救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告



◆主権国家としての日本の力の見せどころ、正念場

山谷えり子(自民党拉致問題対策本部長、参議院議員)
 拉致問題の解決に向けて、強い思いでお集まりいただき本当にありがとうございます。北朝鮮をめぐる情勢が大きく動き始めました。それには安倍総理の、拉致問題を解決する、これが最重要、最優先課題だという使命感とともに、北朝鮮という国をしっかりと見つめ続けてきた。だからこそ国際平和のためにも北朝鮮問題、こうしなければいけないということを、日米の連携、そして国際社会との連携を強めていく中でこのような状況が作られたのだと思います。だからこそ、今の状況を拉致問題の解決につなげていきたいと思います。
 5日ほど前、横田滋さんを病院にお見舞いさせていただきました。声もお言葉もなかなか十分に出すことができない状況でしたが、めぐみさんの写真を見せて「総理はこれからトランプ大統領としっかり話をされますよ」と。
 そして私もそうですが、拉致議連のメンバー、ゴールデンウィークには訪米して、さらに政府関係者や国連関係者と会いながら、必ず結果を作るように頑張っていきます。
 「めぐみちゃんに早く会いたいですね」と言いましたら、目がカッと光を持って開いて、輝いて、本当にふりしぼるような声で、「あ、い、た、い」とおっしゃいました。
 本当に被害者の思い、家族の思い、そして特定失踪者の思い、そして主権国家としての日本国民の思い、すべてを本当にこの機会に解決に向けてつなげていきたいと思っています。
 一昨日、朝鮮労働党総会で金正恩委員長の報告がありましたが、「非核化」とは言っていません。むしろ、核保有国宣言のようにも読み取れる報告でした。北朝鮮は核保有を憲法に明記し、昨年11月には核保有国になったということを宣言しています。容易ではありません。
 私たち日本は、北朝鮮にだまされ時間稼ぎをされてきた。そして北朝鮮とはどういう国かということをよく分かっている国です。だからこそ、これからも拉致問題解決のためにしっかりと国際連携を強めて、圧力を維持し続ける。拉致被害者がすべて日本に帰国するまでは決してその動きをやめないということをお誓いしたいと思います。
 自由民主党は、拉致問題対策本部として様々な制裁の項目、あるいは履行状況、あるいは国際連携の議論をして、また平壌に各国の大使館がありますが、そうした国々の在京の大使と意見交換もしてきました。そして情報をたくさん持っている国々があります。そうした国々とも意見交換をしています。
 昨年末には、対北朝鮮総合政策検討会議を、11人のインナー会議で秘密会ですが、もっと深い情報を共有しながら、様々なことを行っています。拉致問題解決のために、あるいはもしもの有事の時にはどうするかということを、かなり突っ込んだ意見のやりとりをしています。
 総理とはここ3回ほど、拉致問題について話をしました。総理の戦略性、そして現実を見るしっかりとした目。おそらく日米首脳会談では相当突っ込んだ、作戦会議のような、戦略会議のようなことも行われたのではないかと思っています。
 そうした流れを受けながら、このゴールデンウィークには拉致議連が、自民党からも複数、これまでも様々な制裁や各国との連携強化に努めてきた議員が訪米します。拉致議連、家族会、救う会、そして特定失踪者のご家族で、政府はシンポジウムも考えています。
 ここまで広がりつつある拉致問題の深刻さの国際社会での認識、これを必ず解決への力とすべく、努めていきたいと思います。主権国家としての日本の力の見せどころ、正念場です。
 皆様と一体となって国際世論を国内世論の強い力で動かしていきたい。そして、すべての被害者が帰り、家族の皆様と抱き合う日を早く、早く実現させていきたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 山谷さんありがとうございました。次に公明党拉致問題対策委員長、衆議院議員の竹内譲さんです。


  
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