこぺこしていると言われています。
惠谷 宗教でいうと、最近ロシア正教もできました(笑)。
 中朝は今仲が悪いんですが、今年になって中ロは大変仲がいいですね。昨年の交流はほとんどゼロと言ってよかったんですが、今年に入って高官が訪朝しています。北朝鮮は110億ドルの借金があったんですが、ロシア議会は100億ドルをチャラにして、10億ドルだけ返せばいいという大盤振舞をしています。
 話がずれましたが、朝鮮労働党中央委員会とは別に、党中央軍事委員会という軍事政策を決定する機関があります。その左に、今話題の国防委員会がありますが、この二つを説明します。
 国防委員会の第1委員長がありますが、金日成が死んだ時に、金日成は国家主席という地位にいました。国家元首、大統領に相当するポジションです。しかし、孝行息子である金正日は、父親の称号を自分が継承するわけにはいかないと、国家主席という職責を永久欠番にしました。
 そうすると自分が総書記になって国家を代表する職責がどこにあるのかという時に、この国防委員会が目にとまったわけです。父親が元気なころ、この国防委員会は開店休業状態で何もしていませんでした。しかし、その委員長になることで自分は国家主席の代わりに国家を代表する人間であるという言い方をするようになりました。
 その結果、その左にある党中央軍事委員会が開店休業状態になりました。ですから韓国の新聞は「金正日(国防委員会)委員長」という表現をずっと使っていました。
 ところが金正日が死んで金正恩の時代になって、金正恩も孝行息子のふりをして、父親の国防委員会委員長は恐れ多いからと、自分は第一委員長だと言って国家元首の職にいるわけです。
西岡 委員長と第一委員長には上か下かということがあるんですか。第一副委員長ならまだ分かりますが。
惠谷 第一とつけば第二もあるので委員長の方が格が上であるのは間違いないですね。今冷静におちょくっているわけですが、国防委員会も現在機能しているのかどうか分かりません。しかし、最近の最高人民会議では、人事も新しくなりました。
 以前はこの国防委員会も事務所がなかったようですが、最近の情報では事務所ができたようです。よくは分かりません。
 しかしその左隣にある党中央軍事委員会、この党の中央軍事委員会がすべての上に立ちます。今チャートでは党中央軍事委員会から国防委員会に矢印が入っていませんが、この関係は現状が今分かりませんのであえて線を引きませんでした。しかし、下にあることは間違いありません。
 そしてその党中央軍事委員会が指揮、統制するのが朝鮮人民軍であり、人民武力部(国防省)です。当然その最高司令官が金正恩ということです。その右の一番上が最高人民会議、これがある意味で国家機関です。投票率99.9%で代議員が選ばれます。
西岡 投票率が99.9%で得票率は100%ですね。昔は投票率も100%だったんです。惠谷さんや一部の専門家が病院の患者もいるし海外にいる人もいるのに投票率も100%はおかしいじゃないかと書いたら、ある時から投票率だけは99.8%とかになりました。そして得票率は100%に。


  
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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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