救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮は今どうなっているのか−東京連続集会79」全記録



◆せめて拉致情報を知る連絡官が米韓軍に同行を

西岡 そこで報告書に戻りますが、3番目の「在外自国民の保護・救出」が指摘されているので、これが与党協議の中で、あるいは国会の議論の中でどういう議論になるのか。報告書には拉致という表現はなかったわけですが、注目し続けたいと思います。
 一方、私は評価している部分もあります。独裁政権な健在な時の作戦Aは技術的にも難しい。まず場所が分からない。何人いるか分からない。情報機関がなければならないということも含めてなかなか難しい。
 しかし、作戦Bは、Bの1と2があります。Bの1は混乱事態になった時に自衛隊が助けにいくことですが、Bの2は米韓軍が展開する時に、米韓軍が実際に助ける。そこに自衛隊あるいは対策本部、警察かもしれないし、内閣情報室かもしれませんが、情報を持っている、連絡ができる連絡官が一緒に行く。
 ここには被害者がいそうだということになったら、「トマホークを撃たないでください」と。武装解除を陸戦でやってほしい、と。例えば金正日政治軍事大学にはテロリストがいるわけです。ものすごく強い。そういう人たちを陸戦で武装解除するのは大変難しい。彼らは犯罪者でもありますからトマホークを撃って安全にしてから行くということが作戦計画に入っているとすると、そこには被害者がいる可能性がかなりある。
 自衛隊が助けに行くと言っても、トマホークで撃たれちゃうかもしれないわけですね。Bの1をやろうとしても、4年前の12月の国際シンポジウムで、韓国軍の専門家の国防研究所の室長に来てもらって話を聞きましたが、「自衛隊に来てもらったら迷惑だ」と。「米韓軍が作戦をしている時に、軍事作戦情報を共有できない部隊が勝手に動かれたら迷惑だ」と。「撃たざるをえなくなるかもしれない」、「敵だと間違えることが十分起こり得る」、「しかし同盟国ではないから作戦情報は流せない」と言われました。
 そういうことも含めて、日米間の戦略的役割分担の中で、潮さんは半分しか認めなかったと言われましたが、それでも半分認められるようになって法整備がされれば、米韓軍に恩をきせることはできる。
 アメリカや韓国が全然助けてくれなかった。「邪魔だった」と言われるのなら、こちらが「めぐみさんを助けられる作戦計画を作れ」と言ってもやらないでしょう。
 実は家族会・救う会では何回も訪米していますが、その度ごとに国防総省を訪問しています。そしてこういうことを言っています。「5029という混乱事態の作戦計画があるでしょう。その中に被害者を助けるという作戦計画が入っていますか」と。
 すると、国防総省の課長とかいう人が、「西岡教授、あなたの言うことはよく分かった。しかし、作戦の内容は秘密だ」と。しかし、何を言っているのか分からないという目つきではなかった。少なくとも第一次安倍政権以降、政府レベルでそういう対話がなされていると間接的に私は察知しています。
 しかし、アメリカまで届くミサイルを日本が撃ち落とす技術を日本が持っているのに撃ち落とさないというような国がいくら頼んだって、危険を冒した武装解除の作戦計画を少し変えてくれるのか。それさえも今できていなかったんです。そして安倍政権でなかったら、ここまでも動かなかった。これだけでもやってもらわないと困る。
 しかし、アメリカの艦船が日本人を助けてくれるときに、それを守ることさえできない。日本がアメリカ人も含めて助けますよと輸送くらいすれないいと思いますが、そういうことを後方支援の部分でやって、あと戦費の問題、武器弾薬の補給の問題をかなりの部分る。
 その代り、こことここにはいる可能性があると。そこに日本の連絡将校が一緒に行って、陸でまず「めぐみさんいますか」というようなこともやり、「います」と言って武装したゲリラが出てくるかもしれない。それはぎりぎりの所ですが、これは本物かもしれないという時、アドバイスできる人間を行かせるようなことは今の枠組みでもやってもらいたい。
 本来なら、有本さんのお父さんがいつもおっしゃっているように憲法改正することが正しい姿だと私も思いますが、その政治課題は別として、被害者はいまでも助けなればならないわけです。


  
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