救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告



◆国会議員は1日10秒でもバッジをつけて拉致を意識してほしい

増元照明(増元るみ子さん弟)
 皆さんこんにちは。本日は大勢の皆さんに来ていただき、ありがとうございます。
 15年前他界した父が、最後の声をふりしぼって、「日本を信じろ」と伝えました。その中で日本に裏切られ、日本に期待しながらも裏切られ、それでも最後の最後まで「日本を信じろ」と言った父の意思を私は受け継いでいきたいとは思っています。
 最後の最後まで日本の力を、日本国民の皆様の力を信じたいと思って、今回の正念場を迎えました。
 昨年末、母が他界した際、私は母には、「もう40年苦しんだからゆっくりしていいよ」と言いました。残念ながらああいう形でした実の娘に会えない。自分の肉体を失ってしか会えないというこのような状況を、今後続けさせるわけにはいかないという思いで、強くしています。
 今度の米朝会談、それに続く、もしかしたらあるかもしれない日朝会談。必ずことで日本政府が以前から言っている「拉致・核・ミサイルの包括的な解決」。アメリカは圧力をかけて核・ミサイルを放棄させる。日本は拉致問題で被害者を取り戻す。「包括的」と言った日本政府の手段はこれしかないんです。
 日本政府は、日本の国会議員の皆さんは、全精力を集中してやってもらわなければ困るんです。やっていただきたいんです。是非お願いしたいと思います。
 先日関西のテレビに出て、言ったんですが、ここ2、3か月でいいです。すべての国会議員の皆さん、すべての国民の皆さん、毎日ブルーリボンやバッジを付けていただいて、一日1秒でも10秒でもいです。まだ帰ってきていない日本の拉致被害者がいるということを意識してください。
 そうしなければ、拉致被害者を取り戻そうというその思いが伝わりません。いや、伝えていただきたいんです。北朝鮮に、日本政府に。国会議員の皆さんには色々とイデオロギーがあるでしょうが、1日1回バッジを付けて拉致被害者の存在を確認してください。そして自分たちが取り戻さなければならないという思いを強くしてください。
 共産党の方々も社民党の方々も、何もしなくていいんです。1日10秒でも、20秒でも日本人拉致被害者がいるということを忘れないでいただきたいんです(拍手)。それだけをおねがいしたいと思います(拍手)。


  
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