救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国際セミナー「北朝鮮は世界の拉致被害者をすぐに返せ!」全記録



第1部 国連調査委員会報告をどう活かすか


櫻井よしこ

 ここから第1部の討論に入りたいと思います。私たちは極めて画期的な国連調査委員会の報告を受けましたが、これは第1段階に過ぎません。この調査委員会の報告を現実にどのように活かしていくのか。
 現実化していくためには、ただ単に正義を語るだけでは足りないわけで、北朝鮮の後ろに控えている中国、これは報告の中でもはっきりと明記されていますが、このような国々をどのように動かしていくのか、国際世論をどういうふうに作っていくのかということを考えなければならないと思います。
 今私たちが直面している国際社会の潮流は並大抵のものではありません。アメリカのオバマ大統領がどちらかというと内向きになっていて、国際社会のもめごとにはあまり関与したくないとでもいうかのような姿勢を垣間見ることがしばしばです。
 そのような中で、人類が作る21世紀の地球社会で、このような人道に対する犯罪が行われ続けていいはずがありません。しかもその国は私たちのすぐ身近にある。私たちは直接国民を拉致されて巻き込まれているわけですから、ここは日本国民全員が心を決めて、国連の委員会の調査報告書というものを現実政治の中で、現実世界の中でどうやって活かしていくのかについて、しっかりと議論をして、決意を持って実行していかなければならない。
 その観点から、ヒューマン・ライツ・ウォッチの日本代表、土井香苗さんは、これまで世界の人権問題についてはっきりしたメッセージを発信してこられましたし、ヒューマン・ライツ・ウォッチ自身がメッセージを発するとともに取り組んだ行動力で、世界の人権状況の改善に努めてこられました。
 そのような観点から我々は今何をすべきか、他国にどのような圧力をかけるべきか、そういうことを具体的にお話しいただければと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。


  
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