救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「すべての拉致被害者を救出するぞ! 国民大集会」全記録



◆全国に山ほど情報があるはず


荒木和博 本日皆さんも大変な中お出でいただきましたが、特定失踪者のご家族は、昨日まで18人の方がお見えになる予定でした。しかし、残念ながら、新幹線、飛行機等が動かなくて、大部分の方が欠席されてしまいました。お気持は、ここにきて訴えたかったということであろうと思いますので、まず、来られなかった方のお名前だけご紹介いたします。
 昭和43年4月に失踪された早坂勝男さんのお兄さん、早坂勇治さん。弟さん、早坂胞吉さん。
 昭和47年4月に失踪された山下綾子さんの従兄、長島清志さん。
 昭和49年2月24日に失踪された大沢孝司さんのお兄さん、大沢昭一さん、大沢茂樹さん。
 昭和59年6月4日に失踪された山本美保さんの妹、森本美砂さん。
 昭和64年12月4日失踪された秋田美輪さんのお父さん、秋田正一郎さん。お姉さんの吉見美保さん。
 昭和62年11月に失踪された佐々木正和さんのお姉さん、佐々木美智子さん。
 平成3年3月28日に失踪された大政由美さんのお母さん、大政悦子さん。
 平成7年3月26日に失踪された植村留美さんお父さん、植村照光さん。お母さんの光子さん。
 平成8年4月14日に失踪された安西正博さんのお父さん、安西茂雄さん。
 平成9年4月24日に失踪された宮内和也の義理のお兄さん、澤香苗さん。
 平成13年9月13日に失踪された後藤美香さんのお父さん、後藤日出男さん。
 以上の方々が残念ながら今日ここにお見えになることができませんでした。

