救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会79」全記録



◆「自衛隊の特殊部隊を投入することは憲法の解釈上できない」と安倍総理

西岡 潮さんは安保の専門家ですから言いたいことがあることはよく分かるんですが、ここは拉致の集会ですので、拉致に話を戻しますと、私の理解では、安倍政権になって新担当大臣のもとに与野党協議会が置かれて、野党も含めて各党の代表が拉致問題について意見交換する協議体ができました。
 そこで被害者を救出できるように、自衛隊法を改正すべきだという議論が行われてきたと理解しています。また、拉致議連や自民党の拉致対策本部の中でもそういう議論がなされているのを私は目撃しています。
 実はそのもとになったのが、ここにいる3人が主要メンバーでもある、櫻井よしこさんが理事長の国家基本問題研究所が出した政策提言で、自衛隊法を改正して、あるいは特措法を作って、朝鮮有事の際に被害者を自衛隊が救出できるようにすべきだ、そのためにこういう骨子の法律が必要という提言をしました。
 その時の我々の議論の中では、そのことは憲法違反ではないという立場で議論をしましたし、与野党協議会でも、民主党も含めて議論をしているわけです。公明党も入ったところで議論されているわけです。議論されたことが認めたということにはなりませんが、法制懇の4つのポイントとは別に進んできた、自衛隊を使った被害者救出のための法的整備の問題と、この報告書、あるいは安倍政権が今やろうとしていることの関係をどう整理すればいいでしょうか。
 その点については今年の国会で議論になり、安倍総理が答弁をされています。その際、「自衛隊の特殊部隊を投入することは憲法の解釈上できない」と、国会で総理として明言されています。その経緯を踏まえると、この問題が前向きに解決されていくという可能性はほとんどない。残念ながらそう言わざるを得ないのではないかと思います。
 総理会見では、憲法の平和主義ということを、例えば2番目の「軍事的措置を伴う国連の集団安全保障措置」の提言を却下する論拠としても用いられているわけですので、おそらくその方向に向かって進むことはないだろうと、残念ながら思います。

  
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