救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

家族会・救う会の新運動方針と米朝首脳会談-東京連続集会報告



◆北朝鮮批判に時間をかける時ではない

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
 皆さん、こんばんは。配布資料の中に、飯塚代表と西岡会長の直筆のサインがあるものを読ませていただきます。
 今西岡先生からもお話がありましたが、こういうものを我々が出すのは初めてです。なんとか全員帰国のために我々のメッセージが金正恩委員長に届けなくてはいけないということで、このメッセージを発信したわけです。では読ませていただきます。

−−家族会・救う会の北朝鮮指導者へのメッセージ−−
「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」
 私たちは1997年以来、拉致された日本人被害者を救出するための国民運動を進めてきた家族会と救う会です。家族会は拉致被害者の両親や兄弟、子弟などの組織です。救う会はそれを支える国民有志の組織です。
 私たちの活動の目的はただ一つ、全拉致被害者の帰国です。それ以外、何も求めていません。愛する肉親に数十年も会えず、ひたすら帰りを待ち続けている親兄弟の張り裂けるような胸のうちをぜひご想像ください。
 昨年、金正恩委員長は活発な首脳外交を展開されました。残念ながら日本との首脳会談は実現しませんでしたが、6月の米朝首脳会談ではトランプ米大統領から安倍晋三首相の拉致問題に関するメッセージをお聞きになったはずです。
 安倍首相は「最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。」と本年1月28日の施政方針演説で述べました。
 全拉致被害者の即時一括帰国が実現するのであれば、私たちは帰ってきた拉致被害者から秘密を聞き出して国交正常化に反対する意志はありません。
 強調いたしますが、家族会は拉致被害者と静かな日常生活を送ることを切望していますし、救う会もその実現を日本政府に求めるだけです。
 私たちは、ここで金正恩委員長に「全拉致被害者の即時一括帰国を決断していただきたい」と強く訴えます。

金正恩国務委員長 殿


 こういう形になっています。皆様これを読んでお気づきの点があると思います。国務委員長という役職を付け、殿と敬称をつけたことです。これはこれまでと大きく違う点です。文字にしてしまえばあまり変化はないように思えますが、この問題の一番わかりやすい原点というのは、北朝鮮で親子三代に渡る加害者であるということ、北朝鮮は犯罪国家であること、私たちは大切な家族を拉致された被害者であり、また日本は主権侵害された被害国です。
 被害者、被害国がわざわざ加害者、加害国に対して「殿」という敬称をつけるのはいかがなものかという議論は相当ありました。救う会全国幹事と家族会メンバーが2月にこの問題を議論した時に、「家族会の皆さんはこのメッセージに怒りを明確にするべきではないか」、「もっと本音で語ればどうか」という言葉もいただきました。
 そういう気持ちは私たちは個人としてはあるわけですが、被害者は40年、50年帰ってこれない、一日も早く帰りたい。待っている家族は取り戻したいという気持ちがある中でこれ以上時間をかけてはいけない、答えを獲得する方が大事なんだということで、本当に悔しい気持ちでいっぱいですが、メッセージを伝えていくこと、金正恩委員長にこのメッセージを見ていただくことだ大事だと考えて、こういう表現でもメッセージを発した経緯があります。
 これが色々な形で、側近が見るとか、インターネットで金正恩委員長が見るとかどうかは分かりませんが、今回の米朝首脳会談でアメリカから2回にわたって拉致問題が提起されたことを考えると、少なからず、「知らなかった」とは金正恩委員長は言い切れない立場があると思います。
 今回の米朝首脳会談は合意には至らなかったわけですが、拉致問題が晴れて全面解決するために、日本そして世界の力を借りて大きく前進してもらいたいと願っています。



  
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