 お見えになっているご家族は、
 昭和36年10月1日に失踪された齋藤良司さんのお弟さん、齋藤正治さん(拍手)、
以下同じ)。
 昭和51年3月6日に失踪された藤田進さんのお弟さん、藤田隆司さん。
 昭和47年11月1日に失踪された生島孝子さんのお姉さん、生島馨子さん。
 先日、特定失踪者問題調査会の事務所にあるご家族の方からお電話がありました。ご主人が失踪されている方で、奥さんからでした。「実は主人と会いました」というお話でした。ちょっとびっくりしたんですが、お話は、バスの中でご主人と会った、と。元気か、と声をかけられたというお話でした。結論から言いますと、これは奥様が認知症だったのだろうということです。
 先日皆さんニュースでご覧になったと思いますが、特定失踪者の一人小山修司さんが、船の中にあった網を巻くリールの中に巻き込まれて亡くなっていたという事件がありました。
 我々は、消息が分からないたくさんのご家族と一緒にこの活動をやっているわけですが、果たして認知症になって、ご自分の意識の中でご主人と再会できたというのがいいのか、それとも何年か経ってから、このような悲惨な形で、これは事故であろうと、北朝鮮で亡くなっていようと同じことだと思うんですが、それでも消息が分かった方がいいんだろうかということを、この二つのことから考えさせられました。
 小山修司さんの話があった時に、私が思い出したのは、一つは山本美保さんのDNAデータ偽造事件、あの県警の発表があった時。そして平成14年の9月17日の時の、飯倉公館事件。あの時、「死亡」と伝えられた時の思いでした。
 あの時は、両方とも後に嘘だと分かりますからよかったんですが、本当であればこれはどうしようもないことで、我々としてこの点を改めて重く感じています。
 ともかく一人でも多くの方が、ご無事でご家族と再会をしていただく。北朝鮮におられる方すべて取り返すことが必要ですが、その間、おそらく我々は見なければよかったことも知らなければいけない、その覚悟を持つことが必要と思っています。
 事務的なことですが、私たちは一昨日14日に理事会を行い、いくつかのことを決めましたので、そのことを発表させていただきます。
 まず今続けている10,000キロ現地調査ですが、昨日、千葉県南房総で行いましたが、これを今後来年にかけて次のように行います。
 11月山口、26年1月鹿児島県大隅半島、3月愛媛・高知、5月北海道道北、7月山形、9月京都、11月広島・岡山という順番で現地調査を続けます。
 また、第二次人権救済申立はこの間結論が出まして、既に古屋大臣、安倍総理そして警察庁長官に対し、要望書が伝えられています。今日ここにお見えのお三方の内、生島孝子さん、そして藤田進さんについて結果が出ていまして、どちらも「拉致とする相当の疑いがある」ということを、日弁連という第三者機関が判断をしたということです。
 藤田さんはそこに写真がありますが、2枚の写真、これは北朝鮮から出てきた写真、そしてもともとの藤田さんの写真。これが一致するものであるということは書類を持って藤田さんに伝えています。このことを政府としては、是非重く見ていただきたい。また、生島孝子さんにつきましては、韓国におられる呉吉男(オ・ギルナム)先生が平壌で目撃していまして、この証言も日弁連は全面的に採用して、「拉致の相当の疑いがある」と言っています。
 今回、木村かおるさん、加瀬テル子さん、日高信夫さん、園田一さん・トシ子さん、萩本喜彦さんと合わせまして7件8人、前回の第一次が16人です。是非この方々について政府として一層の取り組みをお願いしたい。また、議連も国会等で取り上げていただきたいと思います。
 それから先日来報道されている昭和42年11月に北海道雄武(おうむ)沖で失踪した圭運丸の事件ですが、これについて海上保安庁はすでに海底の調査等を行っています。しかし、残念ながら海底で圭運丸を発見するには至っていない。今後この事件は、当時の工作員の動き等からして拉致であることは間違いないと我々は思っていますので、二つのことを考えています。
 一つは刑事告発。これは海上保安庁にやるのか、警察にやるのか、あるいは検察にやるのかまだ決めておりませんが、法律家の会と相談して考えていきたい。それから今色々と資料を集めていますが、海底の調査も、海上保安庁が見つけられないのであれば、我々が民間の力で見つけるということも可能ではないかと思っています(拍手)。
 それから先日、先ほど西岡さんと惠谷さんの発表の中にもありましたが、あの吹上浜に現地調査に行ってきました。これは実は今年の5月から吹上浜に関して、多数の情報が出てきている。「不審な人物を見た」とか「襲われた」とか、そういう情報が次から次へと出ていまして、これについての検証をしてきました。
 我々としてはもう1回、全部の情報を見直す必要があるのではないだろうかと思っています。正直に言って、先ほどの西岡さんと惠谷さんの発表と私たちの考えは若干食い違う部分があるんですが、しかし、今回の様々な情報の出方を考えると、もう1回我々自身がやってきたことを一度ゼロにしてでも、もう1回情報を集めなおさなければいけないと思っています。
 ここにお出での方々の中に、地方議員の先生方も、国会議員の先生方もおられますし、全国で活動されている方々もおられます。吹上浜で、35年経ってあれほどの情報が出てきたのであれば、全国に山ほど情報があるはずです。
 そもそも小浜や柏崎でこういう情報が出てこないこと自体がおかしい。絶対に眠っています。それ以外の地域でも眠っているはずです。皆さん、もし情報が何かあれば、ぜひお寄せいただきたいと思います。
 警察は捜査機関ですから、受け取ってしまうとそれを表に出すことは基本的にできません。ですから警察にも出していただきたいんですが、できればこちらにも1回出していただいて、それから警察にも行っていただくということをお願いしたいと思います。
 昨日の現地調査の最後のところで、私がもう一つ兼務して代表しております、予備役ブルーリボンの会という予備自衛官あるいは元自衛官で作っている会で、シミュレーションを行いました。拉致及び海上からの工作員浸透のシミュレーションを行いました。
 幸いにして昨日は天気がよかったんですが、波はものすごく荒れていました。水中スクーターを使って上陸するところをやったんですが、工作員役の二人は特殊部隊にいた人と、それと同等の身体能力を持つ会員でしたが、普通の人だったら絶対に遭難しているはずです。
 改めてあの状況を見て、美浜の工作船の時もそうですが、工作員の死体が出てきている。死ぬことを覚悟してやってきているわけですから、我々としてもその覚悟を持って当たらなければいけないと思っています。
 予備役ブルーリボンの会では現在、揚陸、場合によっては部隊が上陸することとして、そこの地理的状況等を調査する準備をすすめることにしました。ほったらかしておいて自衛隊にやれといってもやりませんから、我々として進めていこうということで、実際に何ができるかやっていきたいと思っています。
 是非、皆さんのお力、そして今日ここにお見えの政府あるいは議連の方々のお力で、自衛隊に対して、拉致被害者を救出するための任務付与を行っていただきたい(拍手)。世論の力で是非ともやっていただければ、必ずそのための行動を始めることができると思います。すべての可能性を追求するということ、私も何回も同じことを申しあげていますが、改めて全力を尽くします。
 皆様のご協力をお願いして、私からのご報告とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。


司会 ありがとうございました。天候の悪い中お集まりいただきましたが、壇上とボランティアも合わせて、主催者発表で1200人がこの台風の中集まりました。ありがとうございます(拍手)。


  
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