救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致問題の現在−なぜ今チャンスと言えるのか 東京連続集会103



◆自民党総裁選での記者発言は、一部の人を見捨てろということか

西岡力(司会、救う会会長)
 先ほど統一戦線部のことを言いましたが、配布資料に私が「正論」11月号に書いたものがあります。日本記者クラブで行われた自民党総裁選挙の討論の様子の一部を引用しました。日本記者クラブでの討論会は石破候補と安倍候補がやりあう場面もあったのですが、それぞれの候補に対して、日本記者クラブを代表して、日本のマスコミの記者が質問する場面がありました。
 安倍総理に対する質問の中に拉致問題が含まれていました。ある記者がこう質問しました。
 拉致問題で一つ懸念していることがある。安倍晋三首相は「拉致被害者、生きて全員奪還する」とおっしゃってきた。北朝鮮との事実認識の差を埋める努力をしなかったのが、拉致問題を長引かせた一つの要因だと思う。拉致問題のゴールはどこにあるのか。何を解決すれば拉致問題の解決になるのか。首相がずっと「全員奪還」とおっしゃったが、本当に確証があったのか。もし不都合な真実が出てきたらどういう責任を取るのか。教えて下さい。
 こういう質問がありました。「北朝鮮との事実認識の差を埋める努力をしなかった」と言っています。今の時点で日本政府は、北朝鮮の言っていることは根拠がないと言っているのです。証拠がないから。
 拉致対の白いパンフレットは本当によくできています。これは拉致対のホームページからダウンロードできるものですが、写真もいっぱい入っています。そして北朝鮮が「死亡」の根拠として出してきたものは何もないことが分かると思いますが、その記者はこれを見ていないのか、事実認識に差があると言っています。中間に立っているんです。今の時点で。
 北朝鮮は「8人死亡」と言っている。「5人を返したのでそれ以外の拉致被害者はいない」と言っている。日本は、「少なくとも17人はいるはずだ。あと4人は絶対いる。「8人死亡の証拠はないので全員生存を前提に助ける」と言っているわけです。また「それ以外にもいる可能性がある」と。
 北朝鮮側はもう終わったと言っている。その差を埋める努力をするという。中間に立って差を埋める努力をしなかったから解決できない、と言っています。それが長引かせた要因だ、と。一部の人を見捨てろとしか読めない暴言だと思います。
 「不都合な真実が出てきたらどういう責任を取るのか」という質問にもあきれ果てる。もし死んでいるなら、拉致して、死亡させた側が加害者です。北朝鮮側が責任をとるべきです。なぜ、安倍首相の責任を問うのか。管理していた人間が殺したのなら北朝鮮の責任じゃないですか。そして死亡の証拠を出していないと言うのが事実です。なぜこういうことが言えるのか。ほんとうにあきれ返るとうなことですが、それは日本の大手マスコミを代表するような記者の質問です。
 それに対して安倍総理の答えは、大変しっかりしています。

 日本人を拉致したのは彼らです。一体どうやって、何人拉致をしているかという全貌は、私たちは分からない。はっきりと認定できているのは17人であります。そこで、死亡したという確証を、彼らは出していないわけです。彼らが送ってきた遺骨は実は違った。であるならば、政府としては、生きているということを前提に交渉するのは当たり前じゃありませんか。私たちがそうではない(生きていない)と疑っているということになれば、彼らは「自分たちが言っている通りでしょう」ということになる。
 拉致問題を解決するというのは、まさに実際に実行している彼らが私たちを納得させるということに他ならないわけであります。まさに実行したのは彼らであって、拉致をされたのは日本側であります。その観点を忘れては、まさに北朝鮮の思うツボなんですよ。この思うツボにはまってはならないわけでありまして、われわれが死亡を確認できない以上、政府として生きているということを前提に交渉しなければならない。


 こう言っています。これは我々の立場と全く同じです。しかし、日本の言っていることと北朝鮮の言っていることの事実認識の差を埋めるべきで、そのために合同調査委員会を作ろうと言っている人たちがいるということです。


  
